« 自衛隊最強の兵器 | トップページ | 新番ネタ »

電波男

暇にかまけて立読みで読破しました。
正確にはジュンク堂で座り読みですが・・・

いっきに読んでしまうと、引き篭っていることも肯定されているような気がしてくる・・・
恋愛資本主義のこの世の中ではフツウの人々の経済活動(着飾る、プレゼントを貢ぐ等)は全てもてたいが為であり、
もてないキモメン、ブサメンは満たされないモテタイ心を満たすためにホストクラブや風俗に走ったりする。

それらの金の流れは最終的に全て恋愛ヒエラルキーの上層部である一部のイケメンに流れていってしまうから
働く気力なんて起きるはずが無いよね!

本書ではモテナイ事から来る鬱な感情が凝り固まると喪闘気となり猟奇犯罪などに走ってしまうので
それを2次元の自分にとって本当に都合の良い萌え(必ずしもキャラクターである理由や2次元である必要もない)
に変換することで上手く喪闘気を逃がしてやろうという。

人類全てが2次元の世界に理想的な彼氏・彼女を想像(創造か?)して、萌えるようになれば戦争すらなくなる
というのはその通りだとは思うのですが、世界全体が士郎正宗作品における日本のような世界になってしまう気がします。
(国家としての機能が存在せず、企業体としての機能のみが残っている状態ってのがある作品内の
欄外で書かれていた記憶が。顔の見えない無個性な製造集団に感じたので)

3次元世界での五感のうち触覚のみが弱点としていて、将来的に触覚スーツなどで対応可能としていますが、
(現実の科学の進歩の方向的にはそんなものより脳に直接ジャックINで解決しそうですが)
全ての人が2次元の萌えに依存することで他人との干渉を拒絶するようになってしまうと
竹熊健太郎氏などが指摘していますが、
この状態が突き進めば子孫が残せなくなるってことの方が問題だと思います。
それはつきつめれば萌えの世界も縮小していってしまう事態になるわけで・・・

子孫保存という本能的な部分は無視してはいけないような気がします。

ネタの部分を省いた文章でも十分通用するような気がするんですが、インタビューによると編集の意向だったようですね。

あとがきがまた強烈で
いきなり読むと我々ダメオタは簡単に洗脳されてしまうので、カウンター批評的なこの文章を読んで
頭を冷やしてから読むと良いかも?

|

« 自衛隊最強の兵器 | トップページ | 新番ネタ »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

本読んではいませんが、人口は増え続けているし、電波受信可能チップを60億個無料ナノカプセル配布してLain体制をしかない限り大丈夫なんじゃないかな(子孫)。飢えや病気でばんばん死ぬ地区は萌えとかいってられないと思うし、萌えで先進国10個くらい滅びても地球史的には問題ないでしょう。

でも個人的には中国の萌え市場はどうなっているのか気になるなあ。10億人も祈ればKey(http://pierrot.jp/title/key/)だって・・・(Key、アニメでひくとAir作っているKeyにいってしまうのがちょっと悲しい)

人類があと1000人くらいになって全員電子ドラッグに浸って生きているっていう設定のゲーム(RPG)を昔考えたけど、設定だけで終わってしまったなあ。0人になったらAIと機械達で地球の環境再生をして1000年ぐらいたったら遺伝子から人類を再構成するっていう、まあメガゾーン系的話だったんだけど。PCはたまたま受信機が壊れて、荒廃した世界を受信機が直るまでさまようシナリオ。一定時間受信しないでいるとどんどん精神力が低下していきます。最後はやっぱり萌欠脳死?

それよりも問題は、アニメもゲームも増えすぎて、いまごろどうしているかなあ、元気にしているかなあと考えなければならないキャラが増加しすぎていることにある気がします。再視聴時間や、再計算(脳内でお話したりする)時間がたりません。再計算のために増脳するのは正しい方向なのでしょうか?

鍛えれば触覚も脳内シミュレートできると思うけど、まあ限界は確かにありますね、面倒だし。

投稿: harada | 2005.09.04 01:16

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/26541/5630025

この記事へのトラックバック一覧です: 電波男:

« 自衛隊最強の兵器 | トップページ | 新番ネタ »