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私的SKE48論2nd(その17)

今回のお題は「48プロジェクトを脱退したメンバーには、将来的に芸能界で復活の目は存在するのか」

 少なくとも過去のデータから見る限り、復活の可能性はゼロです。まず考えて欲しいのは、1999年以降に大ヒットを飛ばした全盛期のハロプロのメンバーのその後についてです。確かにほとんどの主力メンバーがスキャンダル絡みで辞めているので非常に条件が悪かったのは事実ですが、それにしてもまともに大成したメンバーが一人も居ないと言うのは衝撃的です。モー娘のエースだった後藤真希ですらソロ歌手としては全く芽が出ず、ほとんどスキャンダルが無かった筈の松浦亜弥も25歳にして鳴かず飛ばずで芸能活動休止宣言、辛うじて売れているのはすっかりリアクション芸人と化した矢口真里位ですが、到底“みんなのあこがれの対象”と呼べる存在ではありません。何故こんな事になってしまったのかと言えば、恐らくアイドルとしての訓練しか受けてこなかった彼女達にとっては、アイドルを辞めた後の準備が(スキル的にも人脈的にも精神的にも)根本的に足りなかったのが最大の敗因ではないでしょうか。

 翻って48プロジェクトのメンバーについてですが、果たしてどうなれば卒業の準備が整ったと言えるのでしょうか。仮に総選挙の順位で言えば、一体何位になれば卒業後も芸能界の一線級で活躍できるのでしょうか。現時点での48プロジェクト卒業生の成功例は、(かなり拡大解釈したとしても)前田敦子と大島麻衣の二人のみ。筆者的には大島麻衣の卒業当時の人気は篠田麻里子を上回っていたと考えており、仮に2008年度に総選挙を行っていたとしたら、大島麻衣は神7に入っていた可能性が極めて高いと考えます。という事は、やはり神7圏内に複数年間入り続けることが、卒業後も芸能界で成功出来る一つの目安と言えるのかもしれません。ではもしそこまで辿り着けなかったとしたらどうでしょう(←大半のメンバーは辿り着けませんよね)。その場合の最善手は、恐らく出来るだけ長く48プロジェクト在籍し続け、48プロジェクトの看板を利用して仕事を取り続けること、それしかありません。その間にやれることがあるとすれば、とにかく最大限の努力をしてキャラを立ててスキルを上げて人脈を作り固定ファンを増やし続けて、来るべき卒業の日に備える事だけです。ここで絶対に勘違いしてはいけないのは、48プロジェクト在籍中に得た仕事は全て<<48プロジェクトの看板によって得た仕事であって、自分の実力によって得たものでは無い>>という事です。ここを勘違いすると、悲惨な未来しか待っていません(泣)。48プロジェクト在籍中に得た成功は全て48プロジェクトの看板によって得られた物であり、卒業して個人になってしまえば、在籍中と同程度以上の成功を得ることは基本的に不可能です。また全アイドルの中でも48プロジェクトは最も恵まれた存在であり、他のアイドルに移籍する事(あるいはソロデビューする事)も絶対的なキャリアダウンしかもたらしません(※現時点での成功例はゼロです)。以下例を挙げてみましょう。

 まず最初に「他のアイドルに転職する」場合です。48プロジェクトのメンバーは基本的にアイドルとしての訓練を受けてきたわけだから、これが最も過去の経験値と人気を維持し続けられる理想的な転職だと感じられるかもしれません。・・・でもね、過去に成功例は一つも無いんですよ。そして恐らく今後も成功する例は一つも無い筈です。きっと転職した人達は全員、どれだけ48プロジェクトが恵まれていたか(あるいは元48プロジェクトという看板がどれだけ卒業後に邪魔になるか)に後から気がついて、物凄く後悔していると思うんだよね。

星野みちる(一期生):2007年にシンガーソングライターとなるも、現在に至るまで個人としてはメジャーデビューに至らず

大江朝美(一期生):2010年より「DokiDoki☆ドリームキャンパス」(非メジャー系)の一員とし活動するも、2011年芸能界から引退

増山加弥乃(一期生):2010年6月にアニメ『ジュエルペット てぃんくる』主題歌にてCDデビュー。2011年に芸能活動休止。

早野薫(二期生):2012年6月にソロCDをリリース(インディーズ)。しかし現在は所属していたトヨタオフィスから離脱し(筆者的には)現在消息不明

成瀬理沙(四期生):2010年より「なないろファンタジー」(非メジャー系)の一員として活動するも、2011年に活動休止。

小野恵令奈(二期生:第一回総選挙11位・第二回総選挙15位):2012年にワーナーよりソロデビューし、1STシングルは3.1万枚売り上げるも、2NDシングルは1.2万枚に激減(※一応芸能界で成功の目安と言われているのは2万枚とのこと)。分不相応のレコ大優秀新人賞が最悪

古森結衣(HKT一期生):2012年9月30日に下関の地方アイドルとして再デビューすると発表。そのプロデューサーが主催するFMラジオ「カモン☆アイドル巌流島」では“江藤彩也香生誕特集”の放送を目論むなど(←結果的に放送出来ず。圧力が掛かったか?)、48プロジェクトに対して徹底抗戦の構え。筆者の私見として言わせて貰えば、もし本気で芸能界に爪痕を残そうと思うのならばここまでやらなきゃ駄目なんじゃないかと思うんだけど。超楽しそうなんで、筆者的には絶賛注目中♪

あと研究生に関しても、上遠野瑞穂(六期生)は「愛乙女DOLL」(非メジャー系)の一員として、三木にこる(八期生)は「C*LOVER(非メジャー系)の一員として、坂本莉央(八期生)は「Barbee(非メジャー系)の一員として活動するも、当然のごとく芳しい結果は出ていません(だって皆様も、こんなマイナーなのほとんど聞いた事ないでしょ?)。また金沢有希(十期生)は「iDOLStreetストリート生」(エイベックス)の一員となるも、前にスパガとチキパがつかえている現状を考えると、年齢的にも(現在19歳)かなりきついのではないかと推測されます。つまりここから得られる結論は、例えAKB正規メンバー出身だろうが研究生出身だろうが、一旦卒業したら<<アイドルとしてのつぶしは一切利かない>>という事です。セカンドチャンスなんて、有り得ないんですよね。

 次に復帰組の場合。某チームMの元エースのように「またいつか48プロジェクトに戻ってきたい」といって辞めるケースは非常に多いのですが(←単なるリップサービスだったら別に構わないんだけど)、果たして一旦辞めてから出戻っての成功例はあるのでしょうか。

菊地あやか(3期解雇⇒7期正規昇格)(19歳)

村中聡美(4期セレ落ち⇒8期セレ落ち)

藤本紗羅(4期セレ落ち⇒9期セレ落ち)

鈴木紫帆里(7期辞退⇒11期正規昇格)(18歳)

筆者的には「成功例は無い」と断言してしまって良いと思う。もし菊地あやかが解雇されることが無ければ、恐らく選抜常連になっていた可能性は高いと思うし、最低でも渡り廊下走り隊の準エースになっていたのは確実。また鈴木紫帆里に関しても、昔は元生徒会長らしく凄く自分に自信を持っている所が好きだったんだけど、復帰後はすっかり腰の引けた人になっちゃいました(泣)。これは復帰組全員に言えることなんだけど、遠回りした約2年は本来ならば年齢的にアイドルとして全盛期とも言える2年間だったわけで、仮に正規メンバーに昇格出来たとしても、もはやこの時間はとり返しがつかないんですよね。つまり<<復帰後には、(例えどれだけがんばろうとも)復帰前より大きい成功を得る事は非常に困難(且つ現在までに成功例無し)>>と言えるでしょう。というか、そもそも今後は復帰出来るかすら怪しいわけで、噂によると金沢有希(十期生)も一度はAKB復帰を目指したものの、オーディションに受かる事が出来ずに「iDOLStreetストリート生」になったという説もあります。他のメンバーとの兼ね合いを考えれば、仮に能力的には合格水準に達していたとしても、あえて復帰組は合格させないと言う運営の判断も当然ある事でしょう。…つまり一旦48プロジェクトを離れて、改めて再挑戦するという選択肢も、基本的には存在しない事になります。つまりもし“がんばり所”というのが有るとすれば、それは一旦辞めてから復帰する為に“がんばる”のでは無くて、<<どうやったら辞めずに済ませられるのか>>という所にこそ、死ぬほど“がんばる”必要があるのではないでしょうか。例えば<<怪我をした事にして長期休暇をとってみる>>とか<<思い切って受験休みを申請してみる>>とかね。「こんなに長い間休んじゃって、がんばっている仲間達やファンに申し訳ない」なんて言ってても、しょうがないじゃないですか。いいじゃん、梅田彩佳みたいに1年でも2年でも休めば。逆にきっと伝説になってキャラも立つと思うよ(←もちろん運営が許してくれればだけど)。自分にとって必要なのは「面子や体裁を守るために、一時的にだけイイカッコをする事」なのか「例え一時的に他人に非難される事になっても、最終的な自分自身の成功を得る事」なのかを考えれば、答えははっきりしていると思うんだけどね。

 あとは(非常に多くのメンバーが目標としている)女優になるというコースなんだけど、これも舞台女優路線以外のメンバーに関しては壊滅に近い状況です(※「脱ぐ」路線に関しては、今回はオミット)。舞台女優に限って言えば、駒谷仁美、戸島花、平嶋夏海などは現在もそれなりに仕事があるみたいなんだけど(※筆者も全体像は把握出来ていない)、一般のメディアに載る事はまず無いので知名度が上がっていく事は基本的にありません。他にも低予算映画で主演を取ったメンバー(一期生折井あゆみとか八期生浅井円とか)も何人か居るんだけど、まず後が続きません。ナレーターとして長く続いている人(一期生渡辺志穂とか)もいるんだけど、こちらも発展性は全く無し。みんな、絶対にこれだけじゃ食っていけてないよね?。年齢が高くなってから卒業し、卒業後の準備がある程度出来ている様に見えていた人達ですらこの様なんですよ(AKBが有名になる前に辞めたとか、条件の悪さはあるんだけど)。その意味では、完全に準備を整えた上で卒業する平田璃香子には、何としても一定以上の成功を収めてもらう必要があります(あくまでも願望だけど)。つまり若くて準備が整いきれていない、あるいはスキャンダルなどで自分の評価を下げた状態で卒業していくメンバーに関しては、卒業後の再チャレンジによる成功なんてまず不可能だと思った方が良い(このレベルで成功するには、48プロジェクトの力はまだまだ弱すぎる)。つまり結論としては、若くて卒業後の準備がきちんと出来ていない状況で48プロジェクトを離れて良いのは、<<芸能界への夢をすっぱりと諦めて、一般人に戻る覚悟を完全に固めた時>>だけだという事です。もし少しでも芸能界に未練があるのなら、辞める前にまず「自分は48プロジェクトを辞めても問題無くやっていけるだけの絶対的な実力」があるのかどうか、しっかりと自問自答してみる必要があります(←絶対に無いんだけどね)。光宗薫のように「また皆さんどこかでお会いしましょう」程度の覚悟で辞めても、彼女が思い描くような成功を得るのは絶対に不可能だと思うんですよ。それは過去の例を見てもはっきりとしています。逆にファンの立場として考えるのならば、意味不明の理由で辞めていくメンバーに対しては「きっと男でも出来たんだろうな」とでも思って、すっぱりと<<将来的な物も全てまとめて>>諦めてあげるのが肝要なのではないでしょうか(←男と別れたらまたアイドルがやりたくなる、という意味では最悪の辞め方だけどね(笑))。

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。また文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

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コメント

SDNは48グループに入ってないのですか?
SDNなら芹那は大成功の部類だと思うんですけど・・・・

投稿: たか | 2012.12.27 06:35

私は以前から増田さんに非常に興味をもっていて、増田さんはファンの方の意見として、
「こんなにAKBグループの中でずば抜けて歌がうまい人をソロにしないなんて、秋元康は見る目がないし馬鹿だ。こんな扱いを受けるのであればもうAKBを卒業してもソロのアーティストとして十分やっていけるはずだ。」
と言われていました。

私は全く逆の意見で、
「卒業してソロの歌手になろうなんてナンセンス。絶対にAKBグループを辞めてはいけない。なぜならファンが興味があるのはあくまでAKBグループに属している増田さんであって、その枠組みから外れ他のメンバーとのつながりが断たれるとファンの興味もなくなってしまう。」と思っていたからです。(おっしゃっているハイコンテクストのことです)

今年、増田さんは宮本亜門オーディションで優勝しました。
増田さんのファンとしては、増田さんのパフォーマンスがAKBグループで一番だということを公に証明できてある意味念願が達成せれたはずです。

しかしそれによりAKBグループから離れ他のメンバーとの絡みがなくなることにより、ファンの増田さんへの興味は急激に薄れていったように思います。ググタスのファンのコメント数も人気メンバーとは思えないほど極端に少なくなっていましたしね・・・。

増田さんは“AKBグループにおける個人というもののあり方”について本当にいろいろなことを考えさせてくれるものすごく興味深いメンバーだったと思います。

投稿: たかとし | 2012.12.30 08:31

光宗薫といえば昨日のATARUであんなにフィーチャーされるとは思ってなかったので驚きました。
ドラマの出来については結構不満があるんですがあそこまで光宗を思ってくれている共演者とスタッフの皆さんには感謝しなきゃいけませんね。
あんな終わり方だったし現在の容体が気になりますが、またどこかで光宗を見かける日が来ることを期待してます。

投稿: DJRS | 2013.01.07 07:46

光宗薫はATARUのスペシャルに出てませんでしたね。
確か、吉高ってひとが似た感じの乱暴な女性として出演してましたが、代役なのでしょうか?
もしそうなら、光宗薫の評価って、高かったんでしょうかね?
要らないなら、代役ももっと知名度の低い女優が演じることになったのかもしれませんし。

投稿: ねぎ男 | 2013.01.07 11:46

金沢有希はiDOLStreetの新しいグループGEMのリーダーとしてデビューへの道筋が出来たようなのでまだこれからですね。

平田璃香子は「完全に準備を整えた上で卒業する」と書かれていますが、どうなんでしょう?
卒業時にはリポーターを目指すと言っていましたが、前年までは女子アナを目指していました。
それが大学の単位がとれず留年した結果の進路変更&SKE卒業なので意味合いが違うと思うのですが。

投稿: | 2013.01.11 04:02

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