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ウルトラQ dark fantasy レンズ越しの恋

さて「ウルトラQ dark fantasy」第十九話「レンズ越しの恋」の感想である。

(以下、ネタバレ感想)

 なんていうのか、イイ話ではある。
 話としては、小粒ながらも綺麗にまとまっているし。

 カメラが過去を映し出し、しかも双方向で会話まで出来てしまうのは、まあ良いだろう。
 カメラが恋をするというのは、モノに魂が宿るという、いかにも日本的アニミズムというのも、まあわかりやすくて良い。
 しかし、ここで一点疑問なのが、過去の少女と、現在の祖母、静枝の関係である。
 ラストで過去の少女=静枝と判明したが、しかし、それならば何故、静枝は少女の写真の正体を孫に話さなかったのだろうか?
 もし、あの時正直に話していれば、孫はタイムパラドックス云々で悩まなかった筈だ。
 逆に自らの存在を守るために、積極的に疎開を薦めていた筈ではないか?

 いやこれは人間心理が判っていない。

 あの少女が祖母だと判った場合、孫、忠の立場としてはどうだろう?

 「現在の静枝の姿を知っているし、近親相姦くさいので、もう逢いたくない」

 「どうせ生きているんだから、消息などどうでもいい」

 そう考えないだろうか?

 逆に少女が静枝ではない、と判ったから、その後の消息が気になり、その結果東京大空襲のことを調べ、そこで死んだのでは、という結論に達したのではないか?
 つまり、あの婆さんは孫、忠に嘘を教えることにより、結果的に自ら(と孫)の命を守ったのだ。
 うーむ老獪だ。
 海千山千の老婆にとって孫の純情を手玉に取り、自らの望む方向に誘導するのはたやすいのだろうか。

 いやいや、それは穿ち過ぎかもしれない。

 結局、静枝にとって祖父と間違えたとはいえ、あの思い出は純粋な恋の思い出だったのだろう。
 だから忠に対しても、きっと打算もなにもなく純粋に自分を守りたいという気持ちで疎開を薦めて欲しかったのだ。
 自分は老い先短いから、きっとここで死んだとしても、あるいは戦時中に死んだとしても、同じと思って賭にでたのかもしれない。
 でもきっとタイムパラドックス云々なんて知らなかったんだろから、戦時中に自分が死んだら、息子はおろか孫までうまれないってことに頭が回らなかったんだろう。
 
 つーかその場合は、自分のロマンチックの為に、孫の命まで危険にさらしていますが?

 今回は書くことが余り無いので、このくらい。

 ではまた来週。

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