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新・私的AKB48論(その13)

今回のお題は、「メンズサイゾー『avex期待の「東京女子流」が成功できない4つの理由(1月17日号)』を斬る!」

 この一年間で本家『日刊サイゾー』のAKBに対する記事は大分ましになってきましたが、ネットマスコミである『メンズサイゾー』については、よくもこんな浅い知識でアイドル評論をする気になるな、と言う出来です。『日刊サイゾー』の時も思ったんだけど、取材先の“アイドル雑誌編集者”がまず問題なんじゃないでしょうか。皆様も以下の文章を読むと、『メンズサイゾー』の他の記事にどれだけ信憑性があるんだろうと、疑問に思うのではないでしょうか。

>AKB48の場合でも、中心メンバーはハイティーン。ローティーンだけの構成で成功したアイドルユニットというのは、あまり前例がありません。

 これが東京女子流が成功できない第一の要因らしいのですが、AKBの中心メンバーがハイティーンなんて、ブレイクした今年の話ですよね?。AKBだって立ち上げ時は10歳の増山加弥乃を筆頭に、現在の中心メンバーである前田敦子・高橋みなみ・板野友美ですら(『メンズサイゾー』の表現を借りれば)ロリコン世代である14歳。AKBがローティーン<<だけ>>では無かったのは事実ですが、AKBを例に出すのならば、低年齢からキャリアをスタートさせることは、むしろ成功要因と考えるべきではないでしょうか。

>2回連続の紅白出場で国民的アイドルとしての地歩を固めたAKB48

 こんな歴然とした間違いを記事として載せてしまって、本当に大丈夫なのでしょうか。正解は言うまでもないことですが、“3年間で2回紅白出場”です。単なる数字の書き間違いだと思われるかもしれませんが、恐らくこの記事を書いた記者は、昨年AKBが紅白に落選したことによって、“紅白からアイドル枠が消滅したのか”と言って騒ぎになったことなど、全く知らないのでしょうね。

>最大のライバルと考えられるAKB48が持っているのは、人海戦術とも言える強烈な営業力。特に年末年始の番組では、あらゆる局のあらゆる時間帯にAKBメンバーが出演して認知度をさらに押し上げた。

 このコメントにも異論があります。この文章の“人海戦術”の意味は、AKBの様々なメンバーがバラバラに色々な番組に出演したという意味合いだと思うんですが、実際にはほとんど同じメンバーがまとめて色々な番組に出続けただけなので、人数が多いことによるメリットはほとんど無かった筈です。それどころか出演する番組毎にダンスのフォーメーションが異なるために毎回レッスンをやり直したので、むしろ他の出演者に比べて遥かに多くの負担がかかったはずです。AKBとしては将来的には、もう少し効果的に“人海戦術”が使えるようになると良いのですが(笑)

>黎明期の「モー娘。」やAKB48の場合、地方での営業も多く、そこで掴んだファン層の力が大ブレイクにつながったという経緯もある。

 AKBって、地方での営業なんて、ほとんどやったことないんですけど(ほんの一年前に始めたばかりの全国縦断握手会のことを言っているのかな)。きっと『メンズサイゾー』の記者は、AKBが劇場主導型のアイドルで、CD発売時の握手会と、(過去2回だけの)全国ツアー以外ではほとんど地方に行っていない、ということすら知らないんじゃないかな。もしかして「モー娘。」との違いも判っていないのかも。

>学校に通っているべき時間帯と、深夜の時間帯に15歳未満の児童を使役してはならないという労基法の定めにより、彼女たちが活動できる時間は非常に限られたものとなってしまっている。

 こんなことは誰もが乗り越えてきた道ではないでしょうか。AKBも立ち上げ時は過半数が未成年だったわけで、それになりに色んなことがありましたが(笑)、若さというアドバンテージを選択した以上、当然受け入れるべきリスクに過ぎないと思うのですが。

>もちろん、これだけを引用して「プライベート流出の懸念」などというのは少しお粗末かもしれないが、未成年の「自画撮り流出」案件が多発している昨今、担当マネージャーのメディアリテラシー教育次第では充分にあり得ることである。

 本当に、ただの言いがかりです。そんなことは誰にだってありえることであり、東京女子流に限った話でも無いし、年齢が低いこととも全く関係ない話です。ちなみにAKBでもツーショット写真のネット流出やブログに暴露記事を書いたメンバーが解雇された事例はすでに何件か発生していますが、運営がきちんと対応しているため組織の根幹を揺るがすような事態には進展していません。もし東京女子流にとって大問題になるとしたら、それは彼女達の責任というよりは、明らかに大人たちの問題でしょう。

>だが、こういった壁を乗り越えて彼女たちがブレイクする道もないわけではない。それは、「ダンスと歌だけで通用する」ユニットになることだ。

 本当にそうなんでしょうか。これはあくまでも筆者の個人的な見解ですが、ダンスと歌だけでAKB相手に正面突破を計るのは、どう考えても無謀なのではないでしょうか。何故なら、AKBほどダンスと歌に関してはきちんと経験を積める場所が他にあるとは、考えにくいからです。つまり同じ素材ならば、AKBに在籍した方が、間違いなくダンスと歌が上手くなるのではないでしょうか。ましてAKBにおける同世代のライバルが、あの松井珠理奈でしょ?。無理だよ、絶対!。秋元康氏の言葉を借りれば、「(他のアイドルが追って来る可能性はあるとは思うが)AKBと同じことをやっていては無理」ということになります。つまり東京女子流が成功する可能性があるとすれば、ダンスと歌が上手くなればそれで良いなどという安易な結論ではなく、もっと別の何かが必要だということです。「Perfume」のようにテクノというジャンルに特化してみるとか、「SCANDAL」のように硬派なイメージ戦略を貫いてみるとか、「ももいろクローバー」のようにクソ度胸でAKBに喧嘩を売ってみるとか。

 ただ筆者も『メンズサイゾー』とは全く違う理由で、東京女子流は少し難しいかなという気はしています。だって単純に、AKB9期生の方が、素材が上に感じられるんだもん(笑)。ついでに言うと、クイーン&エリザベスもやばい。ここでエイベックスが東京女子流とAKBを両天秤にかけるような事態になると、東京女子流が浮かび上がれる可能性は、相当低いのではないかという気が…。

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。また文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

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コメント

avex のアイドルは これから始まる avex idol audition 2010 のが あります、決勝後 a-nation でお披露目で、年末か来年あたり 本格始動の dream(2000年) のスケジュールパターンと 思います。 女子流との関連は?
女子流がエリートコースで オーディションが たたき上げかな。

投稿: mmx | 2010.01.29 00:38

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