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新・私的AKB48論4th(その12)

今回のお題は、「大声ダイヤモンド以降の選抜曲における、選抜メンバーに関する考察」(前編)

 以前Baby!Baby!Baby!までのAKBの選抜曲に関してまとめたことがあったので、今回は大声ダイヤモンド以降の各楽曲に関して、選抜メンバーの変遷と共に振り返ってみたと思います。

「大声ダイヤモンド」(10thシングル)
<→イン>:北原里英(5期)・宮崎美穂(5期)・指原莉乃(5期)・松井珠理奈(SKE)
<←アウト>:中西里菜(1期)、梅田彩佳(2期)、大堀恵(2期)
 ここまでの選抜メンバーは、比較的似た様なメンバーが順繰りにやっていた感があったのですが、SKEと研究生の本格参戦によって、劇的にメンバーが入れ替わった感がある構成となりました。特に松井珠理奈に関しては完全に主役扱いであり、AKB第2シーズンの幕開けを告げる作品となりました。CDの売り上げを見ても、今まで梃子でも3万枚すらCDを売り上げる事が出来なかったAKBが、本作で過去の最大売り上げ枚数の3倍近くにもなる7万5千枚を売り上げることに成功しており、その要因としてはキングレコードへの移籍、初の全国握手会も含めて<プロモーションに費やす金額と手間が飛躍的に増大した>ことが最大の要因であると筆者は考えています。そしてその決断を促したのは、SKEの発足と共に手に入れたAKB次世代のエース・松井珠理奈の存在以外には考えられず、この娘が居なければAKBは未だにCDを3万枚すら売り上げられないB級アイドルに留まっていた可能性が十分にあると筆者は考えます。

 また5期生四天王の内3名が本作で選抜デビューを飾っており、これにより現在まで連なる選抜メンバーの原型が完成したと言って過言では無いでしょう(厳密には次作の松井玲奈の加入をもって、ですが)。もう一つ忘れてはならないのは、本来小野恵令奈が務めるべきだと思われるポジションに渡辺麻友が抜擢されている点で、これも後の2度の総選挙の流れを考えると、非常に大きな出来事だったと言えるでしょう。筆者の個人的な見解を言わせて貰えば、今までのAKBの全ての選抜曲の中で、新旧のメンバーのバランスを考えた場合、最もバランスの取れた「ベスト・オブ・選抜メンバー」とでも呼ぶべき人選だと思うのですがいかがでしょうか(厳密には、川崎希と松井玲奈が入れ替わっていれば言うこと無し、ですが)。逆に中西里菜に関しては卒業を目前に控えて今更選抜に入ることは根本的に無理だったこと、梅田彩佳に関しては怪我による長期離脱からの復帰へのご祝儀が終了したこと、大堀恵は大堀めしべとしてのプロモーション期間中ということを考えると、落選もやむなしかなという気がします。

「10年桜」(11thシングル)
<→イン>:藤江れいな(4期)・倉持明日香(4期)・松井玲奈(SKE)
<←アウト>:佐藤由加里(1期)、川崎希(1期)、秋元才加(2期)
 大声ダイヤモンドの選抜メンバーをベースに、5期生に五ヶ月遅れて4期生2名が選抜デビューを飾りましたが、10年桜の選抜の最大の目玉は松井玲奈の選抜デビューでしょう。SKEは初期の構想では松井珠理奈と共に軸にしようとしたのは大矢真那だったと筆者は考えており、それがたった5ヶ月で立場を逆転しての選抜デビューは、やはり只者では無いという事でしょうね。5期生四天王が比較的選抜に固定化したのに比べると、4期生の二人は現在はほぼポジションを失った形となっています。…こんな形で脱落すると、AKBの場合復帰は凄く難しいんだよね(泣)。他のメンバーも選抜に選ばれたら、その期間を相当大切に過ごさないと、脱落したら二度と呼ばれないという事は十分に有り得るので、心して置く必要があるのではないでしょうか。あと余談ですが、前田敦子と松井珠理奈のツインセンターは、はっきり言って無茶。あれじゃ前田敦子を見殺しだよね(笑)。ちなみにここで選抜から脱落した秋元才加は、この後何度も選抜と脱落を繰り返しますが、こんなことは本当に秋元才加唯一人の超レアケースと言えるでしょうね。

「涙サプライズ!」(12thシングル)
<→イン>:仁藤萌乃(5期)・小森美果(7期)
<←アウト>:倉持明日香(4期)・大島麻衣(1期→卒業)
 早くも4期生一名が選抜から脱落すると共に、5期生四天王の最後の一人である仁藤萌乃が(現在までの所)最初で最後の選抜入り。…四人揃うのは、これが最初で最後かなあ。小森美果の研究生で選抜入りというのも前代未聞の快挙なんだけど、これもこの後二度と選抜に呼ばれていないので、非常に評価の難しい所。きつい事を言えば、この選抜は総選挙の直前なわけだから、次の選抜に入るのに最も有利なポジションを貰っているわけなんで、自力で何とかしなくちゃいけなかったんだろうね。ただ実験的に選抜メンバーを入れ替えたのは、実は涙サプライズの選抜が最後で、この後はほとんど選抜メンバーは固定化してしまっており(新規で選抜レギュラー入りしたのは高城亜樹くらい)、あとは総選挙で自力で何とかしなさいという方針に変わっちゃったんだよね(泣)。まあ、アンダーガールズとかシアターガールズとかが充実してきてるんで、あまり気にならない所かもしれないけど。余談ですが、筆者は涙サプライズの前田敦子センター、両サイドに松井珠理奈と小嶋陽菜を置くフォーメーションが結構気に入ってます。体格とダンススキルと存在感を考えた場合、現状のAKBでは松井珠理奈と対になれるのは、小嶋陽菜くらいしかいないんじゃないですかね。

「言い訳Maybe」(13thシングル)
<→イン>:浦野一美(1期)・佐藤亜美菜(4期)・多田愛佳(3期)・佐藤由加里・倉持明日香、秋元才加
<←アウト>:指原莉乃(5期)・松井玲奈・藤江れいな・仁藤萌乃・小森美果
 いやもうボロボロ(爆)。でも浦野一美に関しては見事の一言。究極の干されメンでありながら、自力で選抜入りは本当に凄い。ほとんどの人が判っていないと思うのですが、浦野一美はAKB最強のタイトルホルダーであり、唯一人の3チーム渡り歩き、AX第一位を三連覇、公演参加回数第一位(これは若干微妙だけど…)、とAKBのほぼ全てのタイトルを一人で持っており、それ以外にもキャラ変という言葉の定義、おやつ公演という言葉の定義、お客さんへの楽曲への掛け声のタイミングと内容の指示など、AKBへの貢献度は圧倒的に高いにも関わらず、<全く報われない>人生を歩んできただけだけに、最後の最後に選抜入りできたのには、素直におめでとうと言ってあげたいです。ところでこの第一回総選挙で判った事は、受かった人は<たいして報われない>んだけど、落選した人は<次回以降の選抜にも完璧に落選し続ける>ということ。(藤江・仁藤・小森はもちろん)指原莉乃・松井玲奈も、この後の選抜にことごとく落選しており、なんか総選挙でおいしい思いをしているメンバーが、ほとんど居ない気がするんだよね。総選挙が一回限りの選抜メンバーを決めるためだけのものだというのは十分判っているんだけど、とは言えここまで歴然と落選したメンバーが次回以降も干されているという現実があるわけなのだから、せめて受かったメンバーにはもう少し報いてあげても良いんじゃないでしょうか。

予想外に長くなっちゃったんで、次回に続きます。

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。また文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

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コメント

秋元康氏も先日のブブカのインタビューで秋元才加は特異な存在と答えてましたね
既に始まってると思われる次シングルのレッスンにも秋元才加は参加してませんし今後もこの体制は変わらないんでしょう

気になるのは、北原里英、指原莉乃はそのレッスンに参加し、宮崎美穂は参加していないこと
運営の5期生四天王の格付けも完全に変わったんだなと思いました

投稿: | 2010.08.29 00:50

宮崎美穂は愛されてはいても難しいとこですね。反抗期キャラはずっと続けるわけには
いかないですし。体型から行っても、お世辞にもセンターを任せられる器では無いですし。
強いのはバラエティと歌唱力でしょうが、高校卒業とともに引退した方が彼女らしいとも
思うのですが。

投稿: | 2010.08.29 00:54

なっちゃん推しの方とは思えないほどの、正確なW松井評は素晴らしいです。
AKB原理主義的な人が多い中、48プロジェクト全体を踏まえて考察されている点に感心します。W松井2人がもし最初からAKBであったら、今どうなっていたかの考察もお聞きしたいですね。SKEはもの凄く苦戦しているとして。

あのジャケ写を含め、松井珠理奈で最後の勝負という感じなのか、またはブレイクの自信はありながらの一つのアピールプレイなのか、どちらかはわかりませんが、外様の松井珠理奈のセンター抜擢は完全にAKBのメンバーもファンも本気になった気がします。

また、選挙が大きくなりすぎて順位がつきまとい、選抜への大抜擢がしづらい状況にあると思うのですが…何でもゴリ推しとか言われてしまうし、保守的な現状を運営はどう打開するのか興味があります。

投稿: | 2010.08.29 03:06

選抜の数は大声~言い訳まで21名、RIVER~ポニシュは16名ですよね
RIVER以後はアンダーガールズを充実させるための削減ですかね
選抜落ちした指原仁藤藤江小森は選挙の惨敗の影響でしょうね
倉持は10年桜のPVを年末に撮影した後に疑惑騒動が発覚したので
次回からは外されたんでしょうね その後選挙で選抜入りしたのは皮肉ですけどw
そう考えると選挙で人気のある亜美菜を干すのが理解しがたいのですけどねえ
亜美菜は次回からはどうなるのでしょうか?

投稿: | 2010.08.29 05:53

>気になるのは、北原里英、指原莉乃はそのレッスンに参加し、宮崎美穂は参加していないこと運営の5期生四天王の格付けも完全に変わったんだなと思いました

第二回総選挙の結果がきちんと反映されたということなんでしょうね。まあ指原の場合は、総選挙の順位以前に単独でマンガの主人公になってしまうなど最初から別枠なので(笑)、単純に宮崎美穂の問題なのだと思いますが。

>宮崎美穂は愛されてはいても難しいとこですね。反抗期キャラはずっと続けるわけにはいかないですし。

人には皆、「ある日突然理解度が上がる」瞬間があります(言い方は「スイッチが入る」でも「悟りを開く」でも何でも構いませんが)。前田敦子・高橋みなみ・松井玲奈などの入団当時の印象を聞くと、現在の彼女たちは間違い無くどこかでスイッチが入っていますよね。逆に小野恵令奈は全くスイッチが入らないままAKBを去ろうとしています。・・・宮崎美穂にも十分可能性はあると思うんだよね。上手くいく保障は全く無いですが。

>W松井2人がもし最初からAKBであったら、今どうなっていたかの考察もお聞きしたいですね

恐らく選抜のセンターライン5名の内の二枠は確実にW松井が獲っていたと思います。そのくらいポテンシャルに差が有るでしょうね。

>そう考えると選挙で人気のある亜美菜を干すのが理解しがたいのですけどねえ

以前にも書きましたが、佐藤亜美菜はテレビ向けに全くキャラが立っていないので、起用法が非常に難しいのだと思います。とにかくキャラを固めないと。筆者的にはコンサートで足が折れても踊った「根性キャラ」(←仁藤萌乃とバッティングしますが)とか、「貧乏性キャラ」とかかなという気がしますが、実は筆者は佐藤亜美菜に対する理解度があまり高くない気がするので(爆)、代わりに何か考えてあげてください(笑)

投稿: 少年王3号 | 2010.08.29 10:43

個人的には宮崎美穂が一度選抜落ちして立ち直るのか、それともそのまま埋もれてしまうのかに非常に興味があります

選抜落ちを直接伝えられたのか、メンバーのスケジュールで知ったのかは分かりませんが、それからの宮崎の公演でのパフォーマンスが格段に変わったんですよね(MCでも異常に気合を入れているし)

本人的にモチベーションの低下はなさそうだし、逆にショック療法でスイッチが入りかけているのではないかなと
能力の高さは誰もが認めているだけに、今が正念場ですね

投稿: | 2010.08.29 11:09

このままでは宮崎美穂はモー娘における小川麻琴になりそう。
佐藤亜美菜はキャラ(萌え萌え)は確立していると思います。ただし地下アイドルっぽいのでTV向けではありませんが。

投稿: 通りすがり | 2010.08.29 16:28

>個人的には宮崎美穂が一度選抜落ちして立ち直るのか、それともそのまま埋もれてしまうのかに非常に興味があります

宮崎美穂は本質的に頭の良い娘なんで、総選挙18位の自分が選抜に留まったままで、10位の河西智美や11位の小野恵令奈や16位の峯岸みなみが何故選抜から脱落していくのか、納得出来なかったんだと思いますよ。自分の何が評価されているのか、何をすれば良いのかも判らなくなっていたのではないでしょうか。むしろ選抜から外れて、すっきりしたと思いますよ。

宮崎美穂の攻撃的な性格を考えると、やるべき事が前進あるのみという状況は、むしろ判り易くて本人的にも納得出来る状況なんじゃないでしょうか。多田愛佳のように、時間を掛けてじっくりとキャラを固めなおしていけば、選抜復帰は時間の問題だと考えます。

投稿: 少年王3号 | 2010.08.29 16:41

秋元は言い訳Maybeで復帰ですよね

投稿: | 2010.08.30 19:37

>秋元は言い訳Maybeで復帰ですよね

おっしゃる通りです。お詫びをして訂正させていただきますm(_ _)m

投稿: 少年王 | 2010.08.31 00:02

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