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「教えて☆渡り廊下走り隊!」(その一)

今回のお題は、「なぜこの時期に、“渡り廊下走り隊”に菊地あやかが復帰したのか?」について

 “渡り廊下走り隊”は2009年11月のノースリーブスとの、「プロダクション尾木内最強ユニット決定戦」に辛くも勝利したことにより、2010年3月の「48プロジェクト内最強ユニット決定戦」への参加が決まりました(まあ大げさに言えば、ということですが)。相手は、<本気になった>松井珠理奈率いるSKE選抜チームと、<最強エイベックス>をバックにつけ仮面ライダーとタイアップしている“クイーン&エリザベス”。…ぶっちゃけ、かなり分の悪い勝負です。如何に渡辺麻友に総選挙4位の実績があるとは言え、話題性という点で大きく劣り(せめて年末に賞の一つでも獲れていれば(泣))、いつもの根性主義一辺倒では、『完璧ぐ~のね』の実績を大きく上回るのは非常に困難だと考えられます(筆者的には『アッカンベー橋』の曲自体にも相当問題がある気がするのですが(泣))。つまり“渡り廊下走り隊”は自力で話題性を<作る>しかないわけで、分かりやすい形でパワーアップを見せる必要もあります。となれば、“メンバーを増やす”というのは、非常に妥当なやり方だということになりますよね。…ただ問題は、なぜ菊地あやかなのか、という点です。

 古くからのファンの方ならば、チームBと菊地彩香の因縁はご存知のことと思います。(ここでは簡単にしか触れませんが)当時絶頂期にあり、チームBナンバー2の地位を手中にしつつあった菊地彩香は、いわゆる「プリクラ流出事件」によって解雇処分となり、ほぼ確定していた(と筆者は確信している)“渡り廊下走り隊”への参加は絶望的になりました。これによって“渡り廊下走り隊”も大きく路線変更を行いました。本来渡辺麻友のワントップのチーム(なので人数が奇数であることが必要)である筈の“渡り廊下走り隊”は、人数が偶数になったことから本来あるべきフォーメーションを組むことが出来ず、常に変則的な動き(仲川遥香の上手側後ろが常にぽっかりと空いている)を強いられることとなりました。元々“渡り廊下走り隊”が“お菓子なシスターズ”の3名からなっちゃんを増員して今の形態になったことを考えると、更なる増員は想定内ではありました。しかし増員したのが菊地あやかというのは、さすがの筆者もびっくりです。

 “渡り廊下走り隊”への菊地あやかの加入を提案したのが誰なのかは、非常に興味を引かれるところです。ポニーキャニオンサイドということは非常に考え難く、あるとすれば秋元康氏(サプライズが全てという秋元氏ならば有り得る事です)なのか、尾木の社長なのか、はたまた(色々と評判が悪い)AKSの社長なのか、その辺しか考えられないですよね。もしかしたら「増員したいんだけど、誰が良い?」という質問形式だったのかもしれません。ただ最後に決断したのはメンバー自身だったとなっちゃんも公演で語っており、最終的なリスクはメンバー自身が背負うことになりました。…ただ損得勘定は別として、加入させるなら菊地あやかを、というメンバー達の気持ちは凄く良く判るんだよねえ。最初AKBにはツーショット写真禁止なんてルールは無かったわけで、本来ならせいぜい謹慎で済む筈の話が、菊地あやかの彼氏が糞野郎だったために、解雇という形を取らざるを得ない状況に追い込まれました。当然チームBのメンバー達も納得なんて出来る訳も無く、当時のチームBの士気は最低(実際崩壊寸前まで行った事もあったようです)だったとなっちゃんも言っていましたね。そうした経緯を考えれば、“渡り廊下走り隊”への増員は、菊地あやか以外ありえなかったのかもしれません。

 ここからは少し損得勘定について考えて見ます。菊地あやか加入による最大のデメリットは、アンチ菊地あやかのファン層を、そのままアンチ“渡り廊下走り隊”のファン層とせざるを得ない点にあります。今まで“渡り廊下走り隊”を明確に敵視するAKBファンは相当少なかったと思うのですが、今後はかなりの数のアンチ“渡り廊下走り隊”のファン層を覚悟する必要があります。逆に菊地あやかがどれだけのファンを“渡り廊下走り隊”に連れて来てくれたかですが、…どうなんでしょうね?。またチームの方向性の点でも若干問題があります。“渡り廊下走り隊”は(他のAKBのユニットと比べて)トークを得意としているのですが、菊地あやかはトークがあまり得意ではないので、その点でもあまり戦力にならない可能性が高いと思われます。これらを含めてトータルで考えれば、筆者は加入させるきベストの人員は指原莉乃(多田愛佳とのサシハラスメントねたとか、テレビで見せてあげたかったですが)だったと今でも思っていますが、(指原と菊地あやかの因縁を考えれば)メンバーにとっては有り得ない選択だったのかもしれません。

 今後の菊地あやかのあり方について。ここまで事態が進んでしまった以上、ポジティブに考えていきましょう。菊地あやかには一刻も早く、全盛期の、(柏木由紀を後一歩まで追い込んだ頃の)攻撃的なスタイルを取り戻してもらう必要があります。萎縮なんてしている暇はありません。いまさら清純派を気取ってみても仕方無いので、悪役上等位の意気込みでバンバン前に出て貰う必要があります。(頭が悪いということはアイドルにとって必ずしもデメリットでは無いので)頭の悪さを前面に出して、全ての泥は自分が被る位の意気込みで行って欲しい。あと全ての言動に突っ込まれることも覚悟の上の筈なので、徹底的にリアクションを磨いて欲しい。柏木由紀が大きくブレイクしたのも、リアクションの女王と呼ばれることになって以降なので、そこは意識しておいて損はありません。また解雇の経緯を説明する必要がある可能性もあるので、マスコミ向けのコメントは予め準備しておくべきです。特に考えて欲しいのは役割分担です。ボケの仲川遥香に突っ込みの平嶋夏海、優等生の渡辺麻友にやんちゃな多田愛佳というように非常に明確な役割分担が出来ている“渡り廊下走り隊”において、菊地あやかはどういった役割を担えるかということです。普通に考えればボケかやんちゃ系でしょうが、アニメに詳しくない菊地あやかには多田愛佳とのからみは困難だと思うので、仲川遥香とコンビでボケ倒すのが順当な所かな。そうなると親友の仲川遥香とのコンビネーションが重要になってくるので、磨きをかけておく必要がありますね。

 いずれにしても、菊地あやかにとっては、(困難な状況を覚悟の上で)自分をもう一度拾い上げてくれた“渡り廊下走り隊”の他のメンバーに報いるためにも、人生で最大の根性の見せ所を迎えることになります。ここで後に引く位ならば、むしろAKBに戻って来るべきではなかったということです。幸い新規ファンの急増によって菊地彩香時代を知らない、フラットな目で見てくれるファンが大半を占めるまでになってきています。今ならば、“RESET”をかけることができるのは、チームだけでは無いということですね。

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。また文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

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コメント

いつもおもしろい分析で楽しみにしています。

チームBで準エース・2,3番手のポジションに居たあやりん。
力はあると思います。
年齢的にもこれからですし、
今回の加入・再移籍を期に、
再び選抜入りなど表舞台に返り咲いて欲しいです。
「RESET」公演でのパフォーマンスも注目ですね♪


> 筆者的には『アッカンベー橋』の曲自体にも相当問題がある気がするのですが(泣)

全くの同感です(^_^;)
「やる気花火」「完璧ぐ~のね」が、
ダンス・楽曲ともに大変クオリティが高く、
売れ線メロディだっただけに。
ただ同日リリースにめぼしい敵がいない&いつもの商法で、
オリコン1位の可能性が十分ありえるんですよね。
「この曲で1位とか日本終わった」とかいう人出てきそうです(^_^;)
まぁファンとしてはうれしいんですが♪

SKE48の2ndシングル「青空片想い」。
売れ線メロディ・少数精鋭選抜(SKE的スカヒラセブン)といい、
これは勝負に出た感じですね。
PVも拝見しましたが、ダンスもかっこよく、
7人とも細くて現代っ子的な良いスタイルで
衣装もとても似合っている気がしました。
同日リリースに確か東方神起がいたので1位は厳しいでしょうが、
トップ3は狙えると思います。
「アッカンベー橋」よりこちらの方が楽しみです♪

長くてすいませんm(_ _)m

投稿: | 2010.03.09 00:40

新記事楽しみにしてました!

今回も非常に説得力のある分析ですね。もしかしてマーケティング等を専門にされてらっしゃる方ですか?

まず、菊地あやかの加入についてですが、秋元さん発案→尾木プロ承諾といった流れではないでしょうか?
本文でもご指摘あったように、アンチ菊地あやか派の反発を招くリスクのある決定を出来るのはら秋元さんしかいないよう感じます。

それに、今回の電撃加入の目的が、どうしてもまゆゆの気を引き締めさせることのように思えてなりません。
まゆゆは、今のメインどころで一番のびのびと、悪く言えば緊張感が無いように感じられます。
大声ダイヤモンドで松井珠を持ってきた前科もありますし、敢えて地力のある菊地あやかを投入することで奮起を促し、もっと自己主張させようとしてるんじゃないでしょうか?。


最後に、私もさっしーの渡り廊下走り隊見たかったです。

投稿: ちょうぴん | 2010.03.09 02:19

新規のほとんどは中途半端に「ツーショット事件」を知っているだけで、ただ菊池あやか嫌いと考える傾向が強いように感じます

事件の真相や菊池あやかそして菊池彩香について全く調べないで、深く考えずに、ただ嫌いと考えたり、渡り廊下ももう応援できないと言ったりする人が多いのは非常に残念です

投稿: ニックネーム | 2010.03.09 15:18

いつも好意的なレスを、本当にありがとうございますm(_ _)m
とても励みになっています。

菊地あやかに関しては、(その10)できちんと一回まとめておきます。

投稿: 少年王3号 | 2010.03.10 00:23

こんなに的確な分析は初めてみたので感動しました

投稿: シーチキン | 2010.04.29 13:07

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