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新・私的AKB48論5th(その8)

今回のお題は、「AKB48のグッドデザイン賞ベスト15の受賞に対する悪評について」

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101008-00000005-rnijugo-ent

>「褒め殺しにしか見えないw」
>「立ち上げ時に居たメンバーがガンガン抜けてるのに先見性ってのは…w」
>「おいおい、おニャン子の焼き直しだろうがw 何が先見性だよwww」
>などといった意見が寄せられている。どうやら違和感を抱いている人も少なくないようだ。

 今回から3本連続で、少し攻撃的な文章を載せていきます。さてネットを見渡す限り、AKBのシステム的優位性が理解出来ている人は、本当に少数なんですよね。今回の騒動を見ていて、改めて痛感しました。だからこそ逆に『AKBも真っ青! 韓国一の美脚グループ いよいよ日本上陸!!』とか、『素質も努力も韓国アイドルが上 「少女時代」「KARA」が日本席巻』なんていう提灯記事が、普通に通用しちゃうんでしょうね。筆者の文章を読んでいただいている方にはお解かりだと思いますが、筆者は5回に1回位の割合でAKBのシステム的優位性をひたすら訴え続けてきたわけで、グッドデザインアワード2010審査委員会が筆者と同じような考えだと言う事に対して、“俺だけじゃなかったんだ”という初めてに近い気持ちになりました。まあ、AKBをシステム論として語っている人はほとんどいないからねえ。AKBがシステム的に優れているか劣っているかは、別に議論で論破したからと言って証明されるものでもないし、結果(AKBがこれからどれだけ発展していくか、韓流アイドルが今後どんな道を辿っていくか)だけ見てもらえば十分だと思うので(←それでもああいう人達には、結果を見せても理解できないかなあ)、今回は今までの話を蒸し返す事はしません。代わりに現在の状況について少し見てみましょう。

AKBのシステム的優位性は、実際に一度はAKBと戦争しようと決意した者にしか実感できないのかもしれません。まずパフォーマンスにおいてはアイドル界随一と言われる「ももクロ」ですが、過去には「ももクロによるアイドル界の統一」を旗印に、AKBに対して徹底したゲリラ戦を展開してきました。AKBのMVP特典によるツーショット撮影に対抗してCDを一枚買ってくれたファンとのツーショット撮影、AKBの公演時間に完全に合わせてAKBシアターに入れなかったお客さんを対象としたライブの開催、セットリストベスト100の全国同時生中継と完全に時間を合わせての大型ライブの開催などなど。しかしユニバーサルからメジャーデビューしたものの(CDの売れ行きは必ずしも悪くなかったと思うのですが)一曲リリースしただけで手を切ると、AKBが所属するキングレコードへ鞍替え。かつSKE劇場でライブを行う(未遂)など、AKBと協調路線に入りつつある印象です(過去の「ももクロ」の言動を考えると、全面降伏に近い感覚です)。…やっぱりCDがある程度売れるようになってきたら、「ももクロ」としては逆に打つ手が無くなってきたと思うんだよね。ゲリラ戦というのは圧倒的に不利な状況だから行えるものあって、戦力が拮抗している状況で行えるものではありません。「ももクロ」が次のステップに進もうと考えた時に、最早AKBと敵対しても何一つメリットが無いという所まで来ちゃったということなのではないでしょうか。…協調路線をとっても、良い事ばかりとは言えないのが苦しい所ですが。

 ハロプロ勢に関しては、主力のモー娘。のCDの売り上げ枚数がSKEや、AKBの一ユニットに過ぎない新興のフレンチキスを下回る(且つ「ももクロ」と大して変わらない)という現状にも関わらず、未だに「総本山ハロー!プロジェクト」などと持ち上げるマスコミも多いですよね。如何に現状認識が腐っているかという証左なわけですが、流石にハロプロ陣営もここに来てやっと(手遅れになってから相当時間が過ぎてしまいましたが)AKBに対する分析と現状の打開を考え始めたようです。メンバーの入れ替えによる若返りと話題性の隆起(二年遅かったねえ)、ネットを使ったライブの無料中継(この期に及んで無料ですか…)、AKBとの共演解禁と少しづつ動き出した感じですが、実際に始めてみてやっと(CDの売り上げ枚数以上に)どれだけAKBにシステム的に決定的な差をつけられたかを実感して、愕然としているのではないでしょうか。筆者はハロプロ勢に対して、AKBに比べて極端に人材的に劣っていると思ったことは一度も無いし、書いたことも無い筈です。単純にシステムの差(これが果てしなくでかいんだけど)、だけの話だと思うんですよね(要するにハロプロ運営が<<無能>>だと言うことです)。だから思いっきり極端な話をすれば、今すぐAKBとハロプロ勢の全メンバーを総入れ替えしても、時間は掛かるかもしれませんが、(メンバーがハロプロ勢に入れ替わった)AKBが絶対に勝つと確信します(ハロプロ勢のダンスの師匠は夏まゆみ氏なんで、AKBのダンスにも何とか適応できるだろうし(笑))。それほどまでにAKBのシステムが優れているからこそ、グッドデザイン賞の受賞対象になると思うんですよね。

 ただ共演に関しては感情面は相当複雑なようで(笑)、24時間テレビでAKBとモー娘。が共演した時に、センターでモー娘。が「でっかい宇宙に愛がある」を歌い、脇に追いやられて一緒に歌わされた時のAKBメンバーの不貞腐れた顔は強烈でした(爆)。元々感情が顔に出易い人達ではあるんだけど、あそこまで嫌そうな顔をしていたのは初めて見た気がします。よっぽど納得がいかなかったんだろうねえ(笑)。元々AKBはタブーが少なくて(そういう所が筆者は好きなんですが)、他のアイドルグループのファンを公言するメンバーは非常に多くいました。現役のアイドルでメンバーに一番人気はキュートかなあ。指原に至っては、AKBが「ももクロ」とバチバチに遣り合っていた頃に、「私、今外でライブをやっている「ももクロ」のあかりちゃんのファンなんです」とか物凄い事を言っていましたね(…その後ピタリと言わなくなりましたが(爆))。そんな中で、AKBメンバーが最近あまり話題に挙げなかったのがモー娘。なわけで、メンバーの多くがモー娘。のオーディション落選組だということも含めて、相当複雑な思いがあるんだろうなと思います。AKBメンバーとしてはキュートには何の恨みも無いので(つーか、藤江れいな的には親戚?)、キュートの鈴木愛理と渡辺麻友の共演は全く問題無いのでしょうが、もしハロプロがAKBと本気で協調路線を取ろうと思うのなら、モー娘。はもう少し気を使っていかないと、共演すらままならなくなるかもしれませんね(もう手遅れ気味かな?)

 逆にAKBのシステム的な本質が全く理解できていないのは、エーベックスのスーパーガールズですね。あそこまで劣悪なマーケティング能力で、本当にこの先大丈夫なのかね?。それとも何か切り札があるのかな?。まあある程度売れてくればAKBに関して本気で分析して愕然とするんだろうけど、そこまでもいけない気がするなあ。他人事ながら、大変心配な気持ちになります(詳しくは「フレンチキスは本当にエーベックスで大丈夫?」にて)。

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。また文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

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コメント

ホントにYahooのAKBと韓流アイドルの記事はアンチコメントが付き物ですよね(笑)
そしてそれを書いているのがハロプロヲタの多いこと多いこと(笑)
イチイチ反応ご苦労様ですといった感じです

エイベックスに関しては、フレンチ・キスのヒットでより間違った方向に自信を持ってしまったかも知れません
間違いなく今年のAKB関連のイベントでワースト上位に入るであろう「バッティング会」や「上映会」など、とんでもないことを平気で実行しますから
渡り廊下走り隊のように普通に握手会をやるのが、スタッフ的にもメンバー的にもファン的にも一番良いと思いますけどね

フレンチ・キスに第2弾シングルが出そうな動きがありますが、今回はどんなイベントをするのか密かに楽しみではあります(笑)

投稿: | 2010.11.14 23:51

最近の趣味的なコラムも非常に面白かったのですが、正直こういったものを待ってました(笑)

少し前に何かのTV番組でAKBファンに対して、ハロプロとAKBってそんなに変わらないのにどうしてAKBが好きなの? と質問しているものがありましたが、その「どうして」の部分を考える人は未だに少ないですよね。ですが、古参のファンの方でも「CDが100万枚売れたから、今後は衰退していく」という事をあっさり言い放ってしまいますから、そんなものなのかなと思ってます。

指原といえば、秋祭りカラオケ大会で「ハロプロ最高!」って言ってたのを思い出しました。


記事とは関係ないのですが、最近、松井珠理奈の体調不良が続いているのが気になってます。プレッシャーからかなぁ、と思っているのですが。少年王さんはどうお考えでしょうか?

投稿: saenai | 2010.11.15 06:29

ももクロは、メディアの注目を集めて、対AKB用として利用可能な、高井つき奈という強力なカードを持ってはいるけど、100%の威力を発揮させるには、SKEとの連携が不可欠と言うところが、難しい所でしょうね。
来年になれば、SKEが、これ以上伸びるためには、ライトなAKBファンの切り崩しが必要と判断すれば、もうチョット変わるかもしれませんが。

AKB/SKEの小劇場を使った公演の利点について分析している分析しているブログを発見したのでURLを置きますね
演劇プロデューサーのつぶやき・SKE48に魅かれて(3) http://aiuchi-p.seesaa.net/article/161828288.html
キーポイントは、中毒性の有るコンテンツの存在のようです。

投稿: スローステップ | 2010.11.15 19:49

初投稿です。

最近マガジンでAKBの存在知って、ここの記事を大半読みました。
私もAKBのシステムには強烈に惹かれます。誰がいいとかそれ以上に、公演型のアイドルグループ。
というのが本当に重要ですよね。
もしもAKBが今後、落ち込んでいくとすれば、それは所属メンバーがアイドル活動?人気?に満足して堕落していくことぐらいでしょうか。

しかし、そもそも芸能界への進出学校という視点で考えれば、
大人が油断しなければあと10年以上は衰退しない可能性は高いと思います。

全盛期のモーニング娘にもなかった魅力はやはり公演型ということと
「会いにいけるアイドル」という「生」を売りにしているところでしょうね。

逆に発足して4~5年もの間大阪に住んでいる私までAKBの存在が知られなかったということも
非常に面白いと思います。雑誌のグラビアなんかでは知らない人に知ってもらうところまではいかないものですね。

投稿: A | 2010.11.21 13:13

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