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新・私的AKB48論(その4)

今回のお題は、「『マジすか学園』の見方、教えます!」(言いすぎ?)

 「演技力が~」とか「ストーリーが~」とか「桜の栞とのイメージのギャップが~」とか、誰でも判りそうなことは、この際脇に置いておきます(笑)。このドラマの最重要ポイントは、ずばりAKB最強のセンターボーカル・前田敦子と、AKB不動のナンバーツー・大島優子の直接対決にあります(実名で出演しているのは、この二人だけでしょ?)。お互いにチームAとチームKの看板を背負うエースであり、同じ太田プロダクションに所属し、同じ女優志望でもあるこの二人。しかしタイプとしては正反対で、受身で人見知りの前田敦子に対して、攻撃的で強力なリーダーシップの持つ大島優子。水と油のようなこの二人ですが、現実は、大島優子にAKB選抜曲のセンターボーカルの座を、唯の一度も与えてはくれませんでした。

 この現実に対して、負けず嫌いの大島優子ははらわたが煮えくり返るような想いを持っていたはずです(別に前田敦子が嫌いだ、ということでは無いでしょうが)。最後の望みの綱だった「AKB総選挙」でも、大島優子は前田敦子にダブルスコアで完敗し(筆者は今でも、Kヲタのこの時の対応は誤っていたと思っています)、発表の時は体調不良(精神的なものもあるはずです)で満足にコメントすら出せない有様を見せてしまいました。しかしこの二人にそれほど大きな能力的な差があるかと言われればそんなことは全然無いわけで、むしろ上背と年齢以外のほとんどのファクターで大島優子は、前田敦子を上回っているのではないでしょうか。そして大島優子自身、女優としての能力と実績でも絶対に前田敦子よりも上だという自負を持っている筈です。だからこそ大島優子は、前田敦子との直接対決(で無ければ意味がありません)で自分の方が上だということを見せ付ける機会を、ひたすら待ち続けてきたのではないでしょうか。

 二人にとってはこれから長く続くであろう芸能人生においても、恐らく最初で最後の直接対決(厳密に言うと、競演は「栞と紙魚子の怪奇事件簿」があります)。大島優子にとっては、ここで前田敦子がかすむほどの存在感を見せ付けることが出来なければ、AKBに居た5年間は負けっぱなし、ということになってしまいます。「マジすか学園」は、(メンバーのニックネームを見ても判る通り)かなりの部分で、AKBの現実の人間関係が(かなりデフォルメされてはいますが)持ち込まれています。孤独な前田敦子に対して、常に人の輪の中心に居る大島優子、というのもその一つです。そして大島優子を囲むラリパッパの面々も、(生々しくならないようにチームKのメンバーは意図的に外したと思われますが)女優を生業にしているメンバーが非常に多く、「前田敦子と比べると存在感が無いね」とは、絶対に言われるわけにはいかない意地があります。

 別にストーリーの上で誰が勝つかなんて事(そんなの前田敦子に決まっています!)はどうでも良いことですが、どれだけ存在感を見せつけ、視聴者の印象に残ることが出来るかという意味では、出演しているメンバー全員にとって真剣勝負そのものと言えるでしょう。チームホルモンの面々にしても、高城亜樹以外のメンバーは未だに移籍先の事務所が見つかっていない状況なので、その点でも強力にアピールする必要があります。…みんな死に物狂いなわけですよ。根性を至上の美徳とするAKBのことですから、(演技力なんて<<瑣末>>な問題は脇に置いておいて)誰が一番根性の入った演技をしているか、それを見定めてあげるのが「マジすか学園」の最も正しい見方だと言えるのではないでしょうか。

 「AKB総選挙」がAKBにおいて“誰が一番金を稼げるアイドルであるか”を競う勝負だったすれば、「マジすか学園」はAKBにおいて“誰が一番存在感のある女優であるか”を競う勝負です。OPを見る限りでは、攻める大島優子も、迎え撃つ前田敦子も気合十分。何人か状況が良く理解できていないメンバーも居るようですが(笑)、筆者の個人的な見解としては(演技力はともかく)仁藤萌乃、北原理恵あたりは相当気合が入っているように見えます。これから一回限りのゲストで出演するメンバー達は、アピールの機会が限られているわけですから、それこそ気合入りまくりの演技を見せてくれることでしょう(そうでなければ状況が理解できていないということです)。「マジすか学園」が最後にどのメンバーのためのドラマになっていたのか、ぜひ見届けてあげてください。

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。また文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

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コメント

歌や芝居って、特に、大人数になってくると、"下手な方"に引っ張られるんだよね。よしんば、その中で、目立っていたとしても…。
大事なのは、今の自分の状態を知る事。AKBで、1番だからといって、外で通用するとは、限らない。
大事なのは、いつも、その現状をどう捉えるか?なのです。
いろいろと、メンバーのコメントを見るにつけ、"あぁ、この子は、AKB止まりだなぁ…"と思うことのなんと多い事よ。

投稿: ピーナッツ | 2010.01.25 15:16

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