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「教えて☆AKB48!」(その二十二-4)

Q22-4:「AKB48が他のアイドルと決定的に異なっている所はどこ?」

A22-4:「(四点目)まだ完成度が30%以下とも言われる『48プロジェクト』の超長期的ビジョンと、熱狂的なファンの存在です」

 『48プロジェクト』とは、日本中に東京のAKBと同様の劇場を作り劇団員を育成し、最終的には日本全国からの選抜メンバーによる究極のアイドルチーム『JAPAN48』を作り上げるというものです。現在稼動しているのは、東京のAKB48が4チーム、名古屋のSKE48が2チーム、立ち上げ確実なのは東京のSDN48が1チームの、合計7チームとなります。…量的に30%行っているのか、相当怪しいですね(笑)。これは『48プロジェクト』の立ち上げ当初から計画されていた物ですが、元々お客さんを増やす能力が低かったAKBにとっては、草の根でファンを増やしていくしかないという発想が強くあった物と考えられます。つまりAKB単独では4万枚しかCDを売り上げることが出来なくても、日本中に『48プロジェクト』が何十箇所もできれば、数十万枚のCDを売り上げることが出来る筈だ、ということです。そこまで辿り着くには相当の年月が必要になると思われるので、ファンが飽きて離れていく可能性が高いと考えれば、こんな計画は初めから達成不可能なのは明確です。つまり『48プロジェクト』とは、一度ファンになったら絶対に逃がさないという、確固とした自信があればこそのプロジェクトだと言えるでしょう(DMM.COMなどのおかげで、大分状況が変わってきましたが)。

さて『48プロジェクト』のあり方は、日本のアイドル文化にも多大な影響を与えつつあります。今まで日本のアイドル文化は、“新し物好きのアイドリアン”によって支えられてきました。彼らが新人アイドルの立ち上げに協力することによって、新人アイドル達はメジャーへの第一歩を踏み出すことができました。しかし“新し物好きのアイドリアン”がAKBファンとして滞留するようになった結果、そうした図式は完全に壊れてしまいました。『48プロジェクト』が存在し続ける限り、マイナー出身の新人アイドルがメジャー進出を目指せる芽は、ほとんど絶たれてしまったと考えるべきです(まだ『48プロジェクト』が進出していない、地方からなら可能でしょうか)。残るはAKB発足前に立ち上がったアイドルですが、…まあ時間の問題ですかね。つまり『48プロジェクト』は意図的であるにせよそうでないにせよ、女性アイドルというカテゴリにおいてブロックバスターを成し遂げ、ほぼ独占の形態に入ったと考えるのが順当です。もしある女の子がアイドルになりたいとすると、(ファンを集められるかどうかは棚上げするとしても)『48プロジェクト』の研究生ほど経験を積める場が他にあるとは考え難いですので、『48プロジェクト』に入った場合と入らなかった場合では、実力・経験・実績のどれをとっても、比較にならないでしょうね。

 以上の点から、AKBは日本の音楽文化を破壊すると警鐘を鳴らす人も少数ながら居ます(大多数の人は、AKBの何たるかも理解できていません)。確かにその考えは間違っていないと思いますが、筆者は現在のジャニーズ事務所の独占とも言うべき現在の芸能界の形態が“正しい日本の音楽文化”だとは到底思えません。ジャニーズにも正しい意味でのライバルは必要でしょうし、その地位に最も近いのが『48プロジェクト』だというのは言い過ぎでしょうか。より進化した形態のアイドルである『48プロジェクト』が大きくなっていくには、幾つかの古いものが淘汰されるのは致し方がないことなのではないかと筆者は考えています。

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。また文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

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