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新・私的AKB48論(その18)(改訂版)

今回のお題は、「北原里英について」

 声の宮崎美穂、芸の指原莉乃に続いて、踊の北原里英というところでしょうか。以前書いた通り、AKBの初期メンバーは皆一長一短があり、全ての能力が及第点いうわけにはいきませんでした。AKBの初期メンバーでダンスのエキスパートというと、揃いも揃って背が低く、例えば高橋みなみ(148cm)、板野友美(153cm)、梅田彩佳(152cm)、大島優子(153cm)といった具合に、軒並み155cm以下ですよね。つまり北原里英はAKBにとっては本当に待望の、身長が160cm前後あり(今はその位あるよね?ないかな?)、ルックスがアイドル向きで、プロポーションがダンサー向きのダンスのエキスパートということになります。AKBがどれだけ北原里英を待ち望んでいたのかということは、彼女が「大声ダイヤモンド」以降の全ての選抜に参加し、ほぼ全ての海外公演に参加し、ほぼ全てのテレビの歌番組の収録に参加していることからもはっきりと判ります。

 性格もAKB向きです。言葉遣いこそ丁寧語ですが猛烈に負けん気が強く(ネ申すテレビの富士登山の時、大島優子に「誰のせいでこんな事になったと思ってるんですか!」と食って掛かっている映像がとても印象的です)、「絶対に泣かないのが自分のキャラ」と公言し、MCでも常に前に出て、一発芸を幾つも覚えてどんな事態にでも対応する準備を常に整えている北原里英は、AKB学校の最優等生の一人と言えるでしょう。特に劇場での評価が非常に高く、現在のチームAのメンバーのパフォーマンスでは、北原里英をベストとする劇場ヲタは非常に多いのです。また研究生時代には、全チームの公演で代役フル出演を重ねるという、超人ぶりを発揮しました。そのせいもあってAKB総選挙では、ライバルの宮崎美穂が18位、指原莉乃が27位、仁藤萌乃が圏外へと沈んでいく中、唯一人13位と上位にランキングして(欲を言えばもう一つ順位を上げて、メディア選抜に食い込んでおきたかった)、その人気と実力と存在感をアピールしました。

 とまあいう具合に、本来ならば前田敦子の後継者候補筆頭に躍り出てもおかしくない存在だと思うのですが、何故かそういった風は吹いてきません(泣)。理由は幾つかあると思うのですが、まず年齢が18歳というのがきつい。ライバルの宮崎美穂(16歳)、指原莉乃(17歳)、仁藤萌乃(17歳)より年上だということもあるのですが、本来乗り越えなければならない筈の前田敦子(18歳)、高橋みなみ(18歳)板野友美(18歳)と同じ年齢だということは、“次世代”ではなく“同世代”のライバルという形になってしまうので、今からハンディ無しで一期生と競り合うのは、かなり分の悪い勝負ですよね。…これで北原里英がAKBの初期メンバーだったとしたら、話は全く違っていたんだろうけど。

 もう一つ、テレビにあまり出してもらえないというのも、かなりのマイナスポイントです。宮崎美穂、指原莉乃はへたれと馬鹿にされながらも、テレビ的にはリアクションが面白いので、今でも結構な頻度でAKBINGO!にメインで出ています。しかし北原里英は、(AKB的な意味で)あまりにも優等生すぎて、バラエティ的な面白みに欠けるということがあるのではないでしょうか(生真面目すぎて、リアクションはあまり得意ではないと思います)。ここからは筆者の個人的な見解ですが、バラエティというのは“ボケ”は珍重されても、“突っ込み”は敬遠されがちなのではないでしょうか。なぜなら“突っ込み”は司会者の仕事であって、ゲストの仕事では無いからです。従ってAKBの公演で仕切りと“突っ込み”の担当である、平嶋夏海・米沢瑠美・増田有華・佐藤夏希あたりは、ほとんど(つーか全く)AKBINGO!に呼ばれることは無いですよね。

 北原里英も同じで、基本的に“ボケ”が得意ではないため、バラエティで居場所を見つけることが非常に難しいのではないでしょうか。今からバラエティ向けに方向性を変えてみるという方法もあるかもしれませんが(いっそ、切れキャラでもやってみる?←結構向いていそう!)、別の方向性を考えた方が無難な気がします。筆者の個人的な見解としては、逆にもっと“突っ込み”を極めて、“ボケ”の相方を見つけて、コンビで売り出してみるというのはどうでしょうか。なちのんで佐藤夏希がコンビをコントロールしていたように(当時は佐藤夏希も、結構な頻度でAKBINGO!に出ていましたよね)、北原里英も相方を見つけてお笑いの“雛壇芸人”みたいなポジションを狙ってみるとか(M-1に出場するかどうかは別の問題として)。相方は誰が良いかなあ。事務所の関係が無ければ宮崎美穂(この二人のエアー歌まねとか大好きなんだけど)、高城亜樹あたりでも良いんだけど、本命はやはり伝説の“りのりえ”コンビの指原莉乃かな。…新チームが一緒だったら良かったんだけどねえ(泣)。

 最後にもう一つ、筆者が北原里英を見ていて思うのは、彼女の性格が不器用な上に非常に生真面目だということです。不器用、というのは(程度の差こそあれ)AKBのほとんど全メンバーに共通していることだと思うのですが(まあ海の物とも山の物ともつかない頃からAKBに所属しているんですからねえ)、北原里英の場合、生真面目という点では際立っている気がします(だからあれだけダンスが上達したのでしょうが)。…これで宮崎美穂や指原莉乃のように、ちゃらんぽらんな考え方が出来たら一気にブレイクできる気がするのですが。ピンポイントな言い方をするならば、“もっとリアクションを磨け!”という所でしょうかね。

 北原里英に与えられた命題は「遅れてきた北原里英に、果たして同世代のライバル達に対する逆転の芽があるのか」というところですかね。

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。また文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

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コメント

こんにちは。興味深い分析ですね。
私は北原里英がなぜ人気があるのか不思議でした。
というのもテレビ(BINGOや週刊)にはほとんど出てこないからです。
なので、情報も入ってこない。(週刊には最近出始めたかな?)
でも人気があるし、選抜にも入ってくる。不思議でした。
今回「桜の栞」のPVできたりえが結構映っていますね、どの映像もとてもいい表情しています。
彼女は周りの人を引きつける力があるのかも知れません。
ダンスは今度じっくり見てみます。(あまり見たことないので)
少年王3号さんのいうとおり年齢的に次世代というのは厳しいかもしれませんが、高城とともに
今の選抜に風穴をあける存在になってほしいです。
(18歳は群雄割拠ですね。)

投稿: マサ | 2010.02.03 23:56

いつもおもしろい分析ですね。
キタリエは事務所移籍後に個人の仕事もっと増えて欲しいですね。
事務所も大手の有力事務所に決まって欲しいです♪

今度、組閣昇格組の中の次世代エース(佐藤す、小森、前田亜)もお願いします。

投稿: | 2010.02.04 00:25

きたりえの唇に吸い付きてぇー!!!!

投稿: つき奈 | 2010.02.04 05:13

いつもありがとうございますo(*^▽^*)o

急いで書いたせいでかなり雑な文章になってしまったので、少し手直ししました。

>今度、組閣昇格組の中の次世代エース(佐藤す、小森、前田亜)もお願いします。
筆者の現在の知識と実力では、7期生以降に関しては、残念ながらまだ納得のいく文章が書けません。もう少し時間を下さい。

投稿: 少年王3号 | 2010.02.05 20:42

いつも素晴らしい分析ですね!!
熟読させていただいてます!
出来れば、わたしの推しメン、高城亜樹ちゃんも
次世代?、(この、きたりえの記事に沿うと同世代かな?)
のエース候補だと思うので、 
ぜひよろしくお願いします!!

投稿: りゅう | 2010.02.06 16:59

>出来れば、わたしの推しメン、高城亜樹ちゃんも

たまたまそういう順番でした(o^-^o)
よろしくお願いします。

投稿: 少年王3号 | 2010.02.06 22:39

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