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新・私的AKB48論5th(その14)

今回のお題は、「“推しメン”は一体どのようにして決まってくるのか」

 皆様の推しメンはどのようなメカニズムによって決定されたのか、考えたことはありますか?。指原莉乃は秋元康氏から、「指原は悲観的でいい。弱い者には弱い者が味方をしてくれるから」と言われたということです。指原莉乃を五推し(位かな?)にしている筆者としては、面と向かって“弱い者”と言われると少し切ない所もあるのですが(笑)、言いたい事は良く判ります。まず“推し”はどうやって決まるのかの仮設を3つほど挙げると

パターン1:自分と近い存在だと感じて、強く感情移入をする
パターン2:自分には絶対になれない存在だとして、あこがれて夢を託す
パターン3:外見や性格や行動が好みに合う

といったところでしょうか。一見するとパターン3が大半と思われるかもしれませんが、それほど単純な話では無い様です(笑)。最近は「推しと好きは別」という人も増えてきているようで、パターン3を明確に区別する人が多くなってきているのかもしれません。

 指原の場合、ファンの大半は恐らくパターン1だと思うんだよね。ここで秋元康氏が言っている“弱い者”というのは、単純に力が弱いとか精神力が足りないとか経済的に苦しいとかいう話をしているわけではなくて、“深い挫折を知っている”という意味だと思うんだよね。指原がバンジージャンプを飛べなかった時、恐らく周りの大人達は突き刺す様な視線で指原を睨みつけた筈で、飛びさえすれば全てが解決する事は、指原にだってはっきりと理解出来ていた事でしょう。でも出来なかった。…人間てみんな、そんなもんじゃないですかね。勉強さえすれば良い大学入れたけど、出来なかった。頑張って練習すれば大会で勝てたけど、出来なかった。あそこで人間関係を我慢しておけばもっと収入が良かったけど、出来なかった。嫌なものは嫌だし、怖いものは怖い。みんなそうですよね。得だろうが有利だろうが儲かろうが、出来ないものは出来ない。恐らくそれを深く理解している人ほど指原に強く感情移入出来るということを、秋元康氏は言いたいのではないでしょうか。その意味では我々は、指原が困難を克服する所なんて、見たくも無いと言えるのかもしれません。だから“指原は、今のままで良い”という事になるわけです。

 一方前田敦子(というかトップグループのメンバー)のファンというのは、恐らくパターン2が大半なんじゃないですかね(パターン3は別枠として)。世の中には「強い者だけを応援する」「偉い人だけを応援する」「一番の者だけを応援する」という層が確実に居るそうで(しかも非常に数が多い)、一見すると“どうせ最初から一番なんだから、この上応援しても意味ねえだろ”という気持ちにもなりがちですが(爆)、応援している本人的にはこれにはこれで意味があるわけです。つまり「自分は強く(偉く・一番に)なれなかったけど、あの人には私の理想であるために強い(偉い・一番の)ままで居て欲しい」というわけです。…こういうファンを持つことも、これはこれで大変なんだよね。だって、一番(あるいはトップグループ)から脱落したら、今までの自分のファンは新しい一番(あるいはトップグループ)を応援するので、自分は坂道を転げ落ちるように順位を下げていくことになるのだから。第二回総選挙の前田敦子の場合は、ほぼ同率一位と言って良い得票数だし、メディア露出も全く落ちていないのでこのまま転落していく事は無いだろうけど、これが例えばこのままメディア露出がほぼゼロにでもなっていたら、本当に次回の総選挙はどこまで落ちるか判ったもんじゃない所だったと思います(おニャン子クラブのメンバーがそうだったように)。それが恐らく、芸能界の怖さって奴なのでしょうね。やっぱりトップの連中は、きつい勝負をしているんだなと思います。

 パターン3は非常に判り易いし、そんなに難しい話でも無いので広く多くのファンを集める事が出来る反面、絶対的な忠誠心が低いのが問題なのではないでしょうか。例えば容姿に惹かれた場合、もっと好みに合う新人が現れたらいきなり推し変されてしまう危険性もあるわけで、安定感には非常に欠けると思うんだよね(単純に飽きられてしまう、という問題もあります)。また複数推しの可能性も高いわけで、そのへんも不安材料です。そう考えると、一番安定感があって確実なのはパターン1だということになるのですが、そもそもパターン1のファンを多く持つという事は非常に難しくて人数が集まらなさそうというだけではなく、パターン1のファンを増やすということは自分自身の欠点までを包み隠さずさらけ出すということであり、よほど開き直らないと難しいですよね。これだって、そう簡単に出来ることではありません。

 この文章には結論が無くて、損得とか有利不利とかのバランスは人それぞれとしか言い様が無いんだけど、少なくとも「リアルタイムドキュメンタリー」であるAKBの場合、本来奨励されるのはパターン1なのかな、という気はします(それが有利なのかは、イマイチ良く判らないのですが)。ただパターン1だけでは、メディア選抜まで上り詰めるにはファンの人数が足りなすぎなのは間違い無いでしょう。だからパターン2とパターン3も組み合わせる必要がある筈なんだけど、そんなのはAKB以外でも幾らでも見つける事が出来るんで、筆者的にはあんまり興味がないんですよね(笑)。逆に自分が誰推しであるかということを考える事は、ある意味鏡を見ているようなものの筈なんで、自分が何を考えて生きているのかを教えてくれる道標となるのかもしれません。まあ、そんなに深く考えるほどのものじゃないかもしれないけどさ(爆)。

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。また文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

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コメント

私の様なライトファンからすると単純明快で楽ですよね。

1を感じる程詳しく知らない。
※基本TVで見聞きした情報と確証の無いゴシップや匿名掲示板の様な情報源のみなので、前者のTV等で自身が確認した事しか全面的に信じない

2は棲む世界が違うし熱狂的ファンでも無いので客観的にしか見ていない為にのめり込まない。
※大金を注ぎ込んだりしないし、そもそも「接触命」とか「認知命?」とか言われる人達が違う世界の人に見えてしまう

その点3は明確ですね。
私は「人間性を疑う」レベルの危ない人や性格の悪すぎる人以外は大概「好き」と言える位に現状を楽しんでいるだけ。
これによって悪い噂を流されようが、確証をもてる事以外気にしないと言い切れてしまう。('・ω・`)
全員知っている訳では無くても「コイツ嫌い」って人がいない。
それどころか見識に欠ける言葉を平気で書く人を見るとおかしな点を批判し擁護してしまう。
人それぞれとはいえ、こんなファンで良いのだろうか?

投稿: 海霊 | 2010.11.29 01:52

名前挙げてないですが、3の代表格はこじはるでしょう。

ルックス、ポテンシャル、どこか抜けてるキャラクター彼女を嫌いって声はあまり聞きませんね。

ただそれだと3〜4推しになってしまうことになりかねないので、パターン3だけじゃ薄いのがAKBです。

投稿: ぱかぱか | 2010.11.29 02:36

少し違和感を感じます。
仮説によれば自分は1、2、3の複合パターンの推しになります。
「自分に近いと感情移入し、自分が逃した可能性を持っていて夢を託せる好みの容姿のメンバー」が推しメンなんですが・・・・
1に比べて2,3の分析がやや投げやりに感じます

投稿: さささ | 2010.11.29 09:15

初期のファンはAKB48全体のファンとして入り、その後で個々の推しメンが決まっていったのではないかと思います。今のようにバラでテレビに出ることは少なかった時代です。当然AKB内での役割、立ち位置が影響してきます。
個別に露出がある現状では、逆にテレビでいいなと思ったアイドルがAKBのメンバーだった、推しメンなんていう言葉もそれから知った、あるいは今でも知らないという人もでてくるのではないでしょうか。

投稿: ARD50 | 2010.11.29 14:25

僕の場合は2かな。ファンというよりストーカーだけど。筆者さんには全く感情移入してないので大丈夫です?

投稿: 金太 | 2010.11.30 00:06

昔見ていたダンスオーディション番組の話。各地の予選を通過した人たちが毎週いろんなジャンルのダンスをして、視聴者の電話投票で数が絞られていく。予選の段階では参加者のバックグラウンドが紹介されたり、本選ではダンスを披露する前に練習風景が映し出される。ダンスの後、審査員たちがコメントする。ダンサーはそれに反論することも出来る。

コンテンポラリーダンサーが活躍していた印象がある。聞きなれない言葉だったせいかもしれない。バレエのような動きだったので見せることを目的としたダンスなのだろう。

優勝特典が何だったか覚えてないけれど、歌手デビューではない。

投稿: 金太 | 2010.12.03 00:13

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