« 私的AKB48論・2ndシーズン(その14)<菊地彩香>(解雇) | トップページ | 私的AKB48論・3rdシーズン(その1)「チョコラブ From AKB48」 »

私的AKB48論・3rdシーズン(特別挿入分5・記11/9)現状報告3

 「大声ダイヤモンド」の売り上げ枚数は、発売第1週目の約4万8千枚に続き、2週目は約1万枚に終わった(合計5万8千枚)。現在のデイリーでの売り上げ枚数を見る限り、このままでは(どの項目にせよ)オリコンチャートのトップを取ることはほぼ不可能という状況となった。ところでふとモー娘。の新曲「ペッパー警部」の売り上げ枚数を見てみたのだが、こちらは発売第1週の結果は、ランキング第3位で売り上げ枚数は約3万8千枚、マンスリーで4万8千枚だった。今まで日本の女性アイドルではトップチームであったモー娘。を、AKBはかなり微妙な数字ではあるものの(ついでに方法にもかなり問題があるような気もするが)、上回ったことになる。かなりレベルの低い戦いではあるが、AKBは本邦女性アイドルの中で、名実共にトップチームへと上り詰めたことになる。しかしいわゆる<世間>の人達は、こんな低レベルのトップ争いの結果も、今、日本でCDを一番売りあげている女性アイドルグループがAKBだということも、全く知らないのは間違いないだろう(あなただって、知らなかったでしょ?)。…かなり空しい気持ちではあるのだが。

 ただこうなるとハロプロとしても、紅白で<将来の布石>としてベリーズ工房やキュートをモー娘。と一緒に歌わせるような余裕はほとんど無いはずで、恐らくモー娘。単独で「ペッパー警部」を、それもCD売り上げのプロモーションとして歌う可能性が高くなった。つまり状況はAKBも、ハロプロもほとんど同じ状況になったわけだ。…筆者は、紅白はあくまでも高い成果を上げた歌手の表彰のようなものだと考えていたので(時代遅れなのか?)、こうした方法がいつまで許されるのか大変不安な気がする。ただこの事は秋元氏も判っている筈なので、ここから先も第二・第三の手を矢継ぎ早に打つことで、毎年の紅白の枠は意地でも手放さず、<世間>への認知を高める事に死に物狂いになるだろう。

 今回は総括として、筆者が考えるAKBとモー娘。の違いについてまとめておきたいと思う。AKBは秋元氏との絡みから、おニャン子クラブの再来と言われることが多いのだが、筆者としては間違いだと思う(人間の先祖が鼠だった、というレベルでは先祖かもしれないが)。AKBは、間違いなくモー娘。を参考にして作られている。以下に両者の共通点を並べてみる。

・ 最初は、(オーディション落選の常連や素人など)B級の人材から立ち上げられた。
・ 成長の過程をファンと共有することで、支持を広げた。そして成長と共にA級の人材を獲得することでさらに支持を広げていった。
・ 元ネタは、「東京パフォーマンスドール」による少女による歌と踊りのショー(正確に言うと、AKBはモー娘。を真似た)
・ 両者とも人数が多く、全員で歌うことが前提(個々に歌うことがあるのは当然だが)。
・ 組織(チーム分けとかユニットの概念など)・演出などは、宝塚少女歌劇団をベースにしていると言われている。
・ 作詞(モー娘。の場合は作曲も)は全てプロデューサー本人がやっている。恐らく立ち上げ時の経費削減、チームイメージの統一、利益を一本化するため。
・ 振り付けは、両方とも夏まゆみ氏(つまり歌っている姿は、両者は全く変わらないということになる)。

 ざっとこんなところか。これらのほとんどが、オールナイターズを手本にしたと言われるおニャン子とは関係ないことが判って戴けると思う。これほど姉妹のように似通っているAKBとモー娘。なのだから、先行しているモー娘。の方が知名度の点で圧倒的に有利なのは当然のことで、本来ならばこの差は永遠に埋まることはなかった筈だ。しかし現在その立場が逆転しつつあるのには、当然理由がある。以下に両者の違いを述べる。

・ モー娘。はテレビ番組を拠り所としているが、AKBは常打小屋があるのでテレビ番組が無くても存続可能。
・ モー娘。の主な活動は費用を負担しての(CDやコンサートの)広告宣伝活動だが、AKBの主な活動は入場料を貰ってのシアターでの公演。
・ モー娘、はつんく一人で作詞作曲を行っているため楽曲の作成に時間が掛かるが、AKBは作曲家が10名以上いるので楽曲の大量生産が可能。
・ モー娘。はテレビがベースなので人数に限界があるが、AKBはシアターでの収入で養える限り幾らでも増員可能(シアター自体も日本中に増やす予定)。またAKBはメンバーの入れ替えも比較的自由に出来る。
・ モー娘。はテレビでの人気が全てなので不祥事への対応が遅れがちだが、AKBは(少なくとも現在は)人気よりも良識で対応可能。
・ AKBはシアターでの公演を数百回こなしており、その分の経験値を歌唱力・表現力・演技力という形で蓄積している。

 これらの全てが、現在AKBに有利に働いていると言えよう。逆にモー娘。の場合、テレビ放送の打ち切りは致命的で、(おニャン子の例で見る限り)挽回の方法はまず無いはずだ。もう一つ筆者的に気になるのは、モー娘。の新曲が、つんくの作詞作曲ではなかったことだ。これはかなり末期症状なのではないだろうか。…というわけで今回の紅白が両者にとって互角の立場での最後の出場となり、来年度以降は両者の立場には大きな差が出来ていると思われるのだが、果して。

|

« 私的AKB48論・2ndシーズン(その14)<菊地彩香>(解雇) | トップページ | 私的AKB48論・3rdシーズン(その1)「チョコラブ From AKB48」 »

芸能・アイドル」カテゴリの記事

コメント

"モー娘。凋落"の原因は、まず、フットサルと"ハロプロ"…そして、キャプテン就任&脱退の連発…さらに、決定的だったのが、加護ちゃんの喫煙+男性とのお忍び旅行+喫煙の連発…あの出来事が、完全にモーニング娘。の息の根を止めた。
だって、大きな会場のコンサートで、言ってたわけだからね。"みんな〜!お父さん、お母さんの言う事、よく聞くんだよ〜。いい子にするんだよ〜"って…その口で。
その子は、絶対に聞くはず…"お母さん、どうして、加護ちゃん、TVに出ないの?”そして、お母さんは、って、"言えるかぁー"って話ですよ。当然、モーニング娘。自体の話をしなくなる、出来なくなる。
そして、今…TBS系「キズナ食堂」で、黒柳徹子に、"あの時のモーニング娘。って、凄かったわねぇ"…大田光にも、"凄かった"って、言われる始末…連発ですよ…過去形の15連発ですよ。このあと、番組後半で、現役が出る!っていうのに…。
みんな、よく間違えているけど…モーニング娘。は、1回、終わったグループなんだよね。 そこを、間違っちゃいけないと思う。

投稿: ピーナッツ | 2009.12.27 10:19

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/26541/43060868

この記事へのトラックバック一覧です: 私的AKB48論・3rdシーズン(特別挿入分5・記11/9)現状報告3:

» 【動画】石川梨華&吉澤ひとみ 音源公開! [【動画】石川梨華&吉澤ひとみ 音源公開!]
石川梨華&吉澤ひとみが真ユニットを出していた。ハングリーアンドアングリーだ。音源を期間限定で配信する。 [続きを読む]

受信: 2008.11.14 12:40

» 【動画】石川梨華&吉澤ひとみ 音源公開! [【動画】石川梨華&吉澤ひとみ 音源公開!]
石川梨華&吉澤ひとみが真ユニットを出していた。ハングリーアンドアングリーだ。音源を期間限定で配信する。 [続きを読む]

受信: 2008.11.14 13:17

« 私的AKB48論・2ndシーズン(その14)<菊地彩香>(解雇) | トップページ | 私的AKB48論・3rdシーズン(その1)「チョコラブ From AKB48」 »