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私的AKB48論・2ndシーズン(特別挿入分1・記10/21)<松井珠理奈>(SKE48)

 AKBの新作シングルCD「大声ダイヤモンド」のプロモーション映像の内容は、恐らくAKB発足以来最大の衝撃作となった。なんとここまで常にセンターボーカルを務めてきた前田敦子がまさかの2列目後退、代わってセンターには今まで誰も見たことが無い少女が立っていた(だってSKEは、この時点ではまだ一回も公演を行っていない!)。彼女の名前は松井珠理奈・11歳。AKBのメンバー100余名を束ねる、新たなるセンターボーカルの誕生だった。

 AKBの立ち上げ時のメンバーは本質的にB級の人材であり、去年の紅白出場以降(そして今後訪れる筈の2回目の紅白出場以降さらに)、AKBにはA級の人材が集まりいずれ世代交代が進んでいくはずだ、という筆者の予想は前回述べた通りだ。筆者は2回目の紅白出場以降、大阪あたりで第三のAKBを立ち上げ、1年位かけて世代交代を進めていくと考えていた。しかしそれではあまりに遅すぎるということなのだろう。じゅりなという超A級の人材を手に入れた瞬間に、AKBは反転攻勢に打って出た。AKBは今まで徹底的にメディア露出を抑えてきた(恐らくプロモーション活動には相当の金がかかるため)のに対し、「大声ダイヤモンド」のプロモーションでは、スポットCMを打ちまくり、NHKを初めとする地上波の音楽番組に片っ端から出まくるという勝負にでたのだ。最悪、AKBの今までの金銭的蓄えを全て吐き出し、現状のメンバー数を維持できなくなる危険もある筈なのだが、秋元氏はここが勝負所と判断し、決断したのだろう(秋元氏が紅白の出場枠を待っていなかった場合、このまま紅白の出場枠をもぎ取るつもりなのかもしれない)。

 ではじゅりなが、果してAKBプロジェクト全体の命運を背負えるほどの人材のなのかということになるのだが、もちろん結果は出てみなければ判らないが、筆者は行けるのではないかと考える。始めて堀北真紀が主演したドラマを見たときもそのオーラに圧倒されたが、じゅりなの持つオーラもそれに決して負けてない。歌とダンスはまだまだながら、表現力はすで一線級だ。センターに立ったじゅりなは、たかみなとこりすをサイドに置いても存在感では一歩も引けをとっておらず、まゆゆとのツーショットでは正直まゆゆが霞んで見えるほどだ。

 しかしじゅりなの最大の武器は、11歳という年齢による将来性だろう。筆者はそもそも11歳でデビューして、そのまま10年以上トップを走り続けたアイドルなどというものには今までお目にかかったことが無い。その意味でもじゅりなはその最初の例になる可能性を秘めている。これが、例えば5年後の16歳になった時にどうなっているか考えると、ぞっとする気がする。今のペースで公演を続けていくとすると、16歳にしてキャリア5年、コンサート回数300回以上、数百名ものAKBメンバーを束ねるセンターボーカルということになれば、その頃には日本中でじゅりなの名前を知らぬものがいないという状況になっているだろう。

 むしろ心配なのは、じゅりなほどの逸材を果してどれだけの期間、AKBに在籍させられるのかという問題だろう。恐らくはあっちゃん卒業後のチームAあたりに招聘する腹積もりなのだろうが、それよりも歌手にせよ女優にせよ、一人でやっていく方が遥かに簡単だという話になりかねない。まあ福岡の新AKBからもAクラスの人材はまだまだ出てくる筈なので、人材不足ということは今後のAKBにはまず有り得ないだろうが。

 正に今、伝説が始まろうとしているのかもしれない。

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コメント

あっと驚く分析ですね。

私は11歳の小学生に何を期待してるのと思いましたが。将来性、長くやれるは大人の理屈で小学生の女の子がどこで気が変わって辞めちゃうか。そうは考えないんでしょうかね。

芸能界は先物買いの株式市場なのですかね。

投稿: テッド | 2008.11.01 01:00

僕は、むしろ…松井珠理奈ちゃんの体調面と燃え尽き症候群の方が心配。
"もう中学生" "これで中学生" "おそるべき中学生"…。
僕は、"まだ中学生"の部分も余白として、持っておいた方が、いいような気がする。
才能があるだけに、公私、両面において、スタッフは、長い目でみておいてほしい。
13歳〜16歳…女の子として、体が変わる時…ここ、1,2年、じっくりやってほしい。
まさか、無いとは思うが、彼女がスターだからといって、彼女の中学校を探して、押しかけて…そんな輩が存在しない事を切に願う。本当に願う。

投稿: ピーナッツ | 2009.12.27 13:54

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