« 新・私的AKB48論最終シーズンⅡ(その3)<改定版> | トップページ | 新・私的AKB48論最終シーズンⅡ(その5) »

新・私的AKB48論最終シーズンⅡ(その4)

今回のお題は、「人物評:<木下百花>(NMB一期研究生)」

 人物評に関しては多分これが最後になると思うんで、誰にしようかなとちょっとだけ考えたんだけど、最後の一人ならばこの娘しかいないなと(笑)。今までのブログにも散々書いたんだけど、筆者は指原に関しては最初に見た時から天才だと思っていて、「この娘はいつの日か絶対に大成する!」と言い続けてきたわけなんだけど、現時点で48プロジェクト全体を見渡してみても、指原を超える天才は(筆者の知る限りですが)この木下百花しかいないと断言できます。筆者のイメージとしては、普段の極度に小心者なお調子者っぷり(言ってる事は冷静に聞いてると相当変)と、超極悪電波系ブログの内容とのギャップから、「さよなら絶望先生」に出てくる音無芽留(通称めるめる。多分木下百花ならば誰の事を言っているのか判ると思う)を連想しちゃうんだよね(笑)(決して無口ってわけではないんだけど)。でもまあ確かにあの超電波系のブログも凄まじいんだけど、重要なのはそこに至るまでのプロセスだと考えます。

 恐らく木下百花は、全48プロジェクトの中でも、最も頭が良い(学業的な意味ではないですよ)メンバーの一人です。「勝てる勝負以外は絶対にしない」という木下百花は、非常に優れた勝負勘の持ち主だと考えられます。だからNMB入団からたった半年で、しかも僅か14歳という幼い年齢ではっきりと気がついちゃったんだよ、自分の人生がもうどん詰まりだという事実に!!。NMBのスターティングメンバーから漏れ、チームNに落選し、じゃんけんにも負け、新たに設立されるチームMにも自分の居場所が無いかもしれない事を知った彼女は、このまま闇雲にダンスのスキルを磨き続けるだけでは、自分の人生が何一つ好転していかないことに、はっきりと気がついちゃったわけです。AKBには二十歳を超えようかという年齢なのに、このあたりの勝負勘が無さ過ぎるメンバーが数多くいますよね。ただひたすら劇場公演をがんばって(しかもダンスだけ。せめてトークをがんばれよ!)いれば、いつか誰かが自分を助けに来てくれると思い込んでいるメンバーが、あまりにも多すぎる気がします。

 しかし不遇を託つ多くのメンバーたちの中で、木下百花唯一人だけが入団半年の研究生というこのタイミングで勝負に出ました。正規メンバーが揃っていれば劇場公演にすら出られないという身の上で、唯一つ残された表現の場であるブログに全てを賭けるというのは、戦術としてはこれ以外には無いという戦い方です。多分負けることが大嫌いな木下百花は、この半年間のあまりに無様な負け戦の数々に、心の中の何かが壊れちゃったと思うんだよね。それは自分を良く見せたいという虚栄心の部分だったりとか、誰かが何とかしてくれる筈だという依頼心の部分だったり、こんな筈は無い自分はもっと偉大な存在である筈だというアイデンティティの根幹に関わる部分であったのかもしれません。いずれにしても自分の未来はもうここまでと見切った彼女は、完全に開き直ります(これが一番難しい事なんだよ!!)。ブログの文章を見ていても、「斬首に出来るもんならやってみろ!!」という気概がはっきりと伝わってきますよね。そここそが、筆者が木下百花のブログで最も高く評価している所です(改行まで辞めちゃうってのは、本当に凄いよね(笑))。

 指原のブログも確かに面白いんだけど、指原のスタイルは構成を非常に緻密に考えていて、オチをきちんと決めてから書くスタイルです(だから短い)。秋元康氏をして「構成作家としての自分の後継者に」と言わせる所以ですよね。しかし木下百花のブログには、緻密な構成だの、笑えるオチなんてものは一切ありません。あるのは唯、自分の気持ちと行動をどこまでぶっちゃけられるかという、一点のみ。これはねー、やってみると判るんだけど、物凄く難しいことなんだよ。どうしても自分を良く見せてたいという気持ちが邪魔をして本心なんてなかなか書けないし、逆に本心にあまりにも忠実すぎると今度はブログに書いて良い表現の限界を超えてしまう。木下百花の場合は、はっきり言って<<超えちゃってる所も結構ある>>んだけど、流石は「お笑いの吉本」、よくぞここまで自由に書かせてくれました!。キャラクタービジネスの何たるかへの理解度は非常に高いですよね。これがAKBやSKEなら自主規制させられて潰されてるか、とっくに斬首になっていたんじゃないでしょうか。方向性としては、最近の指原はアイドルヲタとかミックスとかをほぼ全部封印してひたすらへたれ系自虐ネタ一本槍なんだけど(筆者的には強めにツッコんで、反撃されて途中で心が折れちゃうキャラの方が好き)、木下百花は押し引きの部分も含めて話題の幅も広い。木下百花も最初はヲタクアイドルっぽいキャラを作ってたんだけど、開き直ってからは完全に何でも有りになっちゃったんで、その分目いっぱい自分の引き出しが使えるということなのでしょう。ただこの娘が最初から順風満帆の状況で来ていればここまで極端に開き直れたとも思えず、研究生制度というものが良い方向に機能した極めて稀な例だと言えるのではないでしょうか。

 というわけで、今回はプレイボーイの「まるごと一冊AKB48増刊号」から、完全にメーターがレッドゾーンまで振り切っちゃってる、木下百花の天才が炸裂している発言を幾つか抜粋してみましょう。

>私のブログが面白いっていう人がいるらしいですけど、それ、みんな頭がおかしいんじゃないかと思ってて

 いきなり自分のファンをキチ○イ呼ばわり!!(爆)。木下百花がアイドルとしては完全に一線を越えてしまっていることが良く判ります(まだ入団半年の14歳だよ?)。

>(NMBへの応募について)公式には「お母さんに勧められて」って言ってるんですけど、実はお母さんが勝手に応募しちゃったんですよ

 運営による公式発表も完全否定!!。木下百花の前では“業界のお約束”なんてものは、一切通用しません(笑)。ただ指原も「実は公式発表よりも背が低い」と言っており、ある意味この辺は定番なのかも。

>理想の生活は引きこもり。好きな言葉は「勝てる勝負」。嫌いなものは“アイドル”

 指原や柏木由紀のようにアイドルを愛するが故にアイドルになったメンバーは数多くいれども、アイドルが嫌いなアイドルと言うのはもしかしたら木下百花、唯一人かもしれませんね

>ウチ、他人が怖いんですよ。今でも他人とは仲良くなりたくないっていう意識があって

 さらにアイドルという職業の存在意義も一蹴。返す刀で秋元康氏の「AKBは団体行動をとることによる教育効果を重視」という理念や、48プロジェクト躍進の礎となった握手会の意義も完全粉砕。

>(他のメンバーから愛されていると聞かされて)なんでですかね!?いつか集団リンチされるんですか?2期研究生の三田麻央なんか、懐いてくるんですよ。あれ、絶対私のカラダ目当てですよ

 友情も信用も信頼もノーリスペクト!!。もちろん木下百花が口にしていることが本心の全てだとは思わないけれど、演出だとすればなおさら凄い。指原でも狙ってここまでは言えないって!!

>(人気があると言われて)怖い…。調子に乗ったと思われるじゃないですか。私は悪口も陰口も言われることなく、ひっそりと生きていきたいんです

 これがアイドルが口にする台詞かあ???。要するに自分の人気が上がる必要は一切無しって事なんですけどっ!!(爆)。てことは順当に考えれば昇格も選抜もユニットセンターも絶対無理ですよね??(にも関わらず本人は選抜に入りたいと言っている)。ただこういった事は48プロジェクトの全メンバーが心の片隅では絶対に思っている事の筈であり、それをしれっと口に出来てしまうのは本当に凄い事なんですよ

>(将来の夢を聞かれて)結婚したい!そしてニートになりたい!!相手は趣味が合って、ひねくれている人がいいです(※木下百花はアニヲタでゲームヲタ、好きな使徒はバルディエル!(←変態です))。

 木下百花の発言は凄過ぎるんだけど、筆者にもニート的な考えの所もあるんで、実は結構共感出来る所も多いんだよね。かわいい女の子でニート願望があってヲタクな趣味を理解してくれる娘ならぜひ養ってあげたいと思う男性は結構居ると思うし、人によっては木下百花の「結婚したい人の条件」を聞いただけでくらっと来ちゃう人もいるんじゃないでしょうか(笑)。大抵の人はニート願望を持っていると思うんだけど、それを全肯定(しかも自分の身をもって)してくれるアイドルと言うのは超希少です。少なくとも48プロジェクトには、筆者の知る限り他には一人もいません。しかしハイコンテクスト的文脈において、対比の振り幅(貧乏と金持ちとか、馬鹿と秀才とか)は大きければ大きいほど良い訳で、まして(ヲタクに対する全肯定という方向性は今までにもあったんだけど)ニートに対する全肯定という方向性は恐らく全芸能界を見渡してもほとんどない(こんなにも需要がありそうなのにも関わらず!)。別にAKB自体がニートを容認する必要は無いんだけど、対比の方向性として「ニートを否定する48プロジェクト全メンバー VS ニートを積極的に認める木下百花一人」という対立概念は、全然有りだと思うんだよね(この娘なら恐らく、48プロジェクト全メンバーを相手に廻しても、アンチテーゼとしてキャラを立てることが出来ると思います)

 NMBはこの娘を絶対に手放しちゃいけない。確実に切り札となり得る存在です。もしチームN全員を取るかこの娘一人を取るかという状況があったとしても、場合によってはこの娘一人を取るという選択は十分有りだと思います(ブログのレスの数だって、チームN16名分全部束にしても、木下百花一人に敵わない日もあるでしょ?)。別に無理に昇格させる必要はありません。この娘なら研究生待遇のままでも、何の問題も無くやっていける筈です(名誉研究生とかどうでしょ?)。ここでNMB運営にお願いなんだけど、木下百花の感性をこのまま大切に育ててやって欲しい。発言内容がこれだけ過激なんだから、もう少し知名度が上がったら、マスコミやアンチから袋叩きに近い状況になるのは明らかです。例えそうなっても、絶対に自主規制なんてかけさせないで、守り抜いて欲しい(卒業なんて論外です)。このまま育てば、この娘が指原以上の大物になるのは、絶対に間違いないから。筆者のイメージとしては、二年後の木下百花は青いメイド服を着て番組の中のひな壇でマツコデラックスの隣に座っています。で、必死こいて踊り終わって戻ってきたNMB選抜のお姉さま達に対して「今日の出来は今一つでしたね~♪」。殺気立った木下春奈が「のきした~!後で覚えてろよ!!」。そんな感じで~(笑)。

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。また文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

|

« 新・私的AKB48論最終シーズンⅡ(その3)<改定版> | トップページ | 新・私的AKB48論最終シーズンⅡ(その5) »

芸能・アイドル」カテゴリの記事

コメント

確かオーディションを体操服で受けたんですよね。
nmbはよく観ていないのですがこの娘は気にしてちょくちょく観てました。
田名部さんに電波を足したようなブログは最高ですね。
勢いを失なわないで突っ走ってほしいです。

投稿: giacmini | 2011.11.05 17:13

いつだったか、中西里菜の人物評を考えていると仰っていましたよね。
ぜひとも拝聴したいのですが、よろしくお願いできませんでしょうか?

投稿: kay | 2011.11.05 21:01

お帰りなさい ところで百花さん実物はめちゃ可愛いです。
NMBの劇場で初見この美人は誰だと思いました、
難波のホームページの写真とは大違いです。
AKBグループの劇場公演はどのグループもチケットが取れなくなってきましたが
百花は劇場で一度は見ておくべきでしょうね。

投稿: RAGU | 2011.11.06 01:22

楽しく読みました。NMBに入りたくて入ったんじゃないけど、惨めに失意のまま去るのがどうしても許せないのだろう。勝つため攻勢に出たのがあのブログに帰結したと思う。この先どうなるか見守りたい。

投稿: ヒデナ | 2011.11.06 23:06

初めて書きます。ここの少年王3号さんの評論を読んで
AKBにハマっていき、その後、AKBから離れNMBにハマりました。
少年王3号さんが百花をそこまで評価されているとは大変嬉しく思いました。
さすがだなと!!

ブログで目だってからはメディアへの露出も増えてきましたが、
それまでは本当に関西でも全然見れる機会がなくて、
たまに出る公演に運良く当たるか、それか本当にブログだけでしたから。

ただ、1つの転機というか、こいつはタダ者じゃないぞという感じを
多くの人に与えたシーンで印象的だったのは、大阪で行われた
じゃんけん大会予備戦での活躍(負けましたけど)でしょうね。
あの時は、一番会場を沸かせていたのは百花でした。
3回のじゃんけんで物凄いパフォーマンスを見せてくれました。

投稿: イオタ | 2011.11.08 00:18

百花の行動は全て計算されたものです。
経営学に相手と同じ物で勝負しないとあります。
1年後彼女は間違いなくNMBの顔になってます。
そのキャラクターに更に磨きがかかりピンでの仕事
は増えるでしょう。
人に真似出来ない武器を持っているのは強いです。

そして体操服は伝説になります。

投稿: アズキ | 2011.11.08 23:21

イオタさんのおっしゃるじゃんけん大会の大阪予選は
百花ブレイクの一つのきっかけでしたね。
あれで百花のキャラを知ったファンも多いと思う。

ちょうどその後に研究生だけでやらされたドサ回りの仕事で
エアギターのパフォーマンスをやりきったことも
百花のキャラを開眼した転機になってると思います。

そのときのエアギターのヘッドバンギングの「ブレ」写真は
評判がよかった。
その後から「ブレ」写真は百花ブログの売りの一つになりました。

投稿: | 2011.11.11 18:41

今週、なにわなでしこ・中野区での投入 "最終兵器"だそうで(笑)
東京の48ファンにどう炸裂するか 画写りはどうか 楽しみです!

投稿: やどん | 2011.11.13 20:23

 「なにわなでしこ」を見ていたら、木下百花を“NMBの最終兵器”と紹介していました。この流れはもう止まらないでしょうね。将来の職業的には“バラドル”という括りになると思うんで、芸能界における寿命は短く見積もっても15年(構成作家になるなら後50年)。…凶悪過ぎますね(笑)。“AKBの最終兵器”指原莉乃もいよいよ「笑っていいとも」に本格進出(恐らく秋元康氏の全面支援の約束を取り付けてますね)。いいともの低迷する視聴率を立て直すという重責を担って、ついに指原も構成作家としてのキャリアの第一歩を踏み出しました。それにしても、あのタモリや千原ジュニアが指原の指示には絶対服従という状況は、空恐ろしいとしか言いようがありません(爆)。成功しても失敗しても、ただじゃ済まないのは確定的なので超楽しみです♪。そして次は、序列を150人位ぶっとばして、いきなり木下百花の番でしょうね(あるいはブレイク自体は“SKEの最終兵器”金子栞が先かな?)。木下百花も企画が出来るんで、いいともの構成とかやらせたら相当面白そうなんだけど、高校に入学したら東京に出てこられるようになるのか、高校卒業を待たないといけないのか。まだちょっと時間がかかるかなあ。

>いつだったか、中西里菜の人物評を考えていると仰っていましたよね。

 今のタイミングで中西里菜かあ~(笑)。筆者も彼女がAVデビューしてしばらくは状況が把握出来ていたんですが、もう一年近く全く情報収集が出来て無いんですよね。今の筆者に、彼女について書く力があるかどうか。

投稿: 少年王3号 | 2011.11.14 00:21

百花のこれまでの成果として、さや姉にお城モノマネをやらせたというのがありますね(笑)

投稿: イオタ | 2011.11.15 23:16

この娘もチェック済みでしたか!
文章もそうですがブログの写真の撮り方、構図もただものじゃないですよね。
ブログでブレイクしただけで叩かれたり、いろんな方面から彼女の感性を摘み取る
力が働いてくる中で、あのままで成長していけるかというのがとても心配です。

投稿: egg | 2011.11.29 05:08

少年王3号 様

木下百花の回、大変嬉しく拝読しました。

NMB48のオーディションの時から密着していたTV番組を見ていたとき、何となく木下百花に目が留まりました(体操着でしたね)。
理由はよく分かりませんでしたが、この娘は絶対に大化けするぞ!という直感が働きました。

筆者様の考察を拝読して、やっとその時の直感の意味が分かりました。
変わらぬ鋭い考察、ありがとうございます。

投稿: somerin | 2011.12.03 14:14

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/26541/53164182

この記事へのトラックバック一覧です: 新・私的AKB48論最終シーズンⅡ(その4):

« 新・私的AKB48論最終シーズンⅡ(その3)<改定版> | トップページ | 新・私的AKB48論最終シーズンⅡ(その5) »