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新・私的AKB48論5th(その19)

今回のお題は、「アンダー前田敦子世代の、選抜センター候補を考察する(現役メディア選抜のタイプ別分類編)」

 まずは用語の統一から。AKBメンバーは基本的に十種競技の選手だと思っているんで全員が複合型で明確なタイプ別分類は不可能なんだけど、話を判り易くする為に「女優タイプ」「モデルタイプ」「アーティストタイプ」「マルチタレントタイプ」の4つに筆者の独断と偏見(笑)で分類していきます(本人の意向とかも一切考慮しません)。以前はアーティストタイプを「歌手タイプ」「声優タイプ」「ダンサータイプ」に分けていたんだけど、良く考えたら芸能界にはダンサーなんて職種はほとんど存在しないので(爆)、一つにまとめさせていただきました。さてこの分類を第二回総選挙のメディア選抜に当てはめると

1位:大島優子(女優タイプ)
2位:前田敦子(女優タイプ)
3位:篠田麻里子(モデルタイプ)
4位:板野友美(モデルタイプ)
5位:渡辺麻友(女優タイプ)
6位:高橋みなみ(アーティストタイプ)
7位:小嶋陽菜(モデルタイプ)
8位:柏木由紀(アーティストタイプ)
9位:宮澤佐江(女優タイプ)
10位:松井珠理奈(アーティストタイプ)
11位:松井玲奈(女優タイプ)
12位:河西智美(アーティストタイプ)
圏外:峯岸みなみ(マルチタレントタイプ)
圏外:指原莉乃(マルチタレントタイプ)

ここから判るのは、とにかくAKBでは女優タイプが圧倒的に強く、アーティストタイプが予想外に弱いということです(マルチタレントタイプは、現時点では論外です(爆))。だってAKBメンバーは、基本的にアーティストとしての訓練を毎日受けている筈なのにおかしいと思いませんか?。モデルタイプのメンバーも、ドラマ出演には相当積極的ですし。ではなぜこのような結果になるのかということですが、これはAKBの構造的な問題だと筆者は考えます。AKBだけがやっていて他のアイドルがほとんどやっていない事を筆者なりに幾つか上げると、

A:毎日の劇場公演の時の完全台本無しMC
B:“無茶振り”と称する、台本無しのアドリブ寸劇(全国握手会時などの)
C:物ボケ

ということになるのですが、3つに共通するのは“台本無し”という点です。これは自分の頭で考えてコメント出し(物ボケはコメントを出すわけではありませんが)する能力を養うとともに、表現力を身につける事が最大の目的であると考えられます。一見するとこうした能力はマルチタレントタイプにこそ最適なものに見えるかもしれませんが、現実問題としてマルチタレントには相手の話を遮って自己主張する”割り込み能力”と、芸人に突っ込まれた際の“リアクション能力”が最も必要なものであり、これを養うための訓練をAKBではほとんど行っていません。マルチタレントを目指すなら、むしろアイドリングに加入した方がより適切な訓練を受けられることでしょう。これが筆者が考える、現時点でのAKBでのマルチタレントタイプが激弱な理由です(今後は峯岸・指原のツートップの活躍で状況は少し変わってくると思いますが)。

 つまりAKBでは表面的には全員がアーティストになるための訓練を受けているように見えながら、要所要所では女優としての能力である「表現力」が最も強くアピールされる仕掛けになっているわけですね。なので筆者的には、AKBで女優タイプ(かつ演技志向の強いモデルタイプ)が圧勝なのは<<当然の結果>>であると考えます。AKBの女優タイプ偏重が如何に特殊であるかということは、第二回総選挙の時の司会の徳光和夫氏の「平成のアイドルは、自分の言葉を持っています」という言葉からもはっきりと判ります(厳密には「AKBだけが、自分の言葉を持っています」が正解なんだけどね)。この点に関してもう少し言葉を足すと、AKB以前のアイドルは、コンサートでの何気無い会話の一つ一つに至るまで全て台本があったということであり(台本を書いていた秋元康氏自身の言葉です)、これを完全に外したAKBのMCはかなり画期的なものだったんですよ。だから徳光氏はアイドルは台本通りにコメントするのが当然だと思っていたわけで、順位や周りの状況に応じてコメントの内容を自由に変えてくるAKBのMCに、本当にたまげてしまったと思うんですよね。つまり総選挙イベントはAKBメンバーにとっては、今まで養ってきた「コメント出し能力」と「表現力」を見て貰う為の、言わば“発表会”のようなものだったという考え方も出来るでしょう。だから他のアイドルグループにも総選挙自体を行う事は可能なのでしょうが、アドリブでのコメント出し能力を鍛えていない彼女達には、総選挙をイベントとして成功させる事は恐らく不可能なのではないでしょうか。

 AKBに関しては、秋元康氏は設立当初から「月9の主役をAKBのメンバーが順番に演じるようにしたい」と言っていたわけで、その意味でもAKBにおいて女優タイプが最も優遇されるのは当然と言えるかもしれません。というわけで、アンダー前田敦子世代に関しては<<一文字も触れる事無く>>(爆)、次回に続きます。

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。また文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

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コメント

最近18歳になり早速ANNを席巻したマルチタレントタイプの二人がこの先どうなるのか、
そしてAKBにどういう影響を与えるのか全く予想できずワクワクしてます。


選挙の時って順位も大切ですが、コメントでいかにファンの気持ちを掴むのかがさらに重要ですよね。
ある意味あのコメントこそ総選挙の主役を決めるものかもしれませんね。

そこで、(演じてる訳ではないですが)今年の主演女優賞をあげるとしたら少年王さんは誰にあげますか?

私は
豪快なガッツポーズを決めた梅田さん、
しゃべりながら溢れ出すように涙を零した北原さん、
喉をつまらせてまさに言葉に出来ない状態の小森さん、
自分の立場を踏まえて堂々と自己紹介したSKE大矢さん、
絶妙な間と表情で「…うまく出来なかったみたいです」を言った前田さん
あたりがノミネートかなと思います。


ついつい興奮してしまい長文失礼しました。

投稿: 三方 | 2010.12.07 07:17

今年の総選挙のコメントで印象に残ったんは
渡辺麻友です。
今の現状に満足していません
秘めたる闘志。なんかギラギラしてた時の長州みたいでかっこよかった

投稿: ノゲイラ | 2010.12.07 13:03

秋元Pの来年のAKBのテーマが、”予定調和を狂わせること”らしいですから、その通りになるとまた面白くなりそうですけどね

後、AKBのマルチタレントタイプNo.1はどうみても秋元才加じゃないですか
失礼ながら指原は論外(爆)

投稿: | 2010.12.07 14:33

アーティストとしての能力(ダンス・歌唱力など)が高くても必ずしも大成できないのは日本の芸能界と同じですね(AKB自体、芸能界の縮図みたいなものですが)。
少年王さんの“AKBメンバーは基本的に十種競技の選手だ”という言葉のように「アーティストとしての能力」はさほど高くないメンバーが他の部分でそれを補っているのは理解しているのですが、そういう「アーティストとしての能力」に特化したメンバーはもっと評価されて欲しいと思います。

それと少年王さんがお忙しい中記事を催促してしまうようで申し訳ないのですが、以前(その14)でまとめると仰ってたSKEの紅白に関するお題は「SKEの落選」が確定になってしまったのでもう扱うことはないのでしょうか?
「今年の紅白出場の有無」はついに公演が決まった妹分であるNMBとの今後の関係性や、メンバーが発表された新チームである「チームE」のスタートにも関わってくる気がするのですが。

投稿: DJRS | 2010.12.07 15:07

 こんばんわ。
 いつも、拝見させていただき、大変参考にさせております。
 SKE48も12/6の公式ブログで第4期生を中心としたチームEを立ち上げましたね。
 またKⅡも問題があったとされる噂されるメンバーを研究生に降格し、研究生を引き上げてチームを作り直しました。
 そこで質問なのですが、第4期研究生というのは、そこまで優秀なのでしょうか?
 このコラムでも言われる通り、SKEはオンデマンドが無いので、確認が取れないのですが・・・ 
 SKEにとって、第4期研究生というのは、(個人的に)チームS、チームKⅡの年長者が卒業し、成長した各人のバランスを見て、AKBみたいにチームシャッフルする際の世代交代の中核になると言う感じがしてならないのですが、どうなのでしょうか。
 個人的には、第5期生を採用してから、選抜してチームEを作り公演の回数をこなして経験値を積む方がJPN48の個人の実力を底上げするにはいいのかな?とも思うのです。
 それとも、時間を懸けてはいられない事情が出てきたのでしょうか?
 長文になってしまい、申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
 それでは、頑張ってください。

投稿: アボタン | 2010.12.07 21:41

アーティストが基本だとすると、ソロ活動をあまり行ってない人がアーティストタイプなのかな。

投稿: 金太 | 2010.12.07 22:09

内容の無い話。番組検索は何の参考にもならないことが分かった。篠田より大島麻衣が多いけど殆どスイエンサー。ブログ刑事というのは名古屋だけかな?

投稿: 金太 | 2010.12.07 22:50

女優・モデルタイプが強い理由は負けず嫌いが多いかなという印象を受けました。あと、女優・モデルタイプは一瞬の表情を作るのがうまい人がたくさんいますね。
ゆきりんはフレキスでオリジナルドラマをとっているのでそこでアドバンテージがあると思うし、とも~みは表情を作るのはAKB1うまいと思います。(この二人が女優目指したらいいと思うんですけど)

そう考えるとたかみなは非常に特殊な例になるとおもいます。

投稿: 7010 | 2010.12.08 01:08

一般のAKB評は「自分たちの番組では賑やかだが、他番組では空気」
それで間違ってはいないと思います

ただMCに上手いことハマると面白いんですけどね(さんま御殿のさっしー・きたりえとか、Shibuya Deep Aのあきちゃとか)
でもそれは彼女たちの力というよりもMCの腕による所が大きいのが事実
すべっても良いから爪痕残すつもりでもっと積極的に行くことが今後の課題でしょう
そういった意味でも特攻隊役にみーちゃん・さっしーというのは適役なのかも知れませんね

投稿: | 2010.12.08 01:44

マルチタレントタイプが弱いのはルックスのせいでしょう。マルチタレントというタイプが弱いのではなく…
篠田、小嶋は綺麗系でありながら可愛いですが秋元は綺麗ですが可愛さがない。
峯岸、指原はやはりイマイチ。俺は好きですが。

例えば大島麻衣(マルチタレントタイプだと自分は思います。)が総選挙に参加したら10以内に入るでしょうし。
篠田は確かにモデルタイプですが、マルチタレントと言っても過言ではないと思います、まあ何が言いたいかというと峯岸、指原がルックス良ければもっと上位にランクイン出来るんじゃないかなと。
まあ、ルックスで勝てないからトークで頑張るわけですけどね…。

投稿: レノンマッカートニー | 2010.12.08 10:39

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