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新・私的AKB48論最終シーズン(その1)

今回のお題は、「ついにSKE48公演のネット配信開始!!」

 …筆者が「SKEの本格的なブレイクには、公演のインターネット配信が必要不可欠!!」と言い続けて早二年、ようやくこの日がやってまいりました(号泣)。話題性を全部持っていかれるNMBの立ち上げとバッティングするこの最悪の時期にチームEの立ち上げを行ったことから、「もしかしたらインターネット配信のための布石か?」とは言ってみたものの、まさか本当に実現するとは感無量です。これでもう、思い残すことはありません。

 多分新規の方で、公演のインターネット配信の重要性が良く分かっていらっしゃらない方もいると思うんで、少しまとめておきます。そもそもなぜAKBが2008年10月(大声ダイヤモンド発売)以降にブレイクしたのかということです。ほとんどこの辺りの分析を出来ている人が居ないのですが、筆者なりに断言してしまえば、AKBブレイクの非常に大きな要因の一つは<<2008年10月1日のAKB公演のインターネット配信開始した>>から、ということになります。もちろんAKBINGOの地上波放送が重要なのは誰でも分かることですが、実は即効性がほとんど無かったのも事実です。AKBINGOの放映開始から一年以上、AKBのCDはほとんど販売枚数が増えていません。恐らくAKBINGOをたまたま見た一般の人達も、「この番組以外ではほとんど見たこと無いこの女の子達は、一体どういう人達なんだろう?」位の意識だったと思うんですよね。それが公演のインターネット配信が開始されたことで、初めて「AKBっていうのは、こういう事を本職にしている人達だったんだ」ということが分かったのではないでしょうか。

 次に「劇場最優先」という考え方についてですが、筆者はそれだけでは決定的に足りない物があると考えます。今だから言ってしまいますが、ただ単に<劇場公演をがんばる>だけでは、実はメンバーはほとんど報われない筈なんですよね。「劇場最優先」で“公演さえがんばっていれば必ず報われる”という考え方は、「ペンは剣より強し」と同じであくまでも理念の問題であって、現実に即した考え方ではないと考えます。だって見ているお客さんは常に300名以下なわけなんだから、その人達にどれだけアピールしたって限界はありますよね?。つまり「劇場最優先」という考え方は、あくまでも見に来ているお客さんが口コミで公演のすばらしさを広めてくれたり、インターネットに書き込みをしてくれて初めて成立するものであり、お客さんが何のアクションもしてくれなければ、ただそれだけで終わってしまうものなのではないでしょうか。…しかもお客さんの出来ることに限界があることは「劇場最優先」を3年間貫いて、かつ全くCDの販売枚数が増えなかったAKBが証明しています。つまり「劇場最優先」は(様々なメリットがあることは当然としても)、それだけでは一般層に対してアピールするには足りないものが多すぎるわけです。しかし公演のインターネット配信は、こうした劇場キャパの壁を完全に取り除いてくれます。つまり公演がインターネット配信されることによって、初めて「劇場最優先」は単なる理念ではなく、現実に成り得る可能性を持つことになります。

 これをSKEに当てはめて考えて見ましょう。インターネット配信が無かった頃は、AKBにせよSKEにせよ毎日劇場で公演を見続けるなんて事は、ごく一部の人達以外に不可能でした(現在はインターネット抽選のせいでごく一部の人達にも難しいことですが)。それでもAKBにはまだメモリスト氏やまえあつ通り氏がいてくれたので、少なくとも文字情報としてはAKBの劇場公演で何が行われているかは大まかに判りました。しかしSKEにはメモリスト氏が居なかったので、本当に<<見に行った250人以外は、SKE劇場で何が行われているのか全く判らない>>という最悪の状況が続いていたわけです。SKEのメンバーは中京地区ではテレビやラジオに結構な頻度で出ているので知名度はあるのでしょうが、SKEの本職が劇場公演だと言うことが良く判っていない人はまだまだ多いのではないでしょうか。つまりここまでSKEのメンバーが劇場でがんばってきた事は、一般層に対してアピールすると言う意味では<<ほぼ無意味だった>>という考え方も出来るわけで、その状況に嫌気がして若年メンバーから卒業していくとか、モチベーションが維持できなくて不祥事を起こして降格されるという事態が連発していたと筆者は考えます。つまり<<劇場公演のインターネット配信>>こそが、48プロジェクトにおける最大のキーポイントなのではないでしょうか。

 次に今回の劇場公演のインターネット配信に際して、SKEのメンバーは今後何をなすべきかと言う問題です。これが次回の「AKB総選挙」の投票動向に直結しているという事が理解出来ないようなメンバーは、とっとと辞めて貰った方がマシです。現在のAKBは完全な劇場軽視状態であり、1月にはついに新生チームAの公演は一回も無く、全公演の77%が研究生公演という惨状でした(一応言っておくと、筆者は研究生公演が大好きなのですが、それは全く別の問題です)。メモリスト氏も相当お怒りのご様子です(笑)。この期に乗じてSKEが行わなくてはならないのは、2009年6月に行われた「S2nd秋葉原公演」の再現以外有り得ません。つまり「人気はAKBの方があるかもしれないけど、パフォーマンスはSKEの方が断然上」という評価を、次の総選挙までにきっちり固めてしまう事です(一昔前のプロ野球の、「人気のセ実力のパ」みたいな感じです)。「人気でもパフォーマンスでも負けているけど、選挙では投票してください」なんて、プロとしておこがまし過ぎでしょ?。チームS迎撃用に編成されたと筆者が考えている新生チームKですら月に2~3回しか公演を行っておらず、コンビネーションがどうこう言う以前に、振りを覚えているのがやっとという有様です。こんな連中相手にきっちりと差を見せ付けられないようなら、今後「SKE単独で紅白に出場したい」なんて言うべきではないでしょうね。無理だから。

現在完全に動きが止まってしまっているチームKⅡ(一応来月から公演開始の予定らしいですが…)に関しては今年の総選挙に間に合うのか何とも言えませんが、チームSはやり方次第ではかなりの人数をアンダーガールズ以上に放り込める可能性があると考えます。逆に言うとSKEにはポジションを固めるための決定的なチャンスは今回の総選挙しか無いと思うんだよね。次回の総選挙では恐らくオリジナルのセットリストを引っ下げてNMBが挑んでくるのはほぼ確実と思われ、単純にSKEとNMBでダンススキル勝負になったら、票の喰い合いになるのは眼に見えています。下手をすると共倒れだよね。チームEに関しても、話題的には全部NMBに持って行かれた感じになっちゃったけど、正規チームの意地に賭けて、最低でも「AKB研究生とパフォーマンスが大して変わんないじゃん」とだけは言われるわけにはいきません。せめて「新生チームBよりはパフォーマンスが上」位の評価が固められないならば、今回の総選挙は完全に諦めた方が良いでしょう。いずれにしても、高柳明音のセットリストベスト100の感想にもあったように、「もしオリジナルが頂けていたとしても入っていなかったかもしれません。でも、今勝負をしたかったです」と言っている、その<<今>>がここからの3ヶ月なんだということは、SKE全メンバーは絶対に忘れるべきではありません。つーか、SKEメンバーはみんな骨身に染みて判っているんじゃないでしょうか。秋元康氏もはっきりと判っているでしょう。判っていないのは、恐らくAKBメンバーだけです。だから秋元康氏はAKBメンバーに対して「たるんでる奴から8人リストラする!」と発破をかけたわけですからね。

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。また文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

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コメント

梅香之候、久方ぶりに存じます。
「珠推55乃春」で御座います。
管理人様におかれましては、
昨年末災害 (221231M;平成22年12月31発生マリンゴ災害) の鎮静化には、多大なる御心労のことと、拝察申し上げます。

さて、
上記SKE論、拝読・・・・。
貴台の御解析に、感銘致しました。

本年も、御身ご自愛の上、AKB48(広義の・・)論、御教導いただけますよう、お願い申し上げます。

PS;SKE新PV「バンザイVenus」撮影場所(名古屋大須・瀬戸銀座)に、行ってまいりました・・・。

投稿: KKB41@NGY | 2011.02.13 10:14

初めてコメントさせていただきます。

少年王3号さんの記事で、感動したことも度々ありました(平嶋夏海の物語など)。
ここ最近の騒ぎは知っていましたが、本当に残念でなりません。

最終シーズンになってしまうのは非常に寂しいですが、
ぜひこれまでのような深いAKB48論を楽しみにしています。

AKBが劇場公演を研究生に投げている今、
SKEにチャンスが巡ってきて嬉しい限りです。
中部地区を除くと、今までSKEだとW松井以外外部露出なさすぎだったので、ぜひこのチャンスをものにしてほしいです。
チームSの秋葉原公演、実現を祈っています。
個人的にはKⅡにもやってほしいですが、やはり無理なのでしょうかね・・・

最後になりますが、AKBメンバーがテレビなどで
「毎日公演してるんでしょ?」⇒「はい!そうです!」
とコメントしてると、心の中で苦笑してしまいます・・・・・・

長文失礼致しました。

投稿: 風花 | 2011.02.13 15:53

AKB48プロジェクト別名アイドル虎の穴を体現しているのはSKE48研究生公演です、
降格人事の4名のがんばりはまさしく虎の穴です。
彼女たちは全然落ち込んではいません。
研究生は16名に満たないため
正規メンバーの応援を受けなければ公演を実施できません、
このことが逆によい方向に向かっています。
とにかくおもしろいですこれで1000円持ってけ泥棒と運営がいってるかは知りません。

投稿: RAGU | 2011.02.13 19:09

やっと。本当にやっと始まりますね。
SKEは何においても遠回りしてばかりですが、これで少しは総選挙でもAKBと張り合えそうですね。嬉しい限りです。

あとメンバーの意識について。SKEの置かれている立場なら危機感を持っていて当然といえば当然ではありますが「スター姫探し太郎」という“NMBに密着している番組”で“SKEメンバーが(二人でしかもW松井が中心とはいえ)その姿を目にしている”のも少しは影響してるんじゃないでしょうか。
元々意識の低い人達ではないんで放っておいてもそれなりにチェックしそうですが、ブラマヨさんから(テレビ用のコメントとはいえ)アイドルに興味がないであろう人の意見も聴けますし、プライベートで見るのとは得るものも違ってくるような気がします。

一つ心配なのがSKEは(具体的に言うのは控えておきますが)最近スキャンダラスな話題が続いてることですね。アイドルにとってやはり致命傷ですし、少年王さんがおっしゃるように大切な時期だから特に今は気をつけて欲しいですね。

投稿: DJRS | 2011.02.14 04:26

一部頭を過った事がいくつかありましたが、他の方が触れているので触れないでおきます。
そして触れていない事に一つ。

件のNMB48の運営会社は勉強不足もあり年末辺りまでは吉本だと思っていたのですが、実際にはキョウラクと合同出資で会社を作られましたね。
「スター姫 探し太郎」の持つ番組の意味が具体的に理解出来ました。
名実供に(AKB48とは違う意味で)姉妹グループの完成と言う訳ですが、『向かう先』または『向かいたい先』はどこなのだろうと疑問を持ちました。
純粋に「手を広げている」だけなのか、それとも「意図する事」があっての『拡充』なのか?…と。
どちらにせよスポンサーであり、運営の母体のさじ加減一つでSKE48もNMB48も身のふり方が変わってきますね。

投稿: 海霊 | 2011.02.14 10:38

このブログは珠理奈推しにとって聖地でした(/□≦、)
是非続けてほしいです

投稿: | 2011.02.14 15:28

筆者様は確か加弥乃と珠理奈推しでしたよね。

自分も全く一緒です。

珠理奈の将来は全く心配してません。

加弥乃も次回の金八先生に出演らしいので、AKB卒業生で一番の出世株になりましたね。

その辺を翌々もっと考察して欲しかったのですが。

投稿: 国道140号線 | 2011.02.15 02:59

最後の章でもあえて2点突っ込みますよ!

1 まず、SKEも公演って少ないんですよ。
今月のチームSは3回の予定です。振りやっと思い出すのはSでも同じこと。今は3軍のチームEばっかり。

2 大方のファンはSKEやNMB(AKB)にパフォーマンスなんか求めていない。

アイドルはかわいい子、おもしろい子や頑張ってる子を求められるんですよ結局は…。
パフォーマンスが凄いから好きになるって層はかなり限られます。
週刊AKBの秦さんのキャラを見てファンが急増したでしょう、結局はああいうのを求めているわけで。

投稿: ひろ | 2011.02.15 05:06

ちょっと待ってください
SKEチームSはシャッフル発動直後ですよ

それに紅白とか、そんなのいまのSKEのCD販売枚数からすれば、もうパフォーマンスどうこうは関係ない時期に入ってることは明白でしょう?
何故今更、何もしらない小学生みたいなことをなぜ突然書き始めておられるのか理解に苦しみます。

>単純にSKEとNMBでダンススキル勝負になったら、票の喰い合いになるのは眼に見えています
票の奪い合いがダンススキル勝負によって行われたことなんて、今まで一度もありませんし、今後もありませんよ!

SKEにとって今が重要な時期だという結論はその通りですが、途中の考察があまりに滅茶苦茶です。
今回ばかりは流石に酷いですよ。

投稿: 何故急にここまで? | 2011.02.17 20:10

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