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My最新アニメ感想文:「コードギアス~反逆のルルーシュ」(2006年・日本)(改訂版1)

 TBSにて2006年10月より放映開始、現在視聴中。

※大河内一楼(筆者的通り名:鋼の精神力、ガンダム冨野に「ノー」を言える作家)
作品タイプ:大河ドラマ型オンリー。原作付きのみ一部例外有り
主人公タイプ:高モチベーション低スキル型。ただし高モチベーション高スキル型という変則型も有り
原作有無:原作無しで何の問題も無いけれど、原作付きも完璧にこなします
起承転結:大河内の数少ない欠点として、「結」があまり上手くない印象があります。
得意技:自分で作ればほぼロボットものなんだけど、原作付きなら隙はほぼ見当たりません。
代表作:「オーバーマンキングゲイナー」「プラネテス」「劇場版ラーぜフォン多元変奏曲」など
<<注:例外は、常にあります!!>> 

 大河内一楼とCLAMPがタッグを組んだ作品としては、大河内にとって実質的なアニメ構成デビュー作にあたる「機動天使エンジェリックレイヤー」がありました。このころ筆者がCLAMPに対して抱いていた印象として、最初の第一話ははとてつもなく面白いのに、最終回はへなへなで”俺がこの作品にかけた時間を返せ!という怒りの念がこみ上げてくる作家”、というものでした。とにかくこの時期、CLAMPが作る話の第一話は、どれも鳥肌が立つくらい面白かったねえ。「機動天使エンジェリックレイヤー」「カードキャプターさくら」「ちょびっツ」「エックス」などなど。それが最終回で裏切られた時の怒りは、どこへぶつけて良いものやら、本当に困りました。

 最近のCLAMPの作品である「つばさクロニクル」や「XXXホリック」なんかには、こうした第一話の凄みはすっかり消えうせてしまい、筆者としてもCLAMPに対する興味はほとんど消えかけていたのですが、コードギアスに関しては、久々に大河内とのコンビということで、少し楽しみにしていました。しかも大河内もプラネテス以来の全話脚本執筆ということで、やる気満々だし(笑)。(もう一つ、本作とはあまり関係ないとは思うんだけど、学園ドラマということで、いずれ必ず作れられると筆者が信じている、大河内版「少女革命ウテナ」のプロトタイプとしての意義も少し期待してます)

 全体の印象としては、カプセルの中の美女を見つける第一話や、ロボット兵器のスケール(&移動方法)から「装甲騎兵ボトムズ」の影響をを強く受けている印象を持ちました。あとは「デスノート」で味付けした「CLAMP学園探偵団」という所かな。まあエンジェリックレイヤーだって、「メタルファイターMiku」で味付けした「プラレス三四郎」そのまんまの話だったんで、CLAMP作品がパクリものだと言って驚く必要はなんら無いわけですが(笑)。

 過去にもこうした被占領下の日本(っぽい国)を題材にしてこけた話は幾らでもあるわけですが(ガンダムSEEDとかね)、大河内の実力と、大河内の本気度(全話執筆!)を見れば、まず問題無い仕上がりになるのではないでしょうか。ただこの「大河内版ボトムズ」が(CLAMP作品のジンクスを打ち破って)きちんとしたラストを得られるかはまた別の問題で、そろそろ大河内流の完璧な「大団円」を見せてもらえればと願うばかりです。

 もう一つ、筆者が"大河内らしいな”と思ったのは、主人公であるルルーシュが「ゲームの達人である」という設定です。アニメにおいて「軍事的にタクティカルな展開」をきちんと描ける脚本家は本当に数少ないのですが(あかほりさとる、とかね)、大河内はドラゴンマガジンの編集者上がりということで、テーブルトークRPGや、ウォーSLGの素養は必ずある筈だと、筆者は確信していました。今回主人公にゲームの達人という設定が与えられたことで、大河内のそうした方面での力がはっきりと判る訳で、その点でも本当に楽しみです。

 まあちょっと血生臭すぎるのが玉に瑕、という気がしないでもないけど、深夜だし、ルルーシュが敵をぶち殺しまくる(憎いア○公は皆殺しだぜ!!!)ことを正当化する必要性があることを考えれば、やむを得ないことなのかもしれません。ま、ルルーシュ君には、立派な神様になってくださいと祈るばかりです(笑)(筆者的な言い方をすれば、どうやら本作は「吉川惣司版ボトムズ」を参考にしているようなので)。さて今回の教訓は、「何回裏切られても、(たまには)信じてみる心も重要さ」といったところかな。

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