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My最新映画感想文:「リディック」(2004年・米国)

 CSにて視聴、完全ネタばれ。内容を知りたくない方はお読みにならない方が良いかと。

 予算の上ではロードオブザリングの上を行くという、金掛けまくりのSF映画(その予算の大半は、広大な範囲に築かれた、ギーガー調の美術に費やされたと思う)。キャッチフレーズは「銀河最強」。内容はマッチョのリディックが、成り行きで銀河を征服済みの狂信集団ネクロモンガーの手先を殴って、殴って、殴りまくって宇宙を救う話、らしい。「らしい」と書いたのは、どうも筆者的には惹句の「銀河最強」をはじめとする様々な映画のパブリシティに色々異論があるからです。

 まず個人的な不満なのですが、ネクロモンガーというネーミングがダサい!。ネクロノミコンをもじった名前にしたいというのは(美術などからも)痛いほど伝わってくるのですが、”モンガー”という名前を聞くたびに力がす~っと抜けて視聴意欲が失せて行くのは、多分ぼくだけなんでしょう。で、このネクロモンガーがすでに宇宙を征服しているというのも、相当嘘っぽい。宇宙戦艦は見えているだけでは20隻は無さそうだし、惑星征服のために降下させる部隊の武器はなんと”素手”。銃を持っている奴に次々やられていくんだけど、人海戦術で何とかするという・・・。うーん、これだと確かに反乱とか起こされたときには鎮圧しやすいだろうけど、どうもあんまり強いという印象は・・・。まあこんな奴らなんで、マッチョのリディックは、殴り倒すだけでボスキャラまでたどり着けるというわけなんだけど(笑)。

 ネクロモンガーの規模はだいたい宇宙戦艦20隻位なんで、まあ宇宙海賊に毛が生えた程度かと。極めつけは、ボスの選出方法。「前のボスを倒した奴が次のボスになる」。・・・これって、直前に見た「パイレーツオブカリビアン」とほとんど同じレベルなんですけど(笑)。このボスの選出方法では、どう考えても巨大な銀河帝国は築けないよねー。ボスが腕自慢の奴と片っ端から殴りあいやってたら、とても治世なんかできそうにないし、臣民が一兆人いたとして、どうやって一番強い奴を決めるのでしょうか。やっぱトーナメントかな。ボスとしては挑戦されたら受けないわけには行かないし、年取ったら弱くなっちゃうだろうし、強い奴が頭が良いとは限らないし、問題は山済み。そういうことを考えると、「征服済み」であるという銀河の広さは、一般的な基準でいうと、恐らく太陽系1個分位ではないかと(予想)。人口もきっと少ないんだろうなあ(あの人海戦術だし)。

 筆者的にこの映画で気に入ったのは、太陽に追われながら(太陽に当たると焼け死ぬ)10km以上も脱出用宇宙船にたどり着こうして必死で走るところ。科学的にどうかという話は置いておいて、非常に迫力があって良かったです。ハイテク世界において、なんだかんだ言ってローテクで事件を解決しちゃおうというのはSFにおける普遍的なテーマの一つだと思うんだけど、このシーンはある意味このテーマの究極の完成形と言えるかもしれません。だってハイテク道具や知恵や工夫はおろか、「脳味噌」すら1グラムも使ってないんだからね!。この作品から得られる教訓は・・・なんだろう?。「とりあえず体を鍛えておけば良い事があるかもね」、ってところかな?

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