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ウルトラQ dark fantasy あなた誰ですか?

さて「ウルトラQ dark fantasy」第三話「あなた誰ですか?」の感想である。

(以下、ネタバレ感想)

 またSFとしてはスタンダードな話が出てきたな。というのが第三話視聴後の正直な感想である。
 今認識している世界は脳が認識しているただの情報である。或いは、設定の異なる世界を頻繁に行き来し、どれが「現実」であるか判らなくなる。そういう類の話である。
 今居る世界は幻である、という設定で近年一番有名なのは「マトリックス」であろう。
 因みにこの手の話の歴史は結構古く、小説ではフィリップ・K・ディックは最も有名だろうし、日本では神林長平が結構この手の話を書いている。更に言うと哲学においてデカルトが結構しっかりと言及しているので、17世紀から考えられていた命題でもある。いや古いね。

 と、蘊蓄(うんちく)垂れていてもしょうがない。1~3話まで観ると新「ウルトラQ」は特撮ドラマのスタンダードを目指しているのではないか、と印象を受ける。「どっかで観たことのある話」が続き、それが不満な人も(特に2chでは)多いようだ。しかしまあ初心者というのは常にいるわけで、そういった人にはこれらの話でも新鮮に観ることができるだろう。目の肥えた人には、21世紀に撮られる新しい特撮や、洗練られたシナリオで甦ったスタンダードなドラマとして観れば良いのである。

 さて、今回の話は殆どが精神世界の話なのでコレといったものはない。
 が、それも悔しいのでいつもの様にツッコミ形式で、今回の話を考えてみよう。

 Q1.結局、どれが真実だったのか。
 A1.あの山崎の脳が研究室にある世界が真実だろう。
    ややメタ的だが、ウルトラQ dark fantasyのキーパーソンである
    坂本剛一と楠木涼が、そのシーンにしか出てきていない事が
    その理由である。

 Q2.研究室の山崎の脳は、外界を認識できていたのか?
 A2.あの脳にはカメラやマイクが取り付けられていて、それが視覚、
    聴覚の代わりをしていたのだろう。
    しかし呼吸停止からくる酸素欠乏により脳には致命的なダメー
    ジを受けており、正常な機能を果たせないでいるのだ。
    よって自分が研究室にある特別な装置に脳だけの存在である、
    という現実については認識はできないが、周囲の刺激、例えば
    研究員の顔や、音楽や朗読の内容、その他の小物を情報を部
    分的に拾い出しては自分の夢の中で再構成しているのだろう。

 Q3.小学生の永井達3人が、そのまま研究員になっているのか?
 A3.確証はないが、おそらく違う。
    山崎の夢の中に出てくる幼馴染の成長した姿のキャスティング
    として、周囲に見える研究員の容姿を、都合よく当て嵌めてい
    っただけだろう。
    もっと言ってしまえば、夢の中に出てくる家は恐らく山崎の生
    家であり、中年になった山崎は彼の父親の姿ではないか。
    また山崎が外を出歩くときその風景は、生前の山崎少年が知っ
    ていた25年前そのままであろう。その証拠に外を出歩いても、
    携帯電話など最近になって出てきたようなデジタル家電は殆ど
    登場しない。夢に出てきたこの25年間に登場したアイテムと
    いえば、デジタル時計と、ラジカセくらいだろうが、これらは研究
    室にあったものである。

 ・・・うーむ。
 検証してみて判ったが、今回はツッコムどころか、細部における映像作りのこだわりを見たみたいで、逆に関心してしまった。
 特撮は今回の話は極端に少ないが、それを補うかの様にディテールには苦労しているようだ。
 ま、山崎家にあったインターフォンや電気ポット、電子ジャー、あと服装が今風なのはご愛嬌ということで(細か過ぎ)

 ではまた来週。

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