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私的SKE48論2nd(その21)

今回のお題は「AKBメンバーによる芸能人相手のスキャンダルに対する、ハイコンテクスト的に最も正しい対処法

今回の最後の一本がこれというのもちょっと問題がある気もするんだけど、まあ良いか(笑)。いずれはどのメンバーも48プロジェクトを離れることになるわけですが、果たしてどういったシチュエーションで辞めるのが最も将来的に自分の為になるのか。また芸能人相手にスキャンダルを起こしてしまった場合、辞めた方が良いのか残った方が良いのか。筆者は実際に考慮する必要があるのは以下のポイントであると考えます。

(1):スキャンダルによる、自分のイメージの下降と知名度の上昇のバランス

(2):相手の芸能人の将来に与える影響

(3):自分のファンと、相手の芸能人のファンに与える影響

(4):自分の立場の明確化

まず(1)に関しては、芸能界というのは必ずしもスキャンダルを起した奴が損をするとは限らないのが困りもの(笑)。現実問題として鳴かず飛ばずだったおニャン子クラブが一気にブレイクしたのは、メンバーの喫煙写真流出という一大スキャンダルが最大の要因だったわけで、イメージが良い悪い以前に<<知られていなければどうしようもない>>というのもまた真実です(例:スパガの堕胎騒ぎは誰も知らないが故に話題にならない。もちろんマスコミ的にはエイベックスが口止めしてるんだけど)。つまりみんなに継続して悪口を言って貰えるのは、みんなにそれなりの関心を持って貰えている証拠なわけだからまだ幸せ、という考え方もあるわけですね(例:増田有華に関しては話題にする人が一瞬にしていなくなった。愛情の裏返しは無関心です)。逆にあまりにもAKB在籍時代の知名度が低すぎるのであれば、一か八かスキャンダルで名を上げてから卒業して短期決戦を狙う、というのも戦略としては十分に有りだとは思います(例:米沢瑠美。意図してやったわけではないだろうけどね)。

(2)はある意味最重要ポイントです。もし芸能人相手にスキャンダルを起したAKBメンバーが安直に脱退を選択して、かつそのメンバーの後の芸能活動に深刻に支障を来した場合、相手の芸能人には「AKBメンバーの将来を抹殺した○○」というレッテルが一生付いて周る事になります。・・・基本的には相手の芸能人の将来も、完全に閉ざされる可能性が極めて高い。だから佐藤亜美菜らの合コン相手の廣瀬大介の事務所は、恐らくAKB運営に対して「今回の件はこちらが全面的に悪かったとブログで謝罪するので、佐藤亜美菜らに対してはお咎め無しという事にして欲しい」という依頼を絶対にしていると思うんだよね(つーか、俺だったら絶対にする)。逆にAKBに残った事で佐藤亜美菜らの立場はボロボロになったわけですが、それは佐藤亜美菜らのその後の対処に問題があったからだと思うわけで、本来ならば自分で何とかしないといけない問題だったと考えます(それが“責任を取る”という言葉の本当の意味です)。つまり本来だったらそこまで熟慮した上でなければ、「スキャンダルを起したから脱退します」なんて軽々しく言えない筈なんですよ(※もちろん一般人相手のスキャンダルであれば、発覚即脱退という選択も十分有りだと思います)。

 (3)に関しても(2)とほぼ同様です。自分の保身だけを自分勝手に考えて、双方のファンの事を無視すると一体どういう事が起こるのか。例えば増田有華の場合は、増田有華の事後対応があまりにも糞すぎたので、怒り狂ったファンがISSAのイベントに押しかけて罵詈雑言を浴びせるという騒ぎになったわけですが、この報いは必ず増田有華にも返ってきます。つまり将来的に増田有華がイベントなどを行った時にISSAが落ちぶれていたら(※現時点ではその可能性が極めて高い)、元ISSAのファンがイベントに乱入してきて「この泥棒猫!」「ISSAの幸せを返せ!」という騒ぎになる事は目に見えています。結局増田有華はアンチの攻撃から安易に逃げた結果、自分の将来もISSAの将来も完全に閉ざしたと思うんですよ(増田有華は現実的にアメリカあたりで再起を図った方が良いかもしれない)。もちろんAKB運営としては一旦増田有華が勝手に脱退を宣言してしまった以上、撤回させるわけにもいかないので取り合えず「卒業」という形で体裁を整えたわけですが(←バーニング系所属だしね)、今回の件を将来に生かすとすれば「AKBメンバーに手を出したらISSAクラスでも再起不能になる」という警告的な意味合い位しか無いかな~(←結構重要かもしれないけど)。

 (4)に関しては、ハイコンテクスト的には最も重要です。一昔前までは「雄弁は銀、沈黙は金」なんて言葉もあったんだけど、このネットワーク時代には沈黙なんて糞の役にも立ちません。嘘だろうがなんだろうが開き直って理路整然と自分の立場を正当化したり、すぐに謝って<<周りに強引に受け入れさせてしまう>>事こそが、最も正しいやり方です(←もちろん言葉は選ぶ必要がありますが)。今の時代に欠点の無い人間なんて誰も居ない事は皆が知っているし、間違いを犯さない人間が誰も居ない事も皆が知っている。共感さえ得られれば、大抵の事は許されると思うんですよね(※指原の「(報道には)本当の事もあるし本当ではない事もあるし・・・」という発言はかなりボーダー。指原だから許されたという側面はあると思う)。だから菅本裕子は脱退時にハイコンテクス的に極めて正しい対応をしているので、本人にその気があれば(脱退メンバーの中ではきわめてレアケースですが)何らかの形で芸能界に復帰し、ある程度の成功を得る事が可能だと思うんですよね。つまり「自分の立場の明確化する」という事は、その後の人生を大きく左右するほど、物凄く重要な事なんですよ。

 というわけで個別の事例を筆者なりの評価をつけて紹介してみたいと思います。今後はAKBメンバーにも、もう少しはマシなスキャンダル対処をして欲しい物だと切に願います。ちなみに合格点は60点以上。

1:大島優子の合コン事件(評価90点):見事な対処です。イベントの中で謝ってファンや他メンバーがみんな許してくれたという既成事実さえ作ってしまえば、基本的には多数派の了解が得られたという事になるので、後でアンチやマスコミがどれだけ騒ごうが「所詮は少数派在宅ヲタとマイナーマスコミが騒いでいるだけでしょ?」と開き直る事が可能になります。倉持明日香の手ブラ写真流出事件の時も全く同じ対応をしたんだけど、これも現在までほとんど尾を引いていない事を考えると上手く行ったと考えるべきでしょう。可能ならば、絶対にこの方法を取るべきなんだってば。

2:秋元才加のお泊り事件(評価70点):これも何とか合格点です。秋元才加だって脱退した方が精神的に楽だったのは間違い無かったんだろうけど、いいともレギュラーも務めていたし(←職場放棄なんて他メンバーへの影響を考えれば絶対に許されない)、広井王子の将来を潰すかどうかの瀬戸際だったと考えれば、針のむしろだろうが何だろうがAKB残留は当然。辞めるという事は“やましい事があった”と認める事とほぼ同義なんだけど、逃げたい一心の人達には理解出来ないんだろうなあ。その代わりにキャプテン辞任というのも良い感じ。きちんと自分の言葉で釈明もしたし、マラソンも完走したし(※「禊の儀」としては非常に重要)、梅田彩佳からの援護射撃などもあって、(流石に選抜には呼ばれなくなったけれど)それほどイメージを悪くする事無く切り抜けました。(芸能人相手のスキャンダルでは無いので今回のテーマからは外れるんだけど)似たシチュエーションの大場美奈の謹慎は、評価50点で不合格。これもやはりキャプテン辞任で済ませなきゃいけなかったし、世間に対してきちんと釈明しなきゃいけなかった。大場美奈がここで逃げた事が、結果的にチーム4解体の遠因の一つになったのは確実だと考えます。ここはキャプテンを辞任して(場合によっては島田晴香にキャプテンを譲るという形を取って)でも“チーム4という物語”を止めてはいけなかった。“アンチを相手に耐えている姿を見せる”というのが、最大の禊になったと思うんだけどね。

3:佐藤亜美菜らの合コン事件(評価30点):完全に不合格です。良い点があったすれば、安直に脱退を選択しなかった事によって、廣瀬大介らの将来が辛うじて守られたこと。それによって佐藤亜美菜らは、将来的に廣瀬大介やその事務所やそのファンを敵に回すという愚行だけは何とか避けられたので、卒業後の状況が多少はマシになったという事ですね。とにかく佐藤亜美菜らの対処で最悪なのは、今回のスキャンダルに対して(世間一般に対して)何の謝罪も言い訳もせず責任も取らなかった(※もちろん脱退の事ではない)という事。今となってはアンチに何を言われても仕方が無いという状況だし(あまりにも関心が無さ過ぎてもう誰も何も言わないけど)、本人が(嘘でも良いから)世間に対して否定しないという事は認めたも同然なので、ファンとしてもかばい様がない。あとは卒業後の段取りなどを整えながらしばらく時間を置いて貰って、(廣瀬大介らの影響は断固として否定しつつ)学業優先とか身体的限界とか適当な事を言って卒業するしか残された道は無いんじゃないでしょうか。

4:前田敦子の尻出し写真事件(評価30点):これも佐藤亜美菜らの場合と全く同じ。こういうのはきちんと釈明すればある種の宣伝効果もあるんだけど、何一つ釈明しなかった結果テレビ番組もCMも片っ端から打ち切りという、最悪の結果になりました。ファンの立場からすると、きっと<<初日から>>というのが切ないんだろうねえ(笑)。昔から前田敦子はアンチからの攻撃はスルーするという形で対処してきたわけで、結果的に上手く行っていたという認識があるんだろうけど、それはAKBという組織と仲間達が前田敦子を必死で守ってくれていたからだという認識を未だに持てていないのは、前田敦子の将来にとって相当厳しいと感じます。今後はスキャンダルを黙秘でスルーする度に、確実に人気も仕事も失われていくという事を、果たしてどこで思い知るかが重要なポイントとなるでしょう。もう一つ前田敦子の認識が甘いと思うのは、「私一人が失敗しても、AKBには迷惑はかからないと思う」と言っている事。ふざけるな、と言いたい。前田敦子はAKB在籍時代、他のメンバーの出演チャンスをことごとく奪って知名度を上げてきたわけで、前田敦子さえいなければ、もっと名を売れたメンバーなんて他にたくさんいます。そこまでして貰っておいて、今更恩を仇で返すような行為が本当に許されると思っているのか。前田敦子には今後“女優として成功する”と言う形で、本当に一生懸けてAKBに借りを返し続けて貰う必要があります。そういう意識で生きていって貰いたい。

5:増田有華のお泊り事件(評価10点):最悪です。ここまで来たら増田有華本人がどう野垂れ死にしようが筆者的にはどうでも良いんだけど、(今更だけど)ISSAまで道連れにしてどうする??。<<AKBメンバーは自分が困った立場に陥ると、他人も道連れにして自爆する>>という評判にでもなったら、他のメンバーにまで仕事が回して貰えなくなるだろ?。どう責任取ってくれるんだよ??(河西智美も同罪だけどね)。ここは誰に何を言われても、絶対に脱退なんかしてはいけなかった。「軽率な事をして本当に申し訳なかったけど、私は何も悪い事はしていないから脱退する理由が無い」と、どれだけ干されようが最後まで白を切りとおさなきゃいけなかった(本当か嘘かはこの際どうでも良い)。そうやってISSAを守りぬけば「AKBメンバーは軽率な事もするけど、最終的には信用は出来る」という業界の評判を得る事が出来て、結果的に他のメンバーの仕事を増やす事にも繋がったと思うんだよね。それが本当の意味での<<責任を取る>>という事だとは思いませんか?(きっともう二度と宮本亜門はAKBに声をかけてくれないだろうなあ(泣))。かろうじて10点つけたのは、一旦は世間に対して「私は何もやましい事はやっていない」と釈明した事に対して。この点は佐藤亜美菜らや前田敦子の対処と比べて千倍マシなんだけど、結局脱退しちゃったんでこの言葉のリアリティが完全に無くなっちゃったのが残念です。つーか、増田有華フィーチャー企画であるネ申すSP放映前に脱退ってどういう事よ?(秋元才加が当て馬までやってくれたのに)。下手すりゃ番組自体がお蔵入りで、ファミリー劇場にも大迷惑をかける寸前だったわけじゃないですか。そのせいで番組が打ち切りにでもなっちゃったら、それこそどう責任取るんだって話です(きちんと個人的にお詫びには行ってくれたんだよね?)。だからこそAKB運営は増田有華の脱退の時期を伸ばした上で卒業と言い換えて、番組放映直前まで在籍した既成事実を作って無理やり辻褄を合わせたわけだし。現実的な対応としては、降格した上でNMBに飛ばして数年間は新人の育成方面で貢献するといった形で禊をさせるのが、全体のバランスとしては適切だったかもしれません(あるいは長期謹慎とかね)。これでAKB運営が「理解度の低い干されをフィーチャーすると、調子に乗って台無しにするだけだから止めて置こう」という流れにでもなったら、それこそ目も当てられません。増田有華にせよ、河西智美にせよ、世間的に<<人間性に問題がある>>というレッテルが貼られたメンバー達の行く末がどうなっていくのかが、筆者的には今後のAKBに対する非常に大きな注目ポイントですね。

あとはレス対応にて。

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。また文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

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コメント

大島優子の合コン事件って前田敦子の事件の時の合コンのことですよね?
イベントで謝罪したとかいってますけどあれは自分の合コン参加のことよりも泥酔したあっちゃんへの対応で
尻出し事件にさせてしまい世間を騒がせたことに対する謝罪で本人ことの謝罪には思えません
映像も無いし、詳細は不明のままです(亜美菜や近野のメンバーへの謝罪のように映画には使われるのですかね?)
そのへんは証拠が挙がってしまった倉持とは違いますね、倉持が影響ないようにみえるのは人気も実力も知名度も無いからとバックの力のおかげでしょう
あれ以来あの事件に触れることはAKBでも皆無で最大のタブーのひとつになってしまいましたからね、菊地も秋元も大場も本人やメンバーも触れてるのに・・・(かすかにプレイボーイのグラビアで色々あったけどのコピーと、菊地指原倉持で残念少女の時の指原がこの3人に入れられるのがイヤ発言ぐらいかな)
前田はTOYOTAのイベントで車2台貰ったり、番組もSPで放送されてるので、影響ないと思いますけど
河西の卒業は番組からの逃亡で卒業なんですかね、水曜のめざましや金曜のハッピーMで涙の激白をしたりしてるのでそれを見てからの評価もしてみて欲しいです

投稿: 名無し | 2012.12.27 07:27

あっちゃんはソロコンの初日の冒頭で謝罪してます。
優子ちゃんの地方コンサートでの謝罪と同じ日です。

投稿: うさみみ | 2012.12.27 10:27

河西智美さんの卒業を聞いたとき思ったのは、どういう時系列になっているのかということでした。

1.内部で卒業が具体化する
2.ガチ馬で優勝し、特典を得る
3.一万円生活に出演が決まる
4.一万円生活から逃亡する

の4つです。

表面上円満卒業なら内部では前々から話が進んでいたはずで、卒業後成功の前例がほしい運営にとってはガチ馬優勝はラッキーだったでしょう。特典をはなむけにできます。
4.がなければこれも八百長という声が出ていたかもしれません。馬主さんがおられるようですからね。4.のおかげでそんな声も出ませんでした。
3.も景気づけだったのでしょうが、4.で台無しになりました。
ただ卒業内定段階なのに河西さんはなにを考えて4.なのか。信じられません。

一般には2.3.4.1.の順だと思われているみたいですが、わたしは1.2.3.4.あるいは1.3.2.4.の順だと思っています。
発表のタイミングもいかにもですし。

少年王3号さんはどうお考えでしょうか。卒業はほんとうに逃亡の懲罰なのでしょうか。

投稿: ARD50 | 2012.12.28 01:49

増田に関しては同情するつもりはありませんが脱退願望が強かったというのが背景にあるのではないでしょうか
週刊誌報道を契機に脱退ならば一応腹を切ったというかっこがつくわけですからね

大島優秋元など脱退したくてもできないということが、AKBの都合、事務所の都合あるいはそのどちらもが相まって
出るに出られないといった状況が現在あるのだと思います。
最近の矢神・城脱退が明らかに異例の経過をたどっているのは
本人の一存で脱退できないのを強行突破して意思表示をした結果だと思われます。

河西・増田もその脱退待機組だったと考えるとある種の自爆をしているのもわかるのですが…
もちろん賛成はしませんけど

投稿: てつ | 2012.12.28 17:41

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