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新・私的AKB48論(その14)

今回のお題は、「松井珠理奈についてまとめます(前編)」

 松井珠理奈は近い将来48プロジェクトのセンターに立つことを宿命付けられた逸材であり、秋元康氏の言葉を借りれば『10年に一人の天才』ということになります。秋元康氏はSKEのオーディションで初めて松井珠理奈を見た時の印象を、「『名古屋の真ん中でダイヤモンドを見つけた!』と、大声で叫びたい気持ちだった(大意)」と語っています。言うまでも無くAKB最大の勝負曲、「大声ダイヤモンド」の名前の由来ですね。つまり「大声ダイヤモンド」が松井珠理奈のために作られた曲である以上、この曲で松井珠理奈がAKBの3代目センターボーカルに就任したのは極めて自然なことと言えるでしょう。そして最も重要なことは、過去に(一回の例外を除いて)CDを3万枚以上売り上げることができなかったAKBが、「大声ダイヤモンド」で初めて7万枚以上のCDを売り上げてからは、負け知らずの急成長を遂げ続けているという事実です。これらは全て、松井珠理奈の入団以降だということ認識しておいてください。それでは各項目毎に見てみましょう。

「頭脳」:中学最初のテストで平均80点以上を叩き出す松井珠理奈の頭脳は、確かに(“掛け算が出来ない系”の人たちが揃っている)48プロジェクトのメンバーの中では突出しています。カンの良さも抜群のようで、バッドボーイズの佐田氏も「いきなり無茶振りでナレーターをさせても、見よう見まねだけで乗り切ってしまう」と言っている位なので、本質的に“頭が良い”ということなのでしょうね。またあの年齢でマスコミ向けにコメントを出させても、問題発言をした例がないので(AKBにはこの点がネックになって選抜センターに立てないメンバーが、結構多い気がします)、判断力と機転も抜群です(ちょっとKY気味な所もあるのですが…)。松井珠理奈はよく、「年齢の割りにしっかりしている」と言われますが、本当に年齢が関係あるんですかね。あの言動を見ていると、20歳以上のメンバーよりもよほどしっかりしている気がするんですが。

「運動能力」:元々陸上部だったとはいえ、中学1年生女子で50m走7秒8(学校では学年トップ、市でも2位の成績)は、並みのアスリートなどよりも遥かに高い運動能力を持っていると言えます。ぶっちゃけ、道を間違えた可能性も結構あるわけで、普通にスポーツをやっていても、十分な成績が残せたでしょうね(陸上部の顧問とか、さぞ残念がっていることでしょう)。この運動能力の高さが、“超攻撃的”と称される松井珠理奈のダンススタイルを支えているのは間違いないでしょうが、松井珠理奈を語る上では、これすらも本質的な問題では無いと思います。また11歳にして160cmを超える長身で、しかもまだ成長期というのも、かなり反則気味ですよね(笑)。

「ダンススタイル」:筆者が初めて松井珠理奈を見た時に、最も驚いたのはこの点です。パラダイムシフトと言っても良いかもしれません。過去のAKBのダンスは主に表現力と安定感が重視されてきましたが、松井珠理奈のダンススタイルはこれとは全く異なる“切れ”と“創造性”を重視するダンススタイルです(これがまた格好良いんだ!)。まず“切れ”に関しては、要は動きの一つ一つに緩急をつけるということです。例えば決めポーズ一つにしても、動いている時は最大速度で、動きが終わればピシッと止める、という非常に基本的な動きです。…しかし当たり前のことが当たり前にできるというのが、天才という物なのでしょうね。アニメ(「涼宮ハルヒの憂鬱」のEDや、「らきすた」のOPの動きです)の動きが最も理想的な、“切れ”のある動きということになりますが、まあ人間わざではないので(笑)。ただ現在の松井珠理奈のダンスを見ていると、アニメの動きと比べても、それほど遜色ないように感じるのですがどうでしょう。

 そして“創造性”に関しては、ベースとなるダンスに独自の解釈を加えて<アドリブ>をかましまくる所が非常に特徴的です。…っていうか、AKBでこんなことやっているメンバーなんて他に見たことがなかったんで、最初に見たときは本当にびっくりしました。恐らくこの点を称して“超攻撃的”と言われているのではないでしょうか。ほぼ教えられた通りの“素”のままのダンスを踊っていた前田敦子と並ぶと良く判るのですが、はっきり言って別のダンスのようです(10年桜の頃は差が歴然としています)。大柄な体を目一杯使って一つ一つの動きを大きく派手にアレンジし、さらに膝でリズムを取る動きを追加するなどしているためです。こうしたダンススタイルは今やチームSでは一般的なのですが、AKBでもRIVER以降、切れを重視したダンススタイルに移行しつつある気がします。松井珠理奈はAKBに対するカンフル剤としての役割を、十分に果していると言えるでしょう。

「精神力」:問題はここです。AKB総選挙の時の選挙演説では全てのメンバーがコメントを出したわけですが、全てのメンバーが受かるか落ちるかの瀬戸際で自分のことだけで精一杯の状況の中で、12歳の松井珠理奈唯一人だけが「私だけではなく、SKEのメンバーもよろしくお願いします」というコメントを出せたのは、やはり特筆するべきことだと言えるでしょう。そして複数の証言によると、総選挙惨敗の後で控え室に戻るや否や悔しさのあまり泣き崩れたということですが、これは単純に自分の順位が低かったからだけでは無い気がします。憶測ですが、チームS全員がここまでがんばってきて、パフォーマンスではAKBよりも上との評価が定着しつつある中で、にも関わらずその努力と結果が全く評価されなかったこと、そしてSKEを代表してAKB選抜に行かせて貰いながら、総選挙ではほとんど仲間達の力になれなかったことが、本当に悔しかったのではないでしょうか。

 そしてその後、マスコミに出したコメント!!、「嬉しかったです!名前が呼ばれた後は頭が真っ白になりました。総選挙が終わってメンバーに会った瞬間涙が止まらなくなりました」。(嘘は言っていないにも関わらず)どう見ても嬉し泣きをしたようにしか受け取れない、このコメントを12歳にして出せるというのは本当に凄い。エースである松井珠理奈がここで敗北宣言なんて出してしまったら、票を投じたファンや他のSKE勢は、それこそ立つ瀬が無くなってしまいます。…この娘を見ていると、人の上に立つべく生まれついた人間というのは本当に居るんだなと、つくづく考えさせられます。恐らくどんな道に進んだとしても、間違いなく大成するんでしょうね。(続く)

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。また文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

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コメント

珠理奈はもういい

投稿: みかん | 2010.01.30 01:53

いやいや
これから珠理奈は重要ですよ

投稿: 天下を取るぞ | 2010.01.30 23:23

昨年の"分身の術ツアー"と"日本武道館"から、SKEを観てるけど…Aよりも、Kよりも、Bよりも、はるか上をいってた。2段階うえのパフォーマンス…僕は、B推しなんだけど、もう認めるしかない。
AKB(特にA)は、最近、ダンスを顔で踊り出してきた。これは、あまり、良くない傾向。
対して、SKE(選抜チーム)は、あの夏、完全に髪の毛まで、ダンスしてた。まるで、BoAが、出てきた時みたい。これは、上下(うえした)大きいよ。
ただ、SKEにも、弱点はある。 秋に、サンシャイン劇場の方に行かしてもらったんだけど、チームS,チームKとも、そうでもなかった(チームSは、チョット良かった)。単純に、"層は、まだまだ薄いんだなぁ"って思った。
あと、もう1つの弱点…SKEは、珠理奈がいる時といない時の差が、ものすごく大きいように思う。ハッキリ言ってしまえば、パフォーマンスが落ちるということ。
日本武道館の2日目?…珠理奈が休んだ時のSKEのパフォーマンスの落ち込みようが、その全てを物語っていた。別のグループだと思ったほどだった。
なんか、AKBがWBC野球の日本代表、SKEが韓国代表みたい。つまり、後者は、代表選抜チームになると、もうメチャメチャ強いけど、単独チームに戻ると、想像の範囲内。
AKBとSKE…そんな関係に、チョット似てると思う。

投稿: ピーナッツ | 2010.02.01 01:10

マジすか学園でAKBにハマりました。いまだにメンバー名前と顔が一致しませんが…

リクエストアワーセットリストベスト100のDVDを買ったんですが、アンコールのマジスカロックンロールで松井珠理奈のダンスを見て衝撃を受けました。めちゃくちゃ熱い…
正直アンコールのマジすか寸劇~主題歌だけのために買ったので、AKBやSKEそのものに興味があるという訳でもなかったんですが、彼女たちが一生懸命に踊る姿を見て、その辺のアイドルとは全く違う集団なんだなと、やっと理解しました。

松井珠理奈の年令は、誤植かなにかとずっと思っていたんですが、本当にそんな年令なんですね。燃え尽きぬように、頑張る姿をこれからも見せてもらいたいです。

ドラマのマジすかといい、テッペンブルースといい、あの場だけの話ではない様に思えてなりません。考えすぎなのか、それともやはりそういう意図があるのか気になります…

投稿: 猫の逆鱗 | 2010.08.04 00:01

松井珠理奈は陸上部だったんですか?
小学生の時はダンスに所属していたらしいですけど

投稿: マーク | 2011.01.23 02:01

この子は無理ですね 精神的にあまりにも弱い 思春期特有の夢見がちなことを抱いているみたいだが、器ではない
早く自分に気づいた方が身のため 廃人にしないために運営もそこらへんうまくフォローしてくれたらなー 将来センターになるんだと思うけど

投稿: たりらん | 2012.07.01 16:48

私は松井珠理奈を知ってまだ1~2か月ほどの新参者ですが、あっちゃんの卒業公演での松井珠理奈を画面で見て、びっくりしました。

彼女だけが違う。
彼女だけが突出したオーラを放っているのです。
他のメンバーと混じっているときも、松井珠理奈だけが違うのです。

「これは一体、何なんだ!?」と不思議でした。

徳永英明は、彼女をはじめてステージで見たときの印象として、「中森明菜や小泉今日子などトップアイドルをそばで見てきたけど、その人たちと同じようなエネルギーがある」って意味のことを言ってますよね。
秋元康はオーディションのときに、一目でそれが分かったんですね。さすがだと思います。

思うに、珠理奈はAKBセンターで終わるような器じゃない。
彼女は、もっともっと無限の可能性を持っている空恐ろしい存在だと思います。

正直、AKBやSKEで活動しているのが勿体ないと思ってしまうほど。
もっと言えば、アイドルの枠で収まる器じゃないな、とも思っています。

とにかく、恐ろしい子が現れたな、という感想ですね。

秋元康には、各方面にアプローチして彼女をどんどん売り出してもらいたい。
世界を視野に入れて、売り出してもらいたい。
これからさらに長身になって日本人離れした体つきになれば、ハリウッド女優として通用する可能性すらあるかも知れない。

いやー、ホントに面白い子が現れました。
この子がいるかぎり、AKB人気はまだまだ続きそうですね。

投稿: hirosi | 2012.09.19 12:13

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