« 私的SKE48論(その5) | トップページ | 私的SKE48論(その7) »

私的SKE48論(その6)

今回のお題は、「『乃木坂46』レコ大最優秀新人賞受賞のお知らせ」

 今回は女性アイドル業界におけるメジャーレーベルの序列と、レーベル内での序列について見て行ってみましょう。現在のメジャーレーベルの売り上げの多い順は以下の通りですが、女性アイドル業界におけるメジャーレーベル同士の力関係の序列もほぼこれに比例していると考えて間違いないでしょう。

1位:ソニーミュージック(SME)
2位:エイベックス
3位:ユニバーサル
4位:キングレコード
(序列対象外:T-Palette Records(※タワーレコードによるアイドル専用レーベル))

この以外にもジェイストーム、東芝EMI、ビクター、ワーナーなんかもあるんだけど、女性アイドルに関してはこの上位4社だけでほとんど話が完結しちゃうんですよねー(笑)。次にレーベル内での序列を見ていきます。まずは最も分かり難く、不合理(※序列が頻繁に入れ替わるので明確には確定出来ない)で、対象数も多い序列2位のエイベックスから話を始めます。以下の序列は<<2011年10-12月期におけるエイベックス内での女性アイドルのおおまかな序列>>(※筆者分析による)です

1位:フェアリーズ(レコ大最優秀新人賞受賞・日本有線大賞新人賞受賞・FNS歌謡祭出演・ベストアーティスト2011出演・ベストヒット歌謡祭2011出演・ミュージックステーション出演)
2位:SUPER☆GiRLS(レコ大優秀新人賞受賞、イトーヨーカドーCM出演)
3位:SKE48(FNS歌謡祭出演)※明らかなAKBとのバーター出演は除いて考えています。またCDを年間トップ10に入るほど売ったにも関わらずミュージックステーションへの出演は無し
4位:フレンチキス(何も無し)
5位:ディーバ(もっと何も無し)
6位以下:東京女子流、ドリーム5、その他の皆さん(さらに何も無し)

 この一覧を見れば、結果は歴然でしょ?。レーベル内序列は1位じゃなきゃ意味が無いんですよ。年末の大型音楽番組の女性アイドル枠なんて大抵各レーベルに対して多くても一枠しか無いわけで、そこに出られるのは序列1位のみというわけです。筆者が年末にエイベックス批判を行った時の論旨も「エイベックスのレーベル内序列1位は本当にフェアリーズで正しいのか?」「レーベル内序列1位になれないなら、SKEはエイベックスから即座に移籍するべきなのでは?」というものでした(要するに本来SKEが出演するべき枠を、全部フェアリーズに盗られたって話です)。2012年1-3月期に入ってSKEもようやくミュージックステーションに出演するなど若干状況は好転しましたが、エイベックスは信用出来ないんでまだまだ油断は出来ません(※というかSKEの「アイシテラブル」発売時のミュージックステーションへの出演はやっぱり無し。だからエイベックスは全然信用出来ねーんだよ!!)

 レーベル序列3位のユニバーサルの女性アイドルの内部序列に関しては「1位:KARA」「2位:少女時代」と韓流偏重でSDNの序列は3位以下だった訳ですが、SDNはCD販売数で韓流に劣っておりオリコンも最高3位だった事を考えると、やむをえない所かもしれません。そしてレーベル序列4位のキングレコードに関しては、AKBは完全に別格と考えるべきであり、最早序列云々の対象にはなり得ません。つまりキングレコード内の女性アイドルの内部序列1位は「ももいろクローバーZ」という事になります(※正確にはスターチャイルド所属なんだけどね)。つまり現在の「ももクロ」は、レーベル序列4位の内部序列1位という事になるわけで、その影響力は(乃木坂やKARAと並んで)全女性アイドルの中でもトップクラスである事が分かります(←多分みんな、ここが判ってないんだよねー)。ちなみに「ももクロ」よりもCD販売数が多い「アイドリング!!!」はポニーキャニオンにおける内部序列2位(※内部序列1位は渡り廊下、ただし男女問わなければジャニーズ系の序列の方がさらに高い。恐らく来年の「劇場版クレヨンしんちゃん」の主題歌はセクシーゾーンではないかと)、「SUPER☆GiRLS」はエイベックスにおける内部序列3位以下(恐らく現在は実質5位)なので、「ももクロ」の政治力には絶対に勝てません。だから現在の「ももクロ」のメディア露出は物凄いでしょ?。NHKとTBSに冠レギュラーを持ち、バラエティーで女性アイドル枠として呼ばれるのもほとんどが「ももクロ」ですよね(※個人で呼ばれている人達は除きます)。キングレコードが紅白に持っている枠を現在「AKB」と「水樹奈々」の二組に使っているのだとすれば、「水樹奈々」に何かあってアニソン枠が一つ空く事態にでもなれば、「ももクロ」の繰り上げ当選という事も絶対無いとは言いきれない状況となってきたわけです(「ももクロ」もその日のためにせっせとアニソンを歌っているわけだしさ♪)。

 というわけで相変わらず前振りが超長かったわけですが(笑)、今回メインのレーベル序列1位のSMEの現在の女性アイドルの内部序列を見ていってみましょうか(※筆者分析による)。

1位:乃木坂46(※最新CD累計販売数・約20万枚)
2位:渡辺麻友(※最新CD累計販売数・約15万枚)
3位:9nine(川島海荷所属)(※最新CD累計販売数・約13000枚)
4位;バンピー(桜庭ななみ所属)(※最新CD累計販売数・約5800枚)(←3月30日にポニーキャニオンに移籍済み。ご祝儀としてCSでハッピーバンピーも放映開始)
5位:トマトンパイン(小池唯所属)(※最新CD累計販売数・約1700枚)

 SMEのアイドルって女優の腰掛けみたいな所ばっかりだなあと常々思っているんだけど、それはまあそれとして、乃木坂の1位は完全に確定していますね(※もし渡辺麻友が乃木坂以上にCDを売ることが出来ていれば、もしかしたら今後のアイドル史が全て書き換えられた可能性もあると思うんだけど、本人も含めて多分誰も判ってないんだろうなあ)。先の文章を読んでお分かりいただけたと思うんですが。この“1位”っていうのが凄まじくでかいんですよ。レーベル序列1位のSMEの内部序列1位ということは、実質全芸能界の女性アイドル最強ということです。むしろまだミュージックステーションに出演していないのが不思議な位です(あまりこだわっていないという事なんでしょうね。むしろ見かけ上の“下積み”期間を長く取る方が有効だという戦略なのかもしれません)。レーベル序列2位のエイベックスの内部序列1位ながら、最新CD累計販売数が約29000枚しかないフェアリーズが昨年末あれだけ各番組に出まくり、各賞を取りまくったことを考えれば、この年末に乃木坂がどれだけやらかすかも想像がつくわけで、頭が痛くなりますね(笑)。芸能界に対するSMEの影響力を考えれば、レコ大優秀新人賞受賞まではすでに確定したと考えるべきです。乃木坂のデビューシングル販売数約20万枚も、フェアリーズのたかが29000枚やスマイレージのたかが25000枚とは桁違いであり、レコ大最優秀新人賞受賞に対する実績面でも全く問題ありません。乃木坂に関してはAKBのシステムを模倣しているため急激に人気が落ち込むこともまず考えられず、一年間に4回シングルをリリースするとして合計CD販売数が最低でも80万枚を切る事はまずありえないでしょう。また“口パクだとレコ大各賞は受賞出来ない”という都市伝説に関しても、エイベックス所属のフェアリーズが払拭してくれたんで全く問題無くなりました(笑)。さらに“握手会をやってCD売り上げ枚数を稼いでいるアーティストはレコ大各賞を受賞出来ない”という都市伝説も、フェアリーズのおかげで嘘だった事がはっきりとしました(※フェアリーズは現在、握手会を前提としたCDの手売りを徹底的に行っており、初動9千枚のCDを累計2万9千枚まで売りさばいてレコ大最優秀新人賞を受賞した)。あと今年の乃木坂のライバルになりそうなのは、E-Girls(SME・エイベックス・ユニバーサル相乗り。対韓流という意味では日本芸能界の最終兵器か?(笑))とか、高校生シンガーソングライターの家入レオ(ビクター)とか、韓流のIU(東芝EMI)(※筆者的には韓流アイドルの影響での多人数やらダンスやらに偏った連中ばかりである事があまり好ましくないので、韓流といえどもIUあたりの方がよほど好感が持てる)あたりなのかな。それともまさかの岩佐美咲のレコ大優秀新人賞は有り得ますかね?(笑)。まあ序列的にも実績的にも、乃木坂の優勢はひっくり返せないと確信します。・・・皆様も、「乃木坂46」のレコ大最優秀新人賞受賞は確定したとは思いませんか?

 乃木坂受賞に唯一つだけ問題があるとすれば、レコ大最優秀作品賞をAKBが連続受賞する可能性が高い事を考えると、レコ大最優秀新人賞まで乃木坂が受賞した場合<<エイベックス所属アーティストが無冠になってしまう可能性が極めて高い>>という点です。レコ大は基本的にはエイベックスのみのために存在する賞なので、そんな事態にでもなれば<<レコ大の存在意義にまで抵触する大問題>>へと発展しかねません。まあエイベックスが適当な自社所属アーティストの「最優秀歌唱賞」受賞あたりでお茶を濁して納得してくれれば良いんだけど、それが飲めないという話にでもなれば逆切れしたエイベックスがどんな恐ろしい事を始めるか判った物ではありません(だからAKBは、とっととレコ大辞退を表明しなきゃいけないんだよ!)。・・・考え得る限り最大のサプライズは<<レコ大最優秀作品賞をエイベックス所属のSKE48が受賞する>>という選択ですが、将来的にはエイベックス的には当然視野に入れているとは思いますが(←それでもフェアリーズの方が優先順位は高そうだけど)、現在のSKEに対するエイベックスの冷遇(※Mステにすらろくに出して貰えない)を考えればまず有り得ないでしょうね(←ミリオンを突破すれば可能性はあるかな?)。・・・これで指原が乃木坂に勝っていたら、いきなり指原を(SKEやフェアリーズを差し置いて)エイベックスの内部序列一位に押し上げて、そのまま最優秀作新人賞受賞という選択肢もあったとは思うんだけど、みんな無理だと思っていたしやっぱり無理でした(爆)。こうなるとみんな相乗りのE-Girlsの最優秀新人賞受賞が最も平和的な解決法なんですが(←いつもの事ながら、CDが何枚売れたかなんて一切関係無しで(笑))、流石に今回だけはSMEとしては、ぶち込み続けている膨大なイニシャルコストの事を考えると乃木坂の最優秀新人賞受賞は絶対に譲れないと思うんだけどね。ところでBUBKAは7月号にて、“長良会長死去により2012年のレコ大大賞は氷川きよしで確定!”との第一報を打ちました。事実だとすれば、本当にすばらしい事です!!(←今後AKBが年間ミリオン5連発出してもレコ大には落選出来るという実績が作れるんで)。もし間違いだとしても、・・・やっぱりAKB的にはレコ大大賞はEXILEにのしを付けてお返しした方が、絶対に良いと思うんだけどなあ(あっちもレコ大大賞が無いとなにかと商売に差し障るだろうし)

 ということで渡辺麻友に話を戻しますが、もし渡辺麻友のデビューシングルの販売枚数が乃木坂のそれを上回っていたとしたら、それはそれで話は相当ややこしくなったと思いませんか?。つまり『「乃木坂」は「渡辺麻友」に負けたのに、なぜ「乃木坂」はレコ大最優秀新人賞受賞で、「渡辺麻友」な無冠なの??』とAKBファンが騒ぎ出す恐れが極めて高くなるからです。乃木坂とAKB(=渡辺麻友)は同系統のアイドルだし、所属レーベルまで一緒ということになれば、SMEとしても<<非常に説明し辛い状況になる>>のは間違いありません。つまりそうした状況で上手く立ち回れば、渡辺麻友には<<レコ大最優秀新人賞受賞の目はあった>>と思うんですよね。だって“口パクだとレコ大各賞は受賞出来ない”とか“握手会をやってCD売り上げ枚数を稼いでいるアーティストはレコ大各賞を受賞出来ない”というのは全部都市伝説だったんですよ。“グループからスピンオフしたアーティストはレコ大各賞を受賞出来ない”というのも都市伝説かもしれないじゃないですか(爆)。もし渡辺麻友がレコ大最優秀新人賞を受賞さえしてしまえば、日本の女性アイドルの流れは一気に変わります。AKB次期センターは問答無用で渡辺麻友で確定ですし、渡辺麻友を押さえているSMEのAKBに対する発言力も今よりも遥かに大きくなるでしょう。もしかしたら渡辺麻友はAKBと乃木坂の双方のセンターを兼務する可能性すらあります。また渡辺麻友の方向性を考えた場合、46・48系自体が、よりアニメ寄りになっていく可能性が極めて高いと思われ、AKBが声優業界に及ぼす影響も現在とは比べ物にならないほど大きくなったのではないでしょうか。・・・ただそうなると、レーベル内序列2位に転落した乃木坂の行く末は、相当暗いものになってしまいそうです。乃木坂が33人がかりで売ったCDよりも、渡辺麻友が一人で売ったCDの方が多いという事態にでもなれば、存在意義が抜本的に揺らぐ事にもなりかねません。まあ現在の状況の方が、平和と言えば平和なんだけどねえ~。(※もちろん指原のデビューシングルの売り上げ枚数が<初動・累計の両方で>乃木坂を上回った場合にも、渡辺麻友の時以上にややこしい状況になったのは言うまでもありません(爆))

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。また文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

|

« 私的SKE48論(その5) | トップページ | 私的SKE48論(その7) »

芸能・アイドル」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/26541/55065509

この記事へのトラックバック一覧です: 私的SKE48論(その6):

« 私的SKE48論(その5) | トップページ | 私的SKE48論(その7) »