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「教えて☆AKB48!」(その二十四-1)

Q24-1:「『日刊サイゾー』のAKB48に関する記事は、どうしてあんなにデタラメばかりなのでしょうか」

A24-1:「最初から悪意ある結論を前提として論理の展開をしており、取材した内容も都合の良い所だけを切り貼りしているだけ。しかもAKBに対する理解度も非常に低いので、きちんとした批判になっておらず、単なる中傷に留まっているためだと思われます。おまけに間違いに対して一切反省も無い。ま、週刊誌なんてそんなもんですよね」

 今回は09年4月24日「もっと巻き上げろ!『AKB商法』の裏にあるお寒いフトコロ事情!?」より。

『AKB48結成当時の一コマ。この頃は御大・秋元氏も、ここまで儲からないとは思ってなかった!?』(日刊サイゾーより引用)

 のっけから、ここまでAKBに対する理解度が低すぎると、本当にこの記者に記事を任せておいて大丈夫?、と他人事ながら心配になってしまいます(笑)。様々なインタビューから判るとおり、秋元康氏はAKB結成当初から利益が出ないのは、織り込み済みであることを明言してきました。むしろ現在よりもはるかに利益が出ないことが想定されていたと思われ、「最初の1年は、AKBをもっと世間から隠しておきたかった」「(AKBのブレイクは)予想よりも早かった」と常々語っています。また短期的に資金を回収したいならば、現在250曲以上あるAKBの音源を商品化すればよいのですが、それすらも「劇場優先」ということでほとんど行っていません。サイゾーの記者は、むしろここまで儲からないAKBがどうして現在も存続できて、ブレイクに漕ぎ着けたのかを考察する必要があるのでしょうが、ま、そこまでの頭は無いか。

『プロデューサー・秋元康の権力が絶対で、(各芸能)事務所側のコントロールがほとんど利かないんです』(日刊サイゾーより引用)

 このフレーズは憶えておいてください。6月6日の日刊サイゾーでは正反対のことを言いだします。わずか1ヶ月で状況が180度変わったと言いたいのかもしれませんが、そうした前振りは一切無いので、この事を記事にした事自体、忘れちゃったんでしょうね。

『AKBメンバーを多数抱えている大手プロ、プロダクション尾木(以下、尾木プロ)やホリプロの取った"戦略"が、「人気不人気を問わず、可能な限り多くのメンバーを獲得すること。つまり、人数を確保することで、選抜メンバーになる確率を上げよう、というわけである』(日刊サイゾーより引用)

 サイゾーさん、正気ですか???。ホリプロが最初の3名以降、一人も人数を増やしていないのはファンなら誰でも知っていることです(大島麻衣の卒業に際して、一人補充しましたが)。プロダクション尾木は、確かにBメンを何人か獲った時期もありましたが、浦野一美(チームB最年長の22歳で将来性が低く、選抜経験が一度も無く、センターボーカル経験すら一度も無い)の獲得が、本当に『人数を確保することで、選抜メンバーになる確率を上げよう』という活動の一環だと思っているのですか?。逆に現在選抜の常連ながら、移籍先が決まっていない有望新人なんてゴロゴロしているのですが(北原、指原、仁籐、倉持など)これを『大手プロ』が放置しているのは何故なんでしょうね?。…もう少し頭を使いましょうよ。

『尾木プロだけは、『ノースリーブス』『渡り廊下走り隊』といった自社タレントのみのユニットをAKB内に持っている。これも、尾木プロだからできたこと』(日刊サイゾーより引用)

 これも嘘。以前からオフィス48による「チョコラブfromAKB48」はありましたし、現在はホリプロによる「ナットウエンジェル」も出来ました。まさかホリプロがこの1年で急成長したため、なんて無茶は言わないですよね?

『(ハロプロは)AKBよりは多くのコアなファンを囲い込んでいるから、1人のファンから多額の金を"巻き上げる"ことに躍起にならなくてもいい、というだけの話ですよ』(日刊サイゾーより引用)

 確かにこの時期、AKBファンがハロプロファンより少なかったのは事実なのですが、AKBは『AKB商法』を取ることで、本当に莫大な利益を上げているのでしょうか。今回の“涙サプライズ”のCD販売に関する特典として、握手会は東京ビッグサイトを借り切る形で行いましたし、日本全国でのイベントだって経費は猛烈にかかるでしょう。特別公演だって、(再レッスンはする必要はあるので)当然経費はかかっているはずです。PVの製作費用は秋元康氏のコメントによると、通常の5~6倍の予算を掛けているとのことです。テレビCMが一番金がかかるのでしょうし、(今回に限っては)村上隆氏への支払いもあるし、総選挙に掛かる費用もかなりのものでしょう。…本当に儲かっていると思いますか?。筆者はAKBの握手会は、利益のためと言うよりもファンとのコミュニケーションを取るための地道な活動であり、一種のプロモーションだと思っているのですが。

『AKBにせよハロプロにせよ、コアなファンから多くの金を搾り取る、というシステムで、なんとか運営が保たれている模様。この方法が、いつまでもつのやら......。』(日刊サイゾーより引用)

 AKBの運営は、(イニシャルコストを考えなければ)劇場の公演だけで実質的には黒字経営であり、CD発売の利益はCDのプロモーション費用やPV制作費をのために使っているということが判っていないと、こういうデタラメな結論に辿り着くのでしょうね。もう一つ気になるのは、サイゾーの言う所の“コアなファンから多くの金を搾り取る(←言い方が悪意に満ちているのは気になりますが、これがサイゾーの品格なんでしょうね)”というやり方は、ここ数十年間駆け出しのアイドルの間では一般的に行われていることであり、特別なことでもなんでもないということが、まるで判っていない。だから“この方法が、いつまでもつのやら”という、まるで見当違いの捨て台詞になっちゃうんでしょうね。ちなみにAKBは、『AKB商法』を続けたまま、ブレイクしちゃいましたけど(笑)

以下次号

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

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