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「教えて☆AKB48!」(その十八)

Q18:「AKB48の歌・踊・曲・詞の特徴って何?」

A18:「AKB48というのはチーム名ではなく運営システムの名称なのだということは常々思っていることなのですが、当然パフォーマンスに関しても独自のシステムを用いています」

 順番が変わりますが、まずは『曲』について。普通の歌手が歌う『曲』ならば、作曲家に依頼して、出来上がってきた曲にそのまま詞をつけて歌う以外に、成す術はありません。一方AKBの公演は16曲で1セットになっていますが、この16曲は発注したものをそのまま用いているわけではありません。秋元康氏の下には常に20名以上の作曲家に依頼して作ってもらった楽曲が400~600曲以上ストックされており、その中から最も相応しい楽曲を順番も熟慮して詞を書いている、と言っています。つまりAKBはメンバーのみならず、『曲』もまた40倍もの競争率を勝ち抜いた<オーディション合格『曲』>なのだと言えます。だからこそAKBの『曲』は、誰にでも、絶対の自信を持って勧める事が出来る名曲揃いだと言えるでしょう。

 次に『歌』について。AKBは基本的に『歌』にほとんどエフェクトを掛けません。たまに口パクとか音楽に声を足したりということはやっていますが、声には加工をしないのがポリシーです。パフュームをはじめ歌にエフェクトをかける歌手がほとんどなのに、またエフェクトを掛けた方が歌が上手く聞こえるのは間違い無いのに、なぜAKBは歌にエフェクトを掛けないのでしょうか。それはAKBが自らを“虎の穴”と自称していることと無縁では無いでしょう。下手な歌を上手く見せかけても仕方が無い、それよりも歌が上手くなるように努力する方が重要だし、その過程をお客さんも見たがっている筈だ、という鉄の信念に基づいて行動していると考えるべきです(ただその弊害として、天性の声量と声質はどうにもならない所であり、ここに問題のあるメンバーはほとんどセンターに立てないという現実も厳然と存在します)。従って歌にエフェクトをかけまくった歌手とAKBを比較して、歌が上手いだの下手だの言うのは、完全に的を外していると言えます。ただ筆者はハロプロのメンバーの歌と厳密に聞き比べたことがあるのですが、AKBの方が歌が下手だとは到底思えなかったのですが。

 『踊』に関しては、本質的に<ダンサー>であるAKBにとっては最も得意とする分野であり、他の<歌手>であるアイドルと比較するのは、むしろ気の毒というものです。ダンスというのは、ルックスや歌などと比べると比較的、努力と根性と経験で何とかなる部分が多いようで、鬼の夏まゆみ先生の指導と、500~700回以上にも及ぶコンサート回数に裏打ちされた経験値によって、AKBのダンスが、アイドルというカテゴリの中ではトップクラスであることは否定しようがないところでしょう。少なくともAKBに対するバッシングサイトでも、この部分を否定している物は今の所見たことがありません。こうなるとライバルは身内にしかいないわけで、チーム数が増して選抜にも入り難くなってくる事も含めて、内部での競争がどうなっていくのかは、注意して見ていく必要があります。

 『詞』。実はAKBのパフォーマンスに関わるシステムの中で、ここが一番の問題点です。“お前は秋元康先生の詞を捕まえて何を言っているんだ”、と言われるかもしれませんが、まずAKBの楽曲が一年間で約80曲づつ増えている、という事実を覚えておいて下さい。この曲数は、単純計算で約4日で一曲分の作詞が必要になる量です。…如何にAKBが秋元康氏が作詞をする場を求めて設立されたのだということを念頭に置くとしても、尋常な量ではありません。本当に一人で書いているのでしょうか(というか今後の事は大丈夫なのでしょうか)。むしろ複数の弟子が詞を書いているんだ、と言われた方がよほどすっきりします。もう一つの問題点として、歌詞の内容があります。おニャン子クラブの頃から秋元康氏の詞は、セクシャルな内容を含んでいましたが、AKBでもこの傾向は健在です。まあプロデューサー本人が詞を書いているのですから、仮に何らかの問題になったとしても誰のせいにするわけにもいきませんが(笑)、AKBが今後、急激な成功の反動によるバッシングを受ける可能性が高いことを考えると、一つでも傷は少ないほうが良いような気もします…考えすぎかもしれませんが。

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。また文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

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コメント

>天性の声量と声質はどうにもならない所

それは正直でよいと思います。

>一年間で約80曲

CDとか追いかけるの大変そう・・・でもファンはうれしいですね!

投稿: harada | 2009.05.27 20:54

2012年秋。 歌に関しては、すべてのセオリーを叩き壊した「プラスティックの唇」がとうとう出現しましたね。
アレはあれで好きですが。

投稿: ねぎ男 | 2012.11.23 01:57

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