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「03-04年度冬季・エクスプロイテーション・サイバーパンクアニメ総括」(ネタばれ注意!!)

 なんかネタを温めてる内に、すっかり腐ってしまいました(爆)
でもまあオーナー不在ということで、ちょっと穴埋めに…。

<< 皆様はエクスプロイテーションという言葉をご存知でしょうか。「一山当てる」といったちょっと
ネガティブなニュアンスを持った言葉ですが、映画業界などでは「ヒット作に便乗する」「ぱくる」
といった場合に主に用いられているということです。で、本年度上半期の最大に期待作といえば、
誰がなんと言おうが押井守監督のイノセンスでした。というわけで、今までサイバーパンクなんか
には見向きもしなかった人々が、次々とこの業界に参入してきたわけです。お蔭様で、いつどの
チャンネルを回しても、美少女が拳銃を振り回す近未来ポリスアクションばかりがあふれ返るあり様
となったのでした(ほんの少し、誇張した表現が含まれています)。さて実際に公開されたイノセンス
のボロクソの興行収益と共に、これらがどのような結末を迎えたか述べて見たいと思います。

「攻殻機動隊スタンドアローンコンプレックス」:本家なので、コメントは差し控えさせていただき
ます。(視聴率??%。しかし、確かにこの中では一番マシです)

「バーンナップスクランブル」:ポリスアクションであることを考えると、最も攻殻(原作版)に近い
コンセプトの作品か。つまり最もパクリ度合いが大きいということ。軽いタッチのキャラと動かない
絵で、かなり安っぽい印象を受ける。これぞ“パクリ”の王道という感じ。内容は、美少女4人を
「格闘」「拳銃」「超能力」「アンドロイド」の属性に割り振り、強化服を着込んで悪党と戦う話。
・・・のはずがギャグに走ってしまう帰来が強く、ほとんどまともに事件を解決した印象がない。
しかし最終回間際に、実は真の敵は自分が属する警察の上層部とさらにその上の権力や
財力を持った人達で、ラスボスが直属の上司という所は、流石に製作サイドも"パンク”という
言葉の意味は知っていたな、という感じか。だからといってそれほど盛り上がった印象も無いん
ですが。

「光と水のダフネ」:海洋庁が幅を利かせ、カムチャッカがやけに住みやすそうな近未来の日本の物語。
普通のサイバーパンクとはちょっと違った独自の設定が魅力的ですが、当然のようにストーリーには
全く絡んでくることもなく(泣)、ただ単に美少女が水着でいることの言い訳にしかなっていない
のが残念。これもほとんどギャグ路線なので、まともに仕事をこなしている印象は皆無。
主人公はトラブルシュートチームの一員で、美少女を「役立たず(当然主役)」
「格闘」「拳銃」「情報」「メカニック」の属性に割り振り、みんなで“水着アクション”をします。
最終回間際に取って付けたように、記憶喪失の主人公の謎解きが始まりますが、雰囲気が暗くなって
しまったのは、逆効果のよう気も。でもおじいさんの正体には、ちょっとびっくり。

「MEZZO」:こちらもトラブルシュートチームの話。"特別出演”といいながら単なるレギュラー
としか思えない、広川太一郎の駄洒落しか耳に残らないのが難点。主人公の美少女は一人で、当然全
戦闘を取り仕切る「最強」属性です。最初の一話は容赦なく止めを刺したり(つまり殺すこと)して
プロ意識の高さを感じさせてくれましたが、二話目で早くもプロにあるまじき行為取りまくりで、
これもまたすっかりただのギャグアニメとなってしまったのでした。けっこう期待してたんだけど
なあ。まあ話は最初から脈絡無かったんで、仕方ないか。

「ギルガメッシュ」:これがイノセンスの影響で作られたのかは微妙なような気もしますが、まあ
サイバーパンクの枠には入れても良いでしょう。少なくともパンクの度合いでは、今回
取り上げたものの中でダントツです。原作は石ノ森正太郎。…昔読んだはずなんですが、こんな話
だったっけ?。構成の薩川昭夫は「エヴァンゲリオン」の設定をした人物。それっぽいでしょ(笑)。
この作品を見ると、エヴァがどういう過程を経て作られたのかも分かり、非常に興味深いですね。
謎がばらまくだけばらまかれますが、全然収束していかないのもエヴァとおんなじ。まあ作画と演出の
センスは段違いですが。やっぱ庵野監督と榎戸先生がいないと、エヴァにはならないということ
しょう。だからって、ここまで話題にならなくて良いものなのか???。まあ意味不明なうえに
面白くないので仕方ないか。でも最終回は薩川昭夫が書いてない(投げ出した??)ので、
超分かり易いです。…こんなオチなら、投げっぱなしのほうがましだったような気も…

「幻影闘士バストフレモン」:内容は、昨期のサイバーパンク系には珍しく、ネットワークゲームの
お話。といってもゲームを作った本人が「俺はこんなプログラムを組んでいない!!」とか絶叫
しながらゲームの中に隠された謎を解く、という心の底から意味不明の内容なので、気にすることは
ありません。もちろん、言わずと知れた韓国製アニメ。韓国アニメファンの筆者としては、
絶対に外せない逸品です。日本と比べて20年前以下の作画レベル、どこかで見たようなキャラ
&メカデザイン、意味不明の脚本と、抑えるべき所は全て抑えています(笑)。粗筋だけでも
仰け反るような話で百行位色々書けちゃうんですが、多分皆様ついてこれないと思うんで…。
ただ言えるのは、第一話を見ただけで最終回まで透けて見えちゃうような話なのに、そしてそのまま
作れば普通に“つまらない話”で終われるのに、どこをどう捻じ曲げるとあそこまで“訳の分から
ない話”になってしまうのか、本当に韓国の人の考えることは謎です。最後に一つ、タイトルにある“バストフ”
とは“恐れること無かれ”という言葉の頭文字らしいので、このアニメのタイトルは“レモンを
恐れるな”ということになると思うのですが、実際にこのアニメを見た全ての人にとっては、
「ふざけんな!!」としか言いようがありませんね。ちゃんとタイトルとの整合性くらいは考えて
おいて欲しいものです。だから韓国製アニメは止められないんだけど♪(視聴率3%。なんで
こんなもんがこんなに視聴率高いんだよ~。日本で俺しか見てないと思っていたのに…)

「エコエコアザラク眼」:これのみ実写版。基本的にオカルトなのでサイバーパンクとはほとんど
無関係だと思われるかもしれませんが、近未来だしとてもパンクな話なんで。そしてなにより、
「Lain」の原作者の作品なので、それっぽい所もかなりあります。
「Lain」も最後はオカルトだったんで、似たようなもんです(本当か?)。「魔方陣描くなら、
鋼の錬金術師なんじゃない?」なんて言っちゃダメ(笑)。ラストがどうなったかさっぱり分からない
のは、小中千秋作品のお約束なので、それも言っちゃダメ。つーか、なんにも訳わかんないんですが。
…最近この手の特撮にもかわいい女の子が出てくれるようになったねえ。以上!!。>>

あれ?ガンスリンガーガールもアヴェンジャーも抜けてる(笑)。今ならガンツ、アムドライバー、
爆裂天使、KURAU、etcも対象になるのかな?。いまでもサイバーパンクの尻尾を引きずった
作品はいっぱいやってるよね。でも成功例はあるんでしょうか?。

ではまた明日。

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