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「教えて☆AKB48!」(その九)

Q09:「私はAKB48のファンなのですが、アイドリングとコラボでユニットを作ることに対して非常にムカつきます。なぜこんなことになったの?」

A09:「ひとえにAKB48の実力不足が原因です。AKBアイドリングは『対紅白出場用戦略的アイドルユニット』なのですから」

 恐らくアイドリングファンも、全く同じようにムカつきまくっていることでしょう(笑)。
ここからは前回の続き。AKBアイドリングは、立ち上げ時の秋元康氏のコメントにある通り、最初から紅白を意識して立ち上げられました。前回までの分析で判って頂ける通り、紅白に出場するだけならば、AKB単独でも何とかなると思われます。しかし問題は、AKBがジャニーズと単独で集票能力を競って、紅組に勝利をもたらさなければならないと言うことです。「10年桜」のCDセールス状況を見る限り、AKBのウイークリーでのCD売り上げ実績は約67000枚、1位の嵐の十分の一強です。CDの売上実績がそのまま集票能力ではありませんし、嵐が紅白に出場してくる可能性は限りなくゼロに近いでしょうが、それにしても実力の差は歴然です。

 そしてさらに条件が悪いことに、紅白は視聴率を比較的高年齢層に依存しているらしく、この世代向けの歌手を大量に出場させる関係で、集票能力の高いアイドルに廻せる枠数は、どんなに多くても3枠まで、という縛りがあります(だから一昨年は2枠に6チームを押し込めるという、無茶な出場になったわけです)。すでに状況は八方塞がりだということはお判りいただけると思いますが、それでもなんとかしなければならないとすれば、果してどんな方法があるのかと言えば、…恐らく現役アイドルの中ではAKBの次に集票能力が高いと思われる、アイドリングとの合体しかなかったということになるでしょう(これで枠数も一つで済みますし)。つまり(今から半年でAKBが単独でジャニーズと戦える力を身に付けられるとすれば話は別ですが、非常に考え辛い話です)結論は、今年の紅白出場はAKBアイドリングで、ということになります。

 ここではAKBとアイドリングの紅白以外でのコラボによるメリットとデメリットをまとめておきます。この2者は束物アイドルという共通項で括る事が出来るものの、あまりにも方向性のベクトルが違いすぎて、今までライバルとして正面衝突することが一切無くここまで来ました。遺恨など持ちようが無い、というのはある意味幸運だったかもしれません。以下二者の違いを箇条書きにて。

AKB:歌とダンスに特化したチームです(トークとお笑いもやりますが)
アイド:トークとお笑いに特化したチームです(歌とダンスもやりますが)

AKB:テレビや雑誌には一切依存せず、ライブが活動の中心です。その分持久力はありますが、瞬発力がありません。
アイド:CSで毎日やっているテレビ番組が活動の中心です。その分瞬発力はありますが、持久力は…どうなんでしょう?。

AKB:知名度は関東・中京地区限定。地上波番組「AKBINGO!」もこの地区でしか放映されていません(ただし3月31日より放送開始予定の「すイエんサー」は、NHK・プライムタイム・全国ネットと三拍子揃ったAKB待望の新番組です。この番組はAKBの知名度をどこまで引き上げてくれるのでしょうか…)
アイド:フジ系列で、全国ネットで地上波番組「アイドリング日記!!!」を放映中。知名度は全国区です。

AKB:テレビ局とのしがらみが無いため、(フジ以外の)どの局にでも出演可能。ただし深い関係になっている局はまだ無いようです。
アイド:フジテレビ系列が総力を挙げてバックアップしています。しかしそのために他のテレビ局には基本的に出演不可能。

 これだけ見ただけでも、お互いの長所と短所がはっきりと見えてくると思います。そして両者は(AKBファンとしては非常に忸怩たる思いがあるのですが)お互いを補い合える関係にあります。例えばAKBのプロデューサーである秋元康氏はフジテレビに強力な人脈を持つ筈ですが、アイドリングがネックになって今までAKBはフジテレビにはほとんど進出することができませんでした。それが解消されるだけでも、アイドリングと手を組んだメリットは十分あるといえるでしょう。逆にアイドリングにとっても、本来フジ系列から一切出られない筈が、NHKに出演して「紅白出場歌手」のカンバンまで貰えるということであれば、何の異存も無いでしょう。つまりこの両者は、本当にお互いの欠点を埋めあえる理想的なパートナー関係と言えるのです(ファンの心情さえ考えなければ、ですが)。

(この文章の内容は、筆者の個人的な見解であり、他の如何なる個人・団体とも一切関係ありません。文責は全て筆者個人にあります。何卒ご了承ください)

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コメント

もしも、フジTVが、開放?されたら、アイドリングは、どうなるんだろう?
今、フジTVは、アイドリングの事をどう思っているんだろう?
今、フジTVは、AKBの事をどう思っているんだろう?
AKBが、「HEY HEY HEY」に、出たら、アイドリングは、どう思うんだろう?
大人の事情は、残酷だ。

投稿: ピーナッツ | 2009.12.26 18:23

(記2009/12/27)
 アイドリングの状況は現在非常に厳しい所にあり、出てくる企画が全てAKBのパクリにしか見えないという最悪の局面に入っています(最悪の局面で、さらに人数を増やして局面を打開しようとする所まで、AKBにそっくりです)。そのパクリ具合についてはどこかでまとめる機会があるかもしれませんが、筆者としては、AKBの発展のためにも、若手主体のAKBアイドリングの再結成を提唱します(この件は別項で必ず書きます)。

 ところで話はころっと変わりますが、まずはあれだけ推したAKBアイドリングの敗戦の弁を。AKBアイドリングを結成しようとした2008年2月には、CDの売れ行きは実はアイドリング(3万枚強)の方が、AKB(2万5千枚前後)を上回っていました。でもまあ対等合併ですよね(笑)。で、実際にAKBアイドリングが結成された2009年1月はアイドリング(2万5千枚)に対してAKB(7万枚)と力関係が逆転して3倍弱の差が出来ていました。でもこの位なら何とかやっていける数字です。そして紅白直前の現在の状況は、アイドリング(1万7千枚)に対して、AKB(24万枚)。もはやAKBが15倍ものアドバンテージを得てしまいました。…対等合併など到底不可能な数字です。おまけにAKBは単独でジャニーズ陣営と戦う覚悟を固めました。最早アイドリングの出番などどこにも無いことになります。<結論>:AKBアイドリングの立ち上げが、半年遅かったということです。…誰のせいなんでしょうね?。

投稿: 少年王3号 | 2009.12.28 08:21

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