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ネオ・ウルトラQ もっとも臭い島

さてネオ・ウルトラQ第6話「もっとも臭い島」の感想である。
(以下、ネタバレ感想)

上田優希は孤島に遭難し怪獣「セーデガン」と遭遇する。
セーデガンと心を通じ合わせるも、救助された上田優希。
東京(?)に戻った彼女はセーデガンの体液から未知の臭いを発見し、セーデガンの体液を原料に香水「セーデガンヌ」を開発、販売する。
しかし日本政府に発見されたセーデガンは、自衛隊により退治されてしまう。
原材料の採取が不可能な「セーデガンヌ」の開発は不可能と思われたが、しかし優希の鼻は「セーデガン」のそれと同じになり、体液は採取可能になっていた。

ミイラ取りがミイラになる(ちょっと違うか?)という、まあ古典的な話ではある。

上田優希どうしてセーデガンになってしまったのか?
考えられる原因は次の3つである。
 1.孤島に遭難していたとき、セーデガンの体液で怪我を治したことによって。
 2.その島で食べていた奇妙な果実によって。
 3.セーデガンを退治したとき、大量の血液が飛び散ったが、それを浴びたため。
どれが直接的な原因であったのか判断するのは難しい。
ただ個人的には、消去法ではあるが、上記2が原因でないかと思う。
優希がセーデガンと化したことから、セーデガンは人間を変質させる能力を持った怪獣であることが考えられる。もっと云ってしまえば、あの孤島で退治されたセーデガンも元々は人間だったのだろう。
上記1又は3がセーデガン化の原因だとすると、セーデガンが存在するには他にもセーデガンが必要だ。しかし映像を見る限りでは、島には他の個体や死骸は島にはなかった。
よって、2「島の果物を食べたため」となる。
まあ島の外で感染した人間が漂流してセーデガン化した、という可能性もあるが…。

しかしセーデガンが元々人間だと考えると、セーデガンが優希の世話をしたのは、彼は仲間が欲しかったのではないだろうか。もし優希が救助されずにあのまま島に居続けたら、セーデガンの雌ができあがり、或いはあの島でセーデガンが繁殖していたのかもしれない。
親切そうに見えて、下心がアリアリだったわけだな、あの怪獣。

冒頭に麝香(じゃこう)の話が出たように、香料のために乱獲される動物がいる。
ジャコウジカからは香嚢という器官が採れる。最初うちは不快臭がするそうだが、乾燥すると香料として利用できるようになるという。
今回のセーデガンも最初のうちはとても酷い臭いであったが、やがて香しい香りになった。
有名な話ではあるが、有機化合物としてインドールと言うモノがあり、これは大便臭、つまりおならと同じ臭いがするのだが、薄めると花の香りになる。
つまり臭いには濃度が関係してるのだな。
セーデガンの臭いもコレと同じなのだろう。
薄いと香水の香りだが、濃いと不快臭になる。


それにしても、物語の冒頭、優希は何故、孤島に流れ着いていたのか。
旅行鞄があることから旅行中ではあったようだ。離島に休暇に行こうとして、船が難破でもしたのだろうか?
そうだとしても他に流れ着いた漂流物もないし、荷物を含めて海から上がってきた様には見えない。
(まさか飛行機が墜落したわけではあるまい)
本人の意思によってあの島にいたわけでもないようだし、第三者によって意図的にあの島に放り出されたのではないだろうか?
昔の船乗りよろしく、何かトラブルに巻き込まれて、孤島に捨てられた?
或いはセーデガンに対する生贄の為に拉致された?
ううむ、実のところ、優希があの島にいたことが、実は最大の謎であったりする。

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