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新・私的AKB48論5th(その1)

今回のお題は、「古川愛李は、如何にして『アニマックス第2回全日本アニソングランプリ』を戦い抜いたか(前編)」

 ご無沙汰しております。さて前回4thではアクセス数の急増に浮き足立って、固めの文章を書き続けて、結構大変な思いをしたわけですが(笑)、ぶっちゃけ筆者レベル位のAKBの知識の人は他に幾らでも居るわけで、評論や人物評などはそういう人に任せても良いのかなという気もするので(最近は他所のブログもほとんど見に行かなくなりましたが)、とりあえず筆者以外に絶対に書けない(というか書かない)タイプの文章を7本ほど書いてみます。他ジャンルからやってきた筆者の最大の長所は、一般のAKBファンとは根本的に異なった視点から、俯瞰してAKBを見られることかなと思っているので。

 今回は「アニヲタ」的視点で。筆者のSKEでの一推しは古川愛李だったりするわけですが(笑)、プロフィール的な事はウィキペディアでも見て貰えば判ることなので、今回は古川愛李一世一代の大勝負となった、2008年9月に行われた『アニマックス第2回全日本アニソングランプリ』(以下『第2回~』と表記)について見て行きたいと思います(新規のK2推しの方の場合、知らない方もいらっしゃると思うので)。

 さて古川愛李のアイドルチャレンジ歴は結構長くて(笑)、2004年に行われた「モーニング娘。ラッキー7オーディション」では二次審査では、AKB梅田彩佳と共に玉砕。「モーニング娘。オーディション2005」では3次審査5名まで残ったものの、久住小春の前に惜敗。「エーベックスオーディション2006」の最終審査では、ほとんどの挑戦者がAVEX所属のアーティストの歌を歌う中、唯一人アニソンである「残酷の天使のテーゼ」を歌うアニヲタ魂を見せ(笑)、且つきっちり合格者58名に入っていたりするのですが、残念ながらここでは芽が出ず。また2007年にはドワンゴ主催のアニメロ新人オーディションに春川瑠花名義で合格するも、ここでもダメ。そんな流れの中で古川愛李は、優勝者にはアニマックス製作のアニメの主題歌でメジャーデビューする権利が得られる『第2回~』の決勝大会に、「名古屋地区準優勝」の実績を持ってエントリーしたわけです。

 さてこの決勝大会は全国5箇所で行われた予選の優勝・準優勝者、合わせて10名によって競われたわけですが、準々決勝はくじ引きの順番通りに歌って審査員が得点を付け、得点が高い順に7人勝ち抜けというものでした。「エーベックスオーディション2006」でも披露した「残酷な天使のテーゼ」(新世紀エヴァンゲリオン)を歌った古川愛李の得点は、79点の4位タイで見事準々決勝を勝ち抜け。ただしこの時点で1位のカトリーヌ(後のHIMEKA)は90点、2位の井上ひかりは84点とかなりのハイスコアを記録しており、後の戦いに早くも暗雲が立ち込める結果となりました。

 そして迎えた準決勝、今度は7人中上位得点者2名が勝ち抜けというやり方こそ変わらないものの、最後の1名の決勝進出者は<<そこまでの得点とは一切関わり無く>>、会場に来ている観客の人気投票のみによって決めるという、超変則的な選考となりました。そして勝負は、古川愛李のいきなりの大苦戦から幕を開けます。3番手で「you」(ひぐらしのなく頃に)を歌った古川愛李は74点という低得点に沈み、最終的に7人中6位、それも5位に7点もの大差をつけられてのほぼ同率最下位と言っても良いほど惨状。…この時の古川愛李の歌を聞いてて思ったんだけど、上手い下手以前に、なんか全体的に声が上ずってる気がするんだよね。後の「イノセンス」のソロパートなんかはきちんと歌えているんだけど。ここまでオーディションを受けまくって百戦錬磨のはずの古川愛李も、プレッシャーで実力が発揮しきれなかったということなのかな。いずれにしてもこの74点という低得点に関しては歌を聴く限りやむを得ないのかな、という気がします。しかし得点的には落選確定のこの時点でも古川愛李はほとんど心が折れておらず、「投票を待ちます」と強気なコメントを出したわけですが、実は古川愛李には心中勝算があったと思うんだよね。何故かというと…

(続く)

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。また文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

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芸能・アイドル」カテゴリの記事

コメント

少年王3号様

再開をお待ちしていました。
ありがとうございます。

人材教育・マネージメントを担当する仕事をしている関係でたくさんの書籍を読みましたが、少年王3号様のブログが一番勉強になります。

ご多忙のことと拝察致しますが、掲載を心待ちにしているファンがここにも居ますので頑張って下さい。

投稿: somerin | 2010.11.08 00:18

お久しぶりです。再開を心待ちにしてました(‐^▽^‐)

古川愛李って何気に多才ですよね。
SKEの中で頭は回る方だと思いますし、他に歌だったり、絵だったり、笑いのセンスだったり。(時々シュールすぎる嫌いはありますが(;^_^A)
埋もれるにはもったいない人材だと思うので今回の選抜入りを期により多くの人に認めて貰いたいですね。

SKEといえば選抜の枠が7人→16人になりましたがこれについてはどう思いますか?
少数精鋭のままだとメンバーがほぼ固定になるだろうし増員は仕方がない(むしろ歓迎です)とは思いますが、16人はちょっと多すぎませんかね?特にオフィシャルブログのごちゃごちゃ感はどうにかならないものかと思うのですが。

投稿: DJRS | 2010.11.08 03:50

>人材教育・マネージメントを担当する仕事をしている関係でたくさんの書籍を読みましたが、少年王3号様のブログが一番勉強になります。

意外な感じですが、とても嬉しいです(o^-^o)
今後も励みにさせていただきます。

>SKEといえば選抜の枠が7人→16人になりましたがこれについてはどう思いますか?
>増員は仕方がない(むしろ歓迎です)とは思いますが

 人数に関しては一長一短だとは思いますが、ほとんどのファンにとっては”むしろ歓迎”というスタンスなのではないでしょうか。少数選抜曲のネックは、コンサートの最後にみんなで歌う曲になりえないこと(結構大きいですよ)、セットリストベスト30で一位になれないこと(つまりSKEの代表曲にはなりえない)、サマーフェスティバル2010という対抗戦の場での使い勝手が猛烈に悪かったこと、そもそもSKEは人数が多いのだから7人では本質が伝わらない、など。一方多数選抜の利点は、単純に人数が多いほうが推すファンも多いのでCDの売れ行きも良い筈、選抜に入りやすくなるのでメンバーの士気も上がる、AKB標準(AKBらしさ)に合わせた、というところでしょうか。筆者的には、多数選抜が正解だと思います。

 オフィシャルブログのごちゃごちゃ感は、・・・サイトを作った運営の頭が悪いだけなので、多数選抜である事とはほとんど関係有りません。SKE運営に思いっきり苦情を言ってやってください(笑)

投稿: 少年王3号 | 2010.11.08 07:22

こんにちは。
湯浅支配人は7人選抜を「名前を覚えてもらえる上限で、テレビに映ったときに一番収まりのいいのが7人」って説明してたはずですが、今回いきなり倍増させたことについて何もコメントを出していないんですよね。
ていうか、運営ブログは8月末日以来放置してるし(笑
公式ブログはRSS対応してないんで更新見逃すことが多いですし、アメブロも最初はメンバー別のカテゴリで見やすかったのに曲別のカテゴリにして目的のメンバーのエントリを探すのが困難(ほぼ不可能)なくらいめんどくさくなりました。
頭が悪いというか、ファンに対するサービス精神が欠落してるんでしょうね。

投稿: | 2010.11.08 09:40

>>少年王3号さん

回答ありがとうございました。少年王さんもやはり歓迎派ですか。
そんな気はしていたのですが、知り合いに何名か「SKEの良さはAKBと違って少数精鋭な所だったのに」っていう人が居たものでお聞きしました。
挙げてくださった利点の中で大きいのは「選抜に入りやすくなるのでメンバーの士気も上がる点」でしょうか。多ければ良いってものでもないですが、もっとスポットライトを浴びてもいいメンバーが余りに多すぎると思っているので。
メンバーのチャンスも増え、モチベーションも上がるならやはり良かったと思えますよね。

あと苦情はしっかり運営の方へ言っておきます(笑)


>>名無しさん

SKEの運営は基本的な所で至らない部分が多いですよね。
湯浅支配人の7人体制についての説明は知らなかったので勉強になりました。ありがとうございました。

投稿: DJRS | 2010.11.09 05:39

DJRSさん

一応ざっくり調べてみましたが、BUBUKAのインタビューでした。
以下蛇足ですが、BUBUKAの別の号ではtwitterについても言及してて、

>やるなら本気でやりたい。「今日の公演はつまらない」とか「メンバー気合入ってないな」とか

と言っていますが、現実は御存知の通り、アメブロと公式ニュース欄を自動取得してるにすぎません。
正直、現状のツイッターは「恥ずかしい」ので、やる気がないならさっさとアカウント削除したもらいたいくらいですね。
自動取得といえば、メールマガジンも「本日の予定」を自動取得して自動送信してるだけですね。
もっとマネージャーの本音コラムなんかがあるもんだと思ってましたが、期待はずれだったので登録解除しました。
SKE運営はいろいろ手を出す割に放置することが多い印象です。

そもそも出演情報もまともに告知できなくて告知漏れが多く、メンバーがブログで告知してるくらいですから。
あれは自分が出てるから見て欲しくて念を入れて書いてるっていうよりは、運営を信用できないから自分で告知してると感じますね。

湯浅さんは自分に甘く、他人(メンバー)に厳しい印象です。
木本花音の座右の銘じゃないですが、「死ぬ気でやれよ、死なないから」と言いたいですね。

投稿: | 2010.11.09 16:48

>>名無しさん
ご丁寧に出所+αの情報まで書いて下さってありがとうございますm(_ _)m
もしかしたら記事で言っていた「本気」でやってこの程度なのかもしれませんね(笑)

メンバーたちは必死でやっているだけに、管理する側である運営側はもっとしっかりして欲しいものですよね。

投稿: DJRS | 2010.11.09 23:52

>湯浅支配人は7人選抜を「名前を覚えてもらえる上限で、テレビに映ったときに一番収まりのいいのが7人」って説明してたはずですが

確かにこの点は少数選抜の最大の利点だとは思いますが、だとすれば一年位は7人とも固定で行かなければ筋が通りません。名前を覚えてもらう前提なのに、メンバーを毎回入れ替えている時点で、少数選抜は駄目だった気がします。

>湯浅さんは自分に甘く、他人(メンバー)に厳しい印象です。
>メンバーたちは必死でやっているだけに、管理する側である運営側はもっとしっかりして欲しいものですよね。

筆者は「糞運営」を名乗っていた頃からAKB運営に対する評価は非常に高いのですが、SKE運営に対する評価は今も低いです。確かにAKB運営には試行錯誤をする期間が3年間もあったのに対して、SKE運営はいきなり結果を出さなくてはならないという同情すべき点は有ると思うのですが、だからと言ってチームSがAKB一期生のように20人が6人に減るまで待てるのかと言われたら当然待てないわけで。

筆者的には、多くは望まないので、せめて一度犯した間違いは二回目にはきちんと修正だけはしていって欲しい(二度犯すなとまでは言わないので)。要はきちんと反省会と今後の対策を考えているということです。この点がAKB運営の最も優れている点だと思うので。

投稿: 少年王3号 | 2010.11.10 07:32

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