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私的AKB48論(その11)<前田敦子>(チームA)

 AKB不動のセンターボーカル。歌と踊りは切れは良いが(あっちゃんも静止画だとそれほど美形と言うわけではなんだけど、歌っている時ははっとするほどきれいな瞬間がある。オーラも迸ってるし)、表現力が人並み外れて優れているというわけではないと思う。実際セカンドステージまでは、常にたかみなに次いで二番手が定位置だった。立ち位置が逆転するのは、バラエティなどでAKBの顔としてのトークの重要性が増していったころからではないだろうか。あっちゃんが人並み外れているのは、恐らく勘の良さだと思う。彼女が人に何か聞かれて、的確な返事を返せなかったところを見たことがない。女優として最も必要な資質を、すでに兼ね備えていると言えるだろう。

 “栞と紙魚子の怪奇事件簿”の紙魚子は、困りながら怒っているとか、泣きながら怒っているとか、非常に微妙な表情が要求される難しい役だったが、あっちゃんは下唇を突き出す独特の演技で無難にこなしていた。そんな演じ方があるんだと、けっこう感動したものだ。そして月九にも進出を果たし、女優業は順風満帆。本人が言っている通り古風な顔立ちなので、時代劇とか向いているかもしれない。ただ自分から前に出て行くタイプではないので、主役級にまで上り詰められるかはどうかはかなり微妙。

 昔は返事もまともにできないほど内気だったというあっちゃんにとっては、もう一段意識改革が必要と言うことになるのだろうが、それだとあっちゃんの良さが消えてしまうような気も…。“48現象”に「未だに謎が多い」と書かれたのは、恐らく今もあっちゃんは芯の部分は内気だった頃のままで、表面的に強くなったあっちゃんは意識的に演じている部分が多いため色々な所で矛盾が生じてしまっているせいではないだろうか。本来の自分との乖離があまりにも大きくなってしまうと、ちょっと危険な気がする。いずれにしてもあっちゃんは14歳という早い時期からからキャリアをスタートさせたので、現在17歳のあっちゃんにはまだ5年以上アイドルとして足踏みをしている余裕がある。幸い、まだ時間は十分残されている。

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コメント

総選挙…"1位になった喜び"と"1位になってしまった辛さ"の両方を味わっているのは、彼女だけ…大変だと思うけど、「AKBの顔」としても、頑張ってほしい。
たぶん、彼女は、これから、数多くのチャンスに恵まれると思う。是非、「AKBのトップランナー」として、最低でも、連続ドラマの主役までは、いってほしい。
とはいっても、彼女の演技力は、まだまだである。まだ、感情を強弱でしか、表現できていない…これが、本当のところ。
別に、プレッシャーをかけるつもりはないが、彼女の行く末は、今後のAKBにも非常に影響してくる。ファンも、冷静に、正しく判断すべきである…そのドラマ、その芝居、良かったのか?悪かったのか?
ドラマの初回放送後、"かわいかった〜" "きれいだった〜" "あっちゃんの演技よかった〜"…(役名で、言われなきゃ嘘)…こんなのが、出てくる可能性が、彼女には、多分にある。女優の成長としては、実は、ものすごくマイナスな環境にある。
前田ちゃんには、自分を律して、強く、成長していってもらいたい。

投稿: ピーナッツ | 2009.12.28 17:44

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