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「教えて☆AKB48!(上級編)」(その五)

「平嶋夏海の物語」(番外編2)

 前回の続きです。武道館コンサートでのチームシャッフルは、旧チームBとなっちゃんの大スランプの最中に行われました。AKB執行部からは“各チームのチームカラーを残すための人材は残留させた”とコメントが出ました。確かに新生チームA・新生チームKに関しては残留したメンバーが6名づつであり、他所から来たメンバーと比べても最大派閥となるため、チームカラーを残すことは容易だと思われます。しかし新生チームBに関しては残留メンバーがわずかに3名であり各旧チーム毎の人数としては最小派閥となり、最大派閥は旧チームKからやってきた6名となります。これはもう、“軒を貸して母屋を取られる状態”だと判断したスクランブルエッグの編集長などは、「これは旧チームBの解体だ」と宣言し、その理由として「旧チームBのチームカラーは残すに値しないからだ」と結論付けました。確かに人数しか見なければ、そういう言い方になるのもやむを得ないのかもしれません。

 しかしなっちゃん至上主義者である筆者の見解は、正反対です。本来旧チームBのカラーというのは、旧チームAから格下げされたなっちゃんの、上を目指して突き進む姿勢そのものであったと考えています。常に格下扱いされ続けた旧チームBに対して、なっちゃんは間違いなく悔しい思いを持っていた筈です。だからこそ旧チームBは、強引とも言える“最強チーム”の称号を常に名乗ってきたのでしょうし、“神公演”という看板も背負ってきました。それゆえになっちゃんが上を目指して突き進むことを止めた時に、旧チームBの失速が始まったのは、むしろ当然のことかもしれません。なっちゃんにとって現在の旧チームBは、自分の影響下にある仲良しメンバーが集まる非常に居心地の良い空間であり、積極的な改革などやる気にならなかったでしょうし、なっちゃんの気持ちがすでに渡り廊下走り隊に移ってしまっている以上、旧チームBの進むべき方向性が失われてしまったのは、むしろ必然とすら言えるでしょう。

 こういった状況下で旧チームBのカラーを残すために必要なのは、本当に闇雲に多くのメンバーを新生チームBに残留させることなのでしょうか。筆者はそうは思いません。旧チームBのカラーを残すために最も必要なこと、それはなっちゃんがもう一度AKBの中で上を目指して突き進む姿勢を取り戻すこと、それのみです。そのためには極限までなっちゃんの仲良しグループを解体する必要があったのでしょうし(だから残留人数が少ないのは当然のことです)、残留人数がなっちゃんが最初に旧チームBへ移籍した時と同じ3名だったのも、偶然ではないのかもしれません。またなっちゃんが脅威と感じるライバルを新生チームBに入れてあげる必要がありましたが、その筆頭は、言うまでも無いことですが宮崎美穂・北原里英の超強気コンビでしょう。宮崎美穂にはブログで、「新生チームBに移動することに、全く不安を感じていません」とまで、言い切られてしまっています(渡辺真由と仲良しだからかもしれませんが)。この2人にとっては、重鎮が多すぎる旧チームAで頭を押さえ続けられていたのが、新生チームBへ移ってようやくセンターで歌ったり踊ったり出来る、位の気持ちなのではないでしょうか。

 もう一つ考えられるのは、なっちゃん同様に“上を目指して突き進む姿勢”を持つメンバーを新生チームBに移してやる必要があった、ということです。非常に言い難い話ですが、他チームへ移動していった旧チームBで本当の意味でなっちゃんとこの気持ちを共有していたのは、恐らく指原莉乃くらいのものではないでしょうか(その理由としては、旧チームBだけが、観客が居ない閑散としたシアターの情景を原体験として持っていないことも大きいのではないでしょうか)。その点では、旧チームAから来る3名は、AKBでも指折りの上昇志向の強いメンバー揃い。必ずやなっちゃんと共に新生チームBのカラーを作っていく力になってくれることでしょう(なっちゃんと旧チームA3人組のMCなんて、あまりにも異質すぎて想像もつかないのですが、あの指原莉乃とも互角にやりあったなっちゃんならば、なんとか手綱を握れるんじゃないのかな)。旧チームKからのメンバーでは、佐藤夏希(むしろなっちゃんとニックネームが被るのが嫌かも)・増田有華(みゃおの関西弁の先生というポジションでしょうか)といったトークのエキスパートが、なっちゃんのライバルとなることでしょう(小林香菜は仲川遥香のバージョンアップ版ということで…)。まあそんなに心配もしていませんが。

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。また文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

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コメント

AからBに移籍し、ある意味、挫折を味わい、そこをプラスに変えた、"なっちゃん"。
Kに落ち、Bに拾ってもらい、誰よりも、Bに愛情のある、"まゆゆ"。
練習生から這い上がり、Bのセンターにまでなった、陰の努力者、田舎者ド根性の持ち主、"ゆきりん"。
僕は、今、最も、Bの魂を伝承していける3人が、残ったと思っています。

投稿: ピーナッツ | 2009.12.25 20:21

(記2009/12/27)
 これほど的確に筆者の文章を理解してくださる方がいるとは、正直、思っていませんでした。マスコミでも、スクランブルエッグあたりではこの感覚は理解できないと思いますし、判るとすればBUBKA位のものなのではないでしょうか。

 ただこのまま新生Bが戦い続けて、やがて倒すべき相手が全て居なくなってしまった時に、果たしてどこに向かって走っていくんだろうという怖さは、正直少し感じています。その攻撃性が、内側に向かわないと良いのですが…。

投稿: 少年王3号 | 2009.12.28 07:53

この文章を読んで、何度も鳥肌が立ち、泣きそうにもなりました。(/□≦、)
いままで、なっちゃんのことをあまり知らなかったのですが、このサイト様のおかげで、なっちゃんの人柄や辛かった過去などを知ることができました(;ω;)
なっちゃんのことが好きになったし、これからどうなっていくのか期待したいと思います(*´v゚*)ゞ

筆者さん本当にありがとぅ(._.)

投稿: カズキ | 2010.01.06 01:25

読んでいただいて本当にありがとうございました。

こういったレスをいただくと、本当に励みになります。

今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: 少年王3号 | 2010.01.15 08:24

新規です。 新規でなっちゃん推しの人はかなり少ないと自分でも思いますが彼女のひたむきな努力と根性をこの文章で知って改めて自分はなっちゃんを推していて良かったと思えました。

私情ではありますが自分も挫折を味わったことがあります。その辛さは栄光へ変わったときに初めて報われる気がします。悔しさと辛さを我慢をして乗り越えて初めて新しい自分が見えます。

なっちゃんは高校を卒業した今、ここからが彼女の舞台だと思います。
自分もなっちゃんの姿に励まされてこれからも精進していきたいと思います。

この文章をもっとたくさんの方に知ってもらってもっともっと彼女の未来への道を開く手伝いができたらと思いました。

筆者さん、ありがとうございます。

投稿: なかぴー | 2011.05.29 02:01

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