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新・私的AKB48論最終シーズンⅡ(その9)

今回のお題は、「板野友美は総選挙で負けたからもうすぐ卒業なんて、頭おかしいんじゃねーの???」

前回の続きです。

「ホリプロ」
板野友美 4位→8位(神7から転落)
河西智美 12位→16位(メディア選抜から転落)
宮崎美穂 21位→27位(選抜から転落)
仁藤萌乃 29位→31位
石田春香 27位→圏外(アンダーガールズから転落)
佐藤すみれ31位→34位

 第三回AKB総選挙において最も負け方が酷かったのは、間違いなくホリプロでしょう。ただこの結果に対しては筆者はかなりの部分が不可抗力だと考えています。金も人材も時間も限られた量しかないわけで、板野友美の順位を一つ上げるのと、残りの全メンバーの順位を現状維持するのとどちらか一つを選べと言われたら、板野友美に全てを賭けるという選択は全然有りだったと思うんだよね。戦術的にも大きなミスはしていないと思うし、ぶっちゃけ総選挙の直前までは芸能記者の大半が板野友美の順位が上がる(もしくは現状維持)と予想していたんだから、今回の負けは本当に不可抗力と言えるのではないでしょうか(筆者としても結果論としてならば何とでも言えるんですが)。ただその結果として板野友美以外の全メンバーを見殺しにしてしまったのも事実です。例えば河西智美は昔から個人写真集の出版を渇望しているわけですが当然無視、宮崎美穂は学園ドラマへの出演を熱望していたわけですがこれも無視(せめて自画撮り出来る携帯位は買ってやったのかね?)、ナットウエンジェルZの活動も新しい展開は全く無し。

 ホリプロもまたサムデイと同様にAKB自体に対するアプローチを根本的に失敗したと筆者は考えており、この部分のリカバーが全く出来てないんだよね。すなわち大島麻衣の卒業時期があまりにも早すぎたということです。もし現在大島麻衣がAKBに残留していれば、恐らく神7に入っているか、悪くともメディア選抜位には入っていた可能性が高く、ここまでホリプロの状況が悪くなる事は無かったと考えます。恐らく大島麻衣の卒業によるホリプロ勢の崩落を見た他のプロダクションは、主力メンバーを卒業させることへの危険性をはっきりと認識した筈であり、そのために他のメンバーの卒業を食い止める抑止力になったという考え方は出来るかもしれません。ホリプロもまたサムデイ同様に、AKBは数年で潰れる筈のものであり、ほんの数年のお付き合い位の気持ちだったのではないかと考えます。だから最初の数年間は移籍メンバーを3人に絞り、被害を最小限に抑えようしていたのではないでしょうか。皮肉なことに大島麻衣の卒業決定直後あたりからAKBは無敵の快進撃を始めたわけで、この点でもホリプロは猛烈に運が悪かった(というか先見の明が無かった)。現時点での打開策もなかなか難しい気がします(頭数が足りないわけじゃないんで、松井珠理奈を引き抜くわけにもいかないしねえ)。これは本当~に結果論なんだけど、事務所の力関係を考えると、AKBは恐らくホリプロ(&サムデイ)が制圧していなくてはいけなかった。でも当初ホリプロ関係者には秋元康氏のAKBに対する新しすぎる考え方が、本当の意味では信じきれなかったと思うんだよね。それに対してビートたけしを失った落日の太田プロと、そもそも弱小の尾木は、AKBに賭けるしか無かったのではないでしょうか。

 ということで本題なのですが、板野友美即時卒業なんて、ホリプロの視点から見ればおよそ不可能なのは明白です。仮に本人が辞めたいと言ったって、ホリプロ運営が絶対に許さねーよ!。もしここで板野友美を卒業させたら、ホリプロ所属メンバーはAKBのメディア選抜圏内から完全に消滅します。現在の河西智美(総選挙16位)がホリプロ閥トップということになれば、ホリプロのAKBに対する影響力は、弱小のオフィス48をも下回ることになります。絶対に有り得ません!!!。もし板野友美を卒業させるとなれば、その時はホリプロがAKBからの完全撤退を覚悟した時(あるいは他のホリプロ所属メンバーが最低でもメディア選抜圏内に入って来た時)以外には考えられません。また仮に板野友美を卒業させたとして、その後彼女をどう扱うかも問題です。基本的に板野友美はモデルとしては背が低すぎるので、モデルを専業とすることは出来ません。となればアーティスト路線で行くしかないのですが、AKBで板野友美よりも格上だった大島麻衣の卒業後のCDの売れ行きを皆さんはご存知ですが?。

大島麻衣
曲名      累計売り上げ枚数(万枚) 発売日
メンドクサイ愛情            1.6 2010年5月6日
愛ってナンダホー         0.6 2010年8月11日
Second Lady         0.2 2011年7月27日

見てください、この体たらく!!。ファーストシングルの発売はご存知の方も多いと思いますが、サードシングルなんて発売したことすら知らない方が多いんじゃないでしょうか。発売元がエイベックスという時点で当然の結果という気がしなくもないのですが、AKBの看板が外れてしまうとここまでCDの売れ行きは苦しくなっちゃうんですよ。しかもどんどん販売枚数が減っていくのが痛い。ただでさえ少ないCD販売枚数が一年で8分の1だもんね。板野友美も現時点で卒業すれば、間違いなくこの道を辿る筈です。卒業は本人の気持ちがどうとか、年齢がこうとかいう問題だけじゃ済まない問題なんですよね。


「ワタナベプロ(ビスケットエンタテインメント)」
柏木由紀 :8位→3位(神7入り)
高城亜樹 :13位→12位(メディア選抜入り)
倉持明日香:23位→21位(選抜入り)
大家志津香:圏外→29位(アンダーガールズ入り)
佐藤夏希 :圏外→圏外

 太田プロと並んで圧勝と言って良いでしょう。今回の第三回AKB総選挙を総括しきれないマスコミも多いみたいなんだけど、ここまで見て貰えば判る通り、所属事務所単位で見ていけば勝ち負けは歴然としていると思うんだよね。太田プロとワタナベプロは圧勝、オフィス48は(書いてないけど)勝ち、尾木とSKEは(書いてないけど)ちょい負け、ホリプロは惨敗、サムデイはほぼ現状維持だけどジリ貧、ということになります。この辺が判ってないと、総選挙の結果も、卒業時期に関しても、正確な予想なんて絶対に出来ないと思うんだけどなあ。

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。また文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

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コメント

これが分析って奴なんですね?

膨大な情報と洞察、感服しました。

このサイト自体ブクマはしてたんですが、タイトルから内容が分からないし、改行してないから読みづらいしと敬遠してたんですが、

私自身AKBへの情報量と枯渇度が高まるにつれて読むブログがなくなってきて、

久しぶりに腰を据えてここのブログを、よみましたら大変面白かったです。

これからも読みます!

ありがとうございます!

投稿: やがやが | 2011.12.15 04:47

佐藤夏希の名前ぐらい覚えましょうね 圏外メンに興味がないんでしょうけどw
Nなっちは韓国語に堪能で、多芸多才です この子が圏外になったということはナベプロもまだ脇が甘いと思います

投稿: 通りすがり | 2012.03.17 23:12

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