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新・私的AKB48論最終シーズンⅡ(その6)

今回のお題は、「あんまりためにならない、NMB48に関する中級講座」」

 だいぶ前に初級講座を書いたような気がするんで、続きの一本位は書いておこうかなと(笑)。というわけで今回はハイコンテクストという視点から、現状のNMBをどう考えていくべきかという方法論を少し考えて見ましょう。筆者は現在のNMBにおける最重要メンバーは山本彩と山田菜々の二名だと考えます。ハイコンテクストという視点から筆者が重要だと考える二人のプロフィールをまとめてみます。

「山本彩」:非常に多くの方々が「何でも卒無くこなすスーパー優等生」というイメージで山本彩を見ていると思うんだけど、筆者の印象としては「何をやっても報われない不器用な努力家」というイメージがとても強い。山本彩の「MAD CATZ」時代の演奏を見た事がある人は判ると思うんだけど、この紫のレディース風特攻服を着た怖そうなお姉さん(当時14歳)が、後の日本有数のトップアイドルグループのリーダーとは到底思えないですよね(笑)。しかもこの「MAD CATZ」は、売り方が物凄く下手。せっかく「天才女子中学生バンド」という売り込みで歌と楽器の腕は一級品なのに、こんな戦略じゃあ、売れるものも売れやしない(というか山本彩はファッションに関しては、一人だけ根本的に勘違いしていると思う)。

http://columbia.jp/i-columbia/artist/mad_catz.html
http://www.youtube.com/watch?v=TjiPiJbtQFM

恐らく山本彩のNMB以前の芸能人生には、楽器も歌もダンスもどれだけ努力しても全く報われない、「果てし無く続く下積み生活」という印象しか無かったんじゃないでしょうか。筆者の専門はアニメなんで「MAD CATZ」がOP曲を提供したアニメ「もえがく5」についてなんだけど、そもそも全13話中8話で打切りって何だよ!。1クールしかないアニメの途中打切りなんて(しかも平野綾が声当ててるのに!)、少なくともこの20年間ほかに聞いたことねーよ!!(←多分これが原因で解散)。

 もう一つ、山本彩には最近舌禍事件があったんだけど、これもニートに偏見があるというよりは「山本彩自身がブラックな感性の持ち主である」せいなのだと考えます。だって自分のバンドに「気違○猫」って名前を平気でつけちゃう人だよ?。自分が作詞した曲のタイトルに「モノクロmap」って付けちゃう人だよ?。じゃんけん大会の予選の衣装に「BADの文字が入った黒のトレーナー(こうもり(BAT)マークがちょっとおしゃれ♪)」を着てきちゃう人だよ?。見逃した君たちへのメイキング映像では、角の生えた怖い女の人のTシャツ着てたでしょ?。これらの点を考え合わせると、山本彩の舌禍事件は恐らく今回だけに留まらないでしょうね。山本彩のブラックな感性を理解出来ない馬鹿共が、揚げ足を取ってまたぞろ騒ぎ出すのは時間の問題のような気がします。

 筆者が思う山本彩の面白さは、「優等生の生徒会長」という表の面と、「ブラックな感性のロックンローラー」という裏の面のギャップです。この辺も、おいおい表面化してくるんじゃないでしょうか(チームNの円陣には、そこはかとなくロックンロール魂が感じられる気がします)。だから一般の人達は「品行方正な山本彩がリーダーならばNMBは絶対安心」だと思っているようなんだけど、実は相当危ない橋を渡っているのではないかと(笑)。まあその不安定さも含めて、筆者は面白いと思っているんだけどさ。(蛇足ですが、筆者的にはチームNのオリジナル公演での山本彩のユニット曲は、ギターを自分で弾きながら歌う曲にして貰いたい。他に楽器が出来るメンバーがいるならバンド形式で良いし、いないならソロでも良い。その方が絶対に面白いと思うんだけど)

「山田菜々」:そもそも中山家は日本アイドル界の縮図とでも言うべき家柄で、実弟の中山勇馬はジャニーズのプリンスと呼ばれている人で、すでに紅白歌合戦に2年連続出場(現在も継続中)を果たしたトップアーティストです(山田菜々の妹が何をしているのかが、ちょっとだけ気になります(爆))。で、姉である山田菜々は「ハロプロ関西」に研修生として3年以上所属し、後に「SI☆NA」というアイドルグループへ昇格しました(これに所属していた須磨愛は、以前モー娘。オーディション2005での最終審査で古川愛李と戦ったこともある人。この辺りの人間関係も相当面白そうなんだけど、今回はパス)。そしてその約一年後に全く芽が出る気配が無い「SI☆NA」に見切りをつけてハロプロを脱退しました(まあトップチームのベリーズ工房あたりでも、CDの売り上げが2万枚を切るような惨状になってたし)。でも「SI☆NA」って、映像で見ると本当に典型的な地下アイドルなんだよね~、

http://www.youtube.com/watch?v=70uYJjMMubI

そして後にNMBの研究生になったわけですが、研修生と研究生を両方経験しているのは、全48プロジェクトメンバーの中で山田菜々唯一人なのでは?。恐らく山田菜々は、弟の紅白出場を見て、はらわたが煮えくり返る想いだったと思うんだよね(そもそも48プロジェクトにやってくる娘達は、目茶目茶気が強い娘ばっかなんで)。絶対に弟には負けたくない、自分も必ず紅白に出場してやる、そんな想いが山田菜々をNMBのオーディションへと向かわせたのではないでしょうか。余談ですが「SI☆NA」は、山田菜々がチームNに昇格した直後に解散しました。残されたメンバーはさぞ無念だったろうけどね~。まあ山田菜々自身は、沈み行く船から唯一人脱出に成功した「サバイバー」なんだけど(笑)、やっぱり他のハロプロ勢としては、ライバルの48プロジェクトに「転向する」という発想自体が無かったんだろうね。頭の固い人達には、何を言ってもしょうがないんだけどさ。

 筆者的に山田菜々に関して最も印象に残っているのは、NMBが2回目のHEY×3に出演した時のこと。この時NMBの前座としてベリーズ工房も出演していたんだけど、山田菜々は「私達、まだCDデビューもしてないのに、2回も出させて貰っちゃって」と言ってちらっとベリーズ工房の方を見るんだけど、その眼つきの色っぽいことと言ったら(笑)(←ベリーズ工房の連中は、多分山田菜々には全く気がついていなかったんじゃないでしょうか)。かつてハロプロ所属時代は、望んでも決して手が届かなかった雲の上の存在を、たった一つの決断の成功によって、しかもわずか半年足らずで今や見下ろす立場になる。どんな気分だったんでしょうかね。

 なぜ山田菜々がNMBにおける最重要人物だと考えるのかという事ですが、(山本彩がNMBのハンドルとするならば)恐らく彼女はNMBのアクセルなんですよ。他のメンバーには「何のためにNMBでがんばっているんだろう?」というふとした気の迷いが生ずる事もあると思うんだけど、山田菜々にだけは多分それが無い。ハロプロの最下層で3年以上に渡る下積みを経験し、弟には紅白出場で先を越され、年齢的には確実に限界が近づきつつあり、NMBの後輩メンバーや後発グループが雨後の竹の子のように乱立する状況で、アイドル枠がそれほど多くはない紅白にNMBが単独で出場する事(&自分がそのフロントメンバーにいる事)がどれほど困難かは、山田菜々自身が一番良く判っている筈です。だからこそ、立ち止まる事は出来ないと思うんだよね。

 とまあ長くなりましたが、この辺までが山本彩と山田菜々に関して、筆者がハイコンテクスト的に知っておく必要があると思う最低限の知識になります。この辺まで判っていれば、何故今回男性関係の不祥事を起こしたのが山本彩と山田菜々ではなく、渡辺美優紀と近藤里奈だったかもお分かりいただけると思います。長い下積みで辛酸を嘗め尽くした山本彩と山田菜々には、そもそも始めての紅白出場やレコ大新人賞選考がかかったこの重要な時期に不祥事を起こす他のメンバーの気持ちが、全く理解出来ないんじゃないでしょうか。山田菜々は総選挙のムックの中で、選挙での敗因を聞かれて「(NMBには)AKBさんのような下済みがありません」とはっきりと答えています。果ての見えない長い下積みを経験してきた山田菜々だからこそ、この時期のNMBの危うさをはっきりと認識していたんでしょうね。恐らくこうした不祥事は、NMBに関しては二期生、三期生と定期的に起こっていくのではないでしょうか(島田玲奈のプリクラ流出は、筆者的には不祥事とは考えていません)。なんせ、NMBには、下積みがほとんど無いからねー(笑)(←とは言え、今やAKBの研究生も事情は全く変わらないんだけどさ(爆))。

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。また文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

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コメント

お疲れ様です。

私は、中山優馬がとても好きではなかったので、山田ななさんも好きではなかったのですが、今回の記事で見方が変わりました。

山田さんの心持ちと私の心持ちは、むしろ同じ感じなのかなと。
まぁ、弟が嫌いかどうかはわかりませんが。

お馬鹿っぽくみえて、実は現状をしっかり理解している所や意識の高さに、是非応援したくなりました!

NMBだと山本さん推しだったのですが、山田さんと両方推しになりそうです!

投稿: りゅう | 2011.11.08 12:32

11月10日で250回目を迎えた公演を見てきました、山本彩さんは留守でしたけどね。
今年の正月から始まってもう二百を越える公演をこなしているNMBはハイスピードで進化しています。
AKBプロジェクトの神髄は現場をこなして目の前の客を倒すことでスキルを上げていくことです、
SKEのkⅡがやっと200回ですからSKEがおしりに火がついたと感じていることは自明のことです。
専用の小屋を持っていることの強みがここに出てきました、
SKEが東京本店扱いになったことでどう出てくるか楽しみです。

投稿: RAGU | 2011.11.11 01:31

再開、お疲れさまです。無事で何よりです。
つい最近、再開していたのを見つけたので、
また暇なときに読ませていただきます。

「アニメで打ち切りなんて20年間聞いたことない」とありますが、
有名どころだとガンダムXとか、コメットさん☆とかも、
確か打ち切りだったはずですよ。
まあ1クールのアニメに限れば打ち切りは極めて異例だと思いますが。

記事の論旨と全く関係ない部分の指摘で大変申し訳ありませんでした。
私も一応アニメ専門の端くれだったので。

これからも無理せず、時間のある時に書くくらいで構わないと思うので、
続けていただければとうれしいです。

投稿: blues_bar | 2011.12.13 20:22

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