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「忘却の旋律」(第九・十・十一話)感想文(ネタばれ注意!!)

「糸とミノタウロス」という、榎戸先生的にはあまりにも見え見えの隠喩から始まったこの作品。何か釈然としない思いをず~っと感じていたのですが。第四章に入ってようやくダブルミーニングの残りに辿り着けた気がします。これって「干支」なのでは?。最初が「ウシ」、白夜岬が「ニワトリ」、鼠講谷が「ネズミ」、そして猿人湾が「サル」…。果たして月の数字が重要なのか、方角が肝要なのか、今のところ判断できませんが。…って言うか、気づくの遅すぎ?

 まあ「ひよこ」「ビーバー」「やまねこ」と、モンスターユニオンのメンバーの名前にもきっちり迷彩をかけられているので、多分(逆説的な意味で)干支で正解だとは思うんですが。無理に意味付けすれば、モンスターは欧米人だからギリシャ神話に想を得ており、モンスターユニオンは日本人なので干支をベースに…って話になるんだろうけど、まだ弱い気がしますよね。もう一ひねりはあるんだろうなあ。問題は種明かし前に、その内容に気がつけるかなんだけど。

<第九話>
 榎戸作品では超珍しい主人公の特訓シーンから始まるこの話。で、いきなり核心なんですが、“人間が「猿人」になってしまう”という台詞が連呼されるんですが、これは人間の心を動力として宇宙要塞が動いているということ、つまり「猿人→エンジン」なのではないかと推察されます。もしかして宇宙要塞の武器は、Vガンダムに出てきたエンジェルハイロウみたいなもんじゃないか、と嫌な予感がするんですが…。

 細かい所を。「世の中の負け組みの奴らは、自分たちのことを戦士とか名乗って、ただかっこつけてるだけだ」「戦士は他人の評価なんかどうでもいい(後略)」ってのもそうとう含蓄がありますね。要は学生運動とかやっている連中のことを言っているんだろうけど、榎戸先生は、どちらの立場でこの本を書いたのか…。そして始まる駄洒落の嵐!。猿人湾・エンジン1(ワン)・サルベージ・豊臣秀吉ネタ、見ざる聞かざる言わざる、猿芝居、モンキーレンチ、消し去る、私は去る、去るものは追わずと、ひたすら“サル”が乱れ飛びます(笑)。

<第十話>
 突然、宇宙要塞とか出てきて、びっくりしちゃう回(笑)。でも「少年王(小説版)」も、最初はウテナもどきの学園サスペンスだったのが、あれよあれよという間に「少年王とは、宇宙帝国の支配者のことなのだ~!!」という驚愕の展開と共に幕を下ろす(笑)物語だったので、僕の心は準備万端。まあ榎戸先生自身が、「SFは、フィリップKディックとプリンプリン物語しか知らない」と豪語する方なので、案外瑣末な問題なのかもしれません。それはそれとして、宇宙要塞ミトラノームが33の宇宙船でできているということには、果たしてどんな意味があるのでしょう?。なんかあんまり意味がなさそうな気も…。

<第十一話>
 多分全編を通して最重要人物になるだろう、ドクターV(の映像)登場。この人がこの物語の謎を一身に背負っているはず。つなぎじいさんも、このままでは終わらないでしょう。それはそれとして、ラストシーンで、ボッカたちを見つめる「あることないことオウム」。ボッカたちの動きは、モンスターたちに筒抜けじゃん。

 細かい所を。しかし猿人と思われる人達が、エンジン1(ワン)の中で、紀元前の船のエンジンみたいな物をぐるぐる回しているのにはびっくり。もしかしてエンジン1は人力で動いているのでしょうか。これが本気だったら、かなりシュールなんですが(笑)。いかにSFをほとんど読んだことのない榎戸先生でも、さすがにあんまりですよね(自爆)。

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